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越智鈴穂(TOSS中学:JHS坊ちゃん)
啓林館『数学2年』p143。1つのさいころを投げるときの確率を求める問題。教科書の考え方を繰り返し読ませることで、説明しないで理解させる。
1.教科書の例示問題
指示1 教科書の143ページを開けなさい。§3、確率の求め方、問。読みます。さん、はい。
「1つのさいころを投げるとき、1の目が出る確率は、どうなるでしょう」
発問1 何を求めるのですか。
「1の目が出る確率です」
指示2 続きを読みます。上の問で。さん、はい。
5行目から14行目まで読ませる。
発問1 さいころを1つ投げるとき、どんな目の出方がありますか。
「1,2,3,4,5,6です」
発問2 何通りあるのですか。
「6通りです」
指示3 「(ア)1,2,3,4,5,6の6通り」とノートに書きなさい。
発問3 このさいころは、特に1の目がよく出るさいころですか。2の目がよく出るのですか。
発問4 どの目が出ることも、同じ程度に期待されることを何というのですか。
「同様に確からしいです」
指示4 念のため、(イ)をもう1度読みましょう。さん、はい。
「どの目が出ることも、同じ程度に期待される。つまり、同様に確からしいと考える」
指示5 「(イ)同様に確からしい」とノートに書きなさい。
発問5 次に何をするのですか。
「1の目が出る場合を考えます」「1の目が出る場合は1通りとかきます」
指示6 「(ウ)1の目が出る場合は、1通り」とノートに書きなさい。
発問6 確率はいくらですか。
指示7 確率1/6とかきなさい。
(板書) (ア)1,2,3,4,5,6の6通り
(イ)同様に確からしい
(ウ)1の目が出る場合は、1通り
確率 1/6
2.先生問題で練習する
指示8 先生問題です。ノートに写して、例題とそっくりそのまま同じやり方でやりなさい。できたら、ノートを持ってきなさい。
先生問題の1番にどんな問題を持ってくるか。
「さいころを1つなげるとき、1.偶数の目が出る確率を求めなさい」としたところ、JHS関西例会で井上好文氏からご指導をいただいた。「先生問題がジャンプしすぎ!」
問題例1 さいころを1つなげるとき、2の目が出る確率を求めなさい。
1の目が出る確率が 1/6だったので、2の目が出る確率は2/6と考える生徒が必ずいる。
問題例2 偶数の目が出る確率を求めなさい。4以下の目が出る確率を求めなさい。