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啓林館『数学1年』p83 例題2
かっこのある方程式の解き方



越智鈴穂(TOSS中学/JHS坊ちゃん)

啓林館『数学1年』p83。例題2。かっこのある方程式 7(χ−5)=9χ+1 の解き方。分配法則を使ってかっこをはずさせると一次方程式の基本型になる。前時に学習した移項を「次に何をするのですか。」とシンプルに発問し、定着させる。


1.p83 例題2

指示1 83ページ、例題2。さん、はい。

「次の方程式を解きなさい。7(χ−5)=9χ+1。」

指示2 7(χ−5)=9χ+1 と、ノートに書きなさい。

発問1 はじめに何をしますか。

「かっこをはずします。」

指示3 その通り。かっこをはずした式を書きなさい。

「書けた人で、さん、はい。」「7χ−35=9χ+1」

発問2 次に何をするのですか。

「移項です。」

発問3 何と何を移項しますか。

「−35と9χです。」

指示4 9χを赤で囲みなさい。

指示5 −35を青で囲みなさい。

指示6 移項させた式をかきなさい。

指示7 書けた人で読みます。さん、はい。

「7χ−9χ=1+35 です。」

発問4 次に何をするのですか。

「計算します。」

指示8 その通り。計算した式を書きなさい。

「−2χ=36 です。」 

発問5 次に何をするのですか。

「両辺を−2で割ります。」

指示9 −2で割った式を書きなさい。

指示10 両辺を−2で割って、さん、はい。

「両辺を−2で割って、χ=−18 です。」


2.説明練習

例示問題を1つ解いただけでは、理解できない生徒がたくさんいる。そのため、84ページの4番の練習問題からさらに1問選び、例示問題として扱う。「次に何をするのですか。」という短い発問でテンポ良く進める。説明練習はその後で取り入れる。

指示12 説明練習をします。先生の後について言いなさい。                    7(χ−5)=9χ+1      

「7χ−2=6+3χ」

分配法則を使ってかっこをはずして、「分配法則を使ってかっこをはずして、7χ−35=9χ+1

移項して、「移項して、7χ−9χ=1+35 」

計算して、「計算して、−2χ=36」

両辺を−2で割って、「両辺を−2で割って、χ=−18 です。」

指示13 始めから通して言いなさい。

この後、教室の右半分の人は式を読み、左半分の人は説明の部分を言わせる。何度か交代して練習させる。


3.練習問題

  4番の残りの練習問題をさせる。

指示14 4番の残りの問題をやりなさい。2問解けたらノートを持ってきなさい。

 

 《参 考》西野一葉氏:『向山型数学教え方辞典第1学年』(明治図書),p94、95       

      西野一葉氏:( )を含む方程式,インターネットランド1125119  http://www.tos-land.net/


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