敬老月間を迎え、高齢者のための様々な行事が開催されている。
総人口が減少する中で、高齢化率は上昇の一途である。
65歳以上の人口が23.1%となり、あと数年で4人に1人が高齢者となる。
私もまだまだ若いつもりでいるが、あと3年余りで高齢者の仲間入りだ。
松山市では100歳を超える高齢者が8月現在で299人。
その内女性が、何と266人、男性が33人である。
実に89%の方が女性だ。全国でも87%と圧倒的な女性上位である。
男は太く短く、女性は細く長く、元気なのはやはり女性である。
自然の摂理と言うか、世の中はその
おかげでうまく回っているのかもしれない。
ご招待をいただいた敬老会でも、押し並べて女性の方が元気である。
敬老会では、いつも皆さんと話をよくさせていただく。
どちらかと言えば女性のほうが気も若いし、おしゃれである。
あるご婦人は、息子さんと私が、年格好も顔も、背の高さもよく似ているということで親しく話かけてくれた。
話の途中で、あなたのお母さんはお元気なの?と聞かれた。
亡くなったことを告げると、バッグから筆ペンと白い紙を取り出し、次のようにしたためてくれた。
遠くても 心はいつも 母のそば。
母を思う気持ちはいつの世も同じ。しみじみ納得した。