H24.3

 猛威をふるったインフルエンザがやっと峠を越した。
今年は少し遅いようだが、まもなく花粉症の季節もやってくる。
 先月は、インフルエンザの患者が倍々ゲームで日本列島に蔓延し、県内でも多くの小中高校で学級閉鎖をした。
 15年余り前、友人のお子さんがインフルエンザで急死をしたことがあって、大変なショックを受けたことがある。
バスケットボール部に所属する元気な中学生だった。
それ以来、インフルエンザには特別な思いがあり、毎年ワクチン注射を欠かしたことがない。
 10年余り前、ワクチン接種をしていたにもかかわらず、インフルエンザに罹ったことがあった。
頭に氷枕、足には炬燵、蒲団や毛布を何枚も重ねてみたが、唇がガタガタとなり、寒さで震えが止まらなかった。
高熱を経験したことのない私にとって、40度の熱は本当にきつかった。
 半月ほど前、東京の出張から帰った翌日、身体にだるさを感じ体温を計ってみると38度5分の熱があった。
 インフルエンザに臆病な私は、すぐにかかりつけ医に飛んで行き、検査の結果A香港型と判明した。
 イナビルという薬を処方され、その場で吸入した。ワクチン注射がよかったのか、早めの対応が功を奏したのか、インフルエンザの症状はほとんど出なかった。 暫くはウイルスの感染力があるということで、家内と家庭内別居し、3日間のんびりと安静にした。
それにしても、一緒に上京していた議員仲間に感染しなかったのが不幸中の幸いである。
 こまめな手洗い、うがい、人ごみの中でのマスクの着用などが予防策と言われているが、人に講釈をたれる前に、「ワクチンを過信せず、これらをしっかりと励行しなければならない」と反省しきりである。


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