神経ブロックとは

神経ブロックには大きく分けて3つのブロックがあります。

1つは、運動神経ブロックです。
顔面けいれんやしゃっくりのように筋肉がけいれんしている状態の時に、その原因神経をブロックすることで筋肉のけいれんを止めます。

2つ目は、知覚神経ブロックです。
人は指に怪我をするとずきずきした痛みを感じますが、これは皮膚の損傷により【痛みの受容器】が刺激され、知覚神経、脊髄を経て大脳の知覚領野が刺激されることでおこります。知覚神経ブロックはその痛みの伝導経路をどこかで遮断する方法です。

3つ目は、交感神経ブロックです。
交感神経の緊張は血管の収縮をきたし、筋肉や関節などの血流障害の原因になるだけでなく、めまいや耳鳴りなどの自律神経失調症の原因にもなります。交感神経ブロックにより組織の血流は改善され、自律神経失調症の症状も軽くなります。

麻酔科では、この3種類の神経ブロックを組み合わせて、【痛み】を主体とした身体のいろいろな症状に対処していきます。

たぼ麻酔科クリニック