つい最近まで、引出しの中にずいぶん前に処方された胃薬や便通の薬、風邪薬などが詰まっていた。
 本当はいけないのだろうけど、調子が悪い時などにそれらを引っ張り出してよく飲んだ。
 最近ではそんな薬とも、トンと縁がなくなり、みんな捨ててしまった。
 もう15、6年前の話になるが、近所の胃腸クリニックで初めてバリウム検査をすることになった。  友人にそのことを話すと「最近は食事をしていっても大丈夫。病院がちゃんとしてくれるから」という話を鵜呑みにし、朝ごはんのおかわりまでして検査を受けた。
 検査が始まって、「あらっ　何か食べてますか？」と言われた時には後の祭りだった。
 当然のことながら検査どころではなく、身体の中で内容物がバリウムで固まってしまった。
 前代未聞の珍事で、先生もさぞ驚かれたことと思う。
健康な状態で病院に行き、体調を崩しひと月余り病院通いをした。
 私をからかったりするような友人ではないので、きっとわたしの勘違いだったのだろう。
 結局友人には、そのことを言わずじまいだった。
それ以来バリウム検査ではなく、胃カメラや大腸ファイバーの検査にした。
 いつも胃はきれいと褒めていただくが、大腸ファイバーではポリープのできやすい体質とのことで、検査のたびに1、2個のポリープが見つかっていた。
 仕事柄ストレスとは縁の切れない生活をしているが、ここ3回の検査では日頃の生活習慣がよかったのか、ポリープは見つかっていない。

 皆さん。早寝早起き、快食、快眠、快便は健康の源です。
 ストレスは極力ためず　バランスのとれた生活習慣を心掛けてみてください。