先日、母校松山大学の90周年の記念式典に出席した。
早いもので卒業してから40年余りになる。
同窓会のお世話をさせていただいている関係で、大学とのご縁は続いている。
私たちの頃は松山商科大学という学名で、西日本を中心に県外の学生も多かった。
同窓の先輩方は優秀な方が多く、銀行や、マスコミなど愛媛の主要企業の幹部の大半は先輩方で占めていた。
県外の学生は4畳半一間の風呂なしの下宿が定番で、夜を徹して麻雀で遊んだことも懐かしい思い出である。
松山大学に変わって新しく作られた校歌に多少馴染んではきたものの、昔の校歌を聞くと、未だに胸の高まりを感じる。
当時は学生運動が華やかな頃で、立て看板を背にヘルメット姿の学生たちが、
マイク片手にアジ演説をする姿を毎日のように見かけた。
今の学生には想像もできないと思うが、バリケードが張られ機動隊が突入するという事件もあった。
勉強しかり、クラブ活動しかり、何一つ自慢できることのない大学生活ではあったが、
いろいろな出会いや多くの友人とのさまざまな交流や思い出が凝縮された4年間でもあった。
今の私にとってそのことが何よりの財産である。