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啓林館『数学2年』p144
袋の中から赤玉を取り出すときの確率



越智鈴穂(TOSS中学:JHS坊ちゃん)

啓林館『数学2年』p144。袋の中から赤玉1個を取り出すときの確率を求める問題。解き方は教科書に書かれてあるので、「次に何をするのですか」と発問することで、教科書を先読みさせていく。


1.教科書の例示問題

指示1 教科書の144ページを開けなさい。いろいろなことがらについて、確率を求めてみよう。例題1、読みます。さん、はい。

「赤玉4個、白玉2個、青玉3個が入っている袋から玉を1個取り出すとき、赤玉が出る確率」

発問1 何を求める問題ですか。

「赤玉が出る確率です」

発問2 赤玉はいくつ入っているのですか。白玉は?青玉は?

発問しながら、赤玉、白玉、青玉の絵を板書する。

さらに、(ア)、(イ)、(ウ)と縦に番号を振る。

発問3 玉の取り出し方は、全部で何通りあるのですか。

「9通りです」

指示4 「(ア)玉の取り出し方は全部で9通り」とノートに書きなさい。

発問4 次に何を考えるのですか。

「同様に確からしいです」

指示6 念のため、(イ)をもう1度読みます。さん、はい。

「どの玉の取り出し方も、同様に確からしい」

指示7 「(イ)同様に確からしい」とノートに書きなさい。

発問5 次に何をするのですか。

「赤玉が出る場合を考えます」

指示8 (ウ)赤玉がが出る場合は何通りかノートに書きなさい。

発問6 次に何をするのですか。

「確率を求めます」

指示7 確率を求めなさい。

(板書)  (ア)玉の取り出し方は全部で9通り

       (イ)同様に確からしい
       (ウ)赤玉が出る場合は、4通り

       確率 4/9

2.教科書の練習問題を例題と同じやり方で解かせる

指示8 練習をします。144ぺージの1番。例題とそっくりそのまま同じやり方でやりなさい。できたら、ノートを持ってきなさい。

早くできた生徒には板書させる。また、時間調整のためのおまけ問題を黒板に書いておく。

問題例 1.青玉が出ない確率を求めなさい。                                    2.黒玉が出る確率を求めなさい。


3.必ず起こることの確率と決して起こらないことがらの確率を求める

指示9 13行目を押さえなさい。読みます。起こる場合が、さん、さん、はい。

「起こる場合が全部でn通りあり、そのうち、Aの起こる場合がa通りであるとすると、このとき、aの値の範囲は、0≦a≦nである。だから、Aの起こる確率p=a/nは、次の範囲にある。0≦p≦1。特に必ず起こることがらの確率pは1である。また、けっして起こらないことがらの確率pは0である。

発問7 確率はどんな範囲にあるのですか。

発問8 必ず起こることがらの確率はどう表すのですか。

発問9 決して起こらないことがらの確率はどう表すのですか。

指示10 問題2番をやります。暗算で解きなさい。答えは本に書き込みなさい。

指示11 書けた人、問題から読みます。さん、はい。

時間調整のため、問題を読ませる。

発問10 (1)赤玉が出る確率は何ですか。みんなで、さん、はい。

発問11 (2)青玉が出る確率は何ですか。さん、はい。

 

4.数学スキル88ぺージで仕上げる



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