H23.8

 今年の梅雨明けは平年より10日も早かった。
 明けた途端、連日30度を超す真夏日が続き、8月生まれで、夏男と自負している私も、この暑さには少々閉口している。

 私が今の所に引っ越してきた30年近く前は、ご近所のどの家にも、年の差はあれ、子供がいて賑やかで、それなりに活気があった。
 特に我が家の子供は、一番幼く、まだおむつが取れていなかった。
 泣き声や騒ぎ声で、さぞご迷惑をおかけしたことと思う。
 それから月日が流れ、子供たちは成長し、ご近所のお子さんたちも、それぞれの家から巣立っていった。
 そんな中、嬉しいことに、道路を挟んだ前の家に、ご両親、若夫婦、小学生二人が住んでいる。
 子供たちの兄弟げんかや、はしゃぐ声が窓越しに聞こえてくることがある。
 今となっては懐かしく、貴重にさえ感じる。
 少子高齢化と言われるようになって久しいが、この地域でも身をもって感じる。
 みんなが知恵を出し合って、様々な世代の人たちが、共に暮らせるような温かいまちづくりに努めたいものである。

 何よりももっと身をもって感じること。
 他人ごとだと思っていた還暦もあっという間だった。
 心して暮さねば・・・・・・


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