(C)インターネットランド>中学校>1年生>教科>式の計算>累乗
『数学1年』啓林館、p44。累乗。累乗の計算は、慣れるまで補助計算をきちんと書かせる。
1.教科書を読ませ説明しないで指数を教える
指示1 教科書の44ページを開けなさい。同じ数の積。いくつかの、さん、はい。
1行目から7行目までを読ませる。
指示2 ノートに、5×5と書きなさい。
5×5= と板書する。
指示3 続きを書きなさい。
指示4 読みます。さん、はい。
「5の2乗です」
指示5 別の読み方で、さん、はい。
「5の平方です」
指示6 右上の2を赤で囲みなさい。
発問1 右上の2は何を表していますか。
「2回かけるということです」 「かけあわす数の個数です」
発問2 右上の数のことを何と言いますか。
「指数です」
同様に5×5×5の場合をテンポよく聞いていく。
指示7 黄色の枠の中をそっくりそのままノートに写しなさい。
2.練習問題5番の(1)を例示問題で扱う
練習問題5番のように、例示問題がない場合は、(1)を例示問題として扱い、残りの問題を練習問題として扱う。
指示8 42 (4の2乗)と書きなさい。
42と板書する。
発問3 何かける何ですか
「4×4です」
指示9 その通り。計算して答えを書きなさい。書けた人、さん、はい。
「16です」
(板書) 42
=4×4
=16
指示10 5番の(2)、(3)をノートに解きなさい。 できたらノートを持ってきなさい。
速くできた生徒に板書させる。
3.例題3はえんぴつ君の言葉に注目させる
指示11 (−2)4 と書きなさい。
指示12 ×の記号を使って書き直しなさい。
「(−2)×(−2)×(−2)×(−2)です」
発問5 答えの符号は何ですか。
「+です」
指示13 (=と板書して)続きを書きなさい。答えをみんなで、さん、はい。
「16です」
指示14 −24と書きなさい。
「書けました」
指示15 −を指で隠しなさい。これを×の記号を使って表すとどんな式になりますか。
「2×2×2×2です」
説明1 2の4乗に負の符号がついているのですね。 −をつけておきます。
指示16 続きを計算しなさい。
指示17 えんぴつ君の言葉を一緒に読みます。さん、 はい。
「(−2)4 と−24は違うんだね」
練習問題6番の(1)と(2)をする。途中の式も丁寧に書かせる。
4.例題4は補助計算を書かせる
指示18 問題を写しなさい。
指示19 ノートの右側に、“補”(補助計算)と書きなさい。−23 と書きます。
ノートは縦を半分に折り、折り目の左に例題とその解、右に補助計算を書かせる。
「途中の式も書いて計算しなさい」
指示20 その下に、(−3)2 の値も計算させる。
(ノートの左半分) (右半分)
例4 補
(−23)÷(−3)2 −23
=(−8)÷9 =−(2×2×2)
=−8/9 =−8
(−3)2
=(−3)×(−3)
=9
左にもどり、続きの計算をさせる。
練習問題6番の(3)と(4)をする。補助計算も書かせる。
速くできた生徒に板書させる。
続いて、練習問題7番をする。
《参 考》 『向山型数学教え方事典1年』(明治図書),p○一戸佐登史氏論文