百合で微エロです



































実験失敗、成果上々。
  お題:客室乗務員 洗濯機 空港



有希の部屋に行ったら、有希は読書に夢中で、退屈だったあたしは、有希の許可をもらってお洗濯をしたんです。
ちょっとしかない洗濯物を集めて、洗濯機に入れて、それからごうんごうんっていう洗濯機の音を聞いてたら、なんだか眠くなってきました。
「…んぅ……有希…寝ちゃってもいい…?」
寝ぼけた声で聞いたら、有希は頷いて、自分の膝を指差します。
「…ありがと……」
そこに頭を載せて目を閉じたら、もう眠りに落ちてました。
そうして、不思議な夢を見たんです。
ごうんごうんって音がするのは洗濯機の音かなって思ったら、違いました。
機械の音です。
もっと大きくて、熱量も大きいような。
なんだろうって思って目を開けたら、どこかの仮眠室みたいな場所にいました。
ベッドくらいしかない、小さな部屋です。
「え?」
どうして、と戸惑ってたら、部屋のドアが開きました。
顔を出したのは有希です。
「目が覚めた?」
「有希、ここは……?」
「…寝ぼけてる?」
有希はそう言って首を傾げました。
「長門先輩と呼ぶように言ったでしょう? 朝比奈」
「え……」
「そろそろ時間」
なんだかいつもと違う有希です。
表情も分かりやすいし、声も明るくて、喋り方もなんだかお姉さんっぽくて。
でも、先輩ってどういうこと?
なんで有希があたしを名字で呼び捨てたりするんですか?
仮眠用らしいベッドから出たあたしは、自分が下着しか身につけてないことに気がついて、慌てました。
「なっ、なんでぇ…?」
べそをかきそうになりながら見回しても、服は一着しかありません。
落ち着いた紺色の制服は、有希がさっき着ていたのと同じものです。
「これって……」
なんて言ったらいいんでしたっけ?
でも、とにかくこれを着るしかなさそうです。
あたしは慌ててそれを着て、部屋を飛び出しました。
部屋の外では有希が待っててくれて、あたしを見るなり、
「髪が乱れてる」
と言いながら、手櫛で髪を直してくれました。
「す、すみません」
「服装の乱れは厳禁だということくらいは、いくら研修生とはいえ、あなたも分かっているはず。しっかりして」
「は、はい…」
厳しく言って、有希はあたしに背を向けて歩き出します。
あたしはまだなんだかさっぱり分からないまま、有希を追うしかありません。
これは夢……ですよね。
だって、おかしいもの。
ここはどうやら空港みたいなのに、あたしたちのほかに人の気配がしません。
まるっきり無人って感じ。
なのに、不気味さはないのがかえっておかしくて、現実感のなさがよく分かるんです。
大体、そうでもなかったらありえないもの。
あたしと有希がスチュワーデスさんの格好してるなんて。
「今は客室乗務員と呼ぶの」
たしなめるように有希が言って、足を止めました。
「今日の研修はここで」
そう言って開かれたドアの向こうには、本物の飛行機の中みたいになってました。
「ここは…?」
「シミュレーション専用の研修室」
なるほど、それでこんな風になってるんですね。
感心してると、有希が指導担当の先輩らしくぴしっとして、
「これから、シミュレーションを行う。私をお客様だと思って、きちんと接客すること。分かった?」
「はっ、はいぃ!」
って返事はしたけど、どうしたらいいのかなんてさっぱりです。
分かる訳無いです。
有希はちょっとだけ心配そうにあたしを見たけど、
「お客様は神様だと思って、満足していただけるように努めるのが私たちの仕事」
とだけ言うと、座席のひとつに座って、きちんとシートベルトをしました。
あたしはとにかく何が出来るのか考えようと思って、部屋にあるものを確かめます。
飲み物の乗ったワゴンに、調理機具らしいもの、それからブランケットとか他にも色んなものがあります。
使い方は……うん、なんとか分かりそう。
でも、飛行機なんて乗ったことないし、どうしたらいいのかなって思ってたら、有希が寒そうに腕で自分の体を抱くのが見えました。
だからあたしは、
「どうぞ、これを使ってください」
って、ブランケットを持ってったの。
そしたら有希はあたしを見て、にこって小さく笑ってくれて、
「ありがとう」
って。
夢だからこそって思うとちょっと残念だけど、でも、あたしはすごく嬉しくて、
「よろしければ温かいお飲みものをお持ちしましょうか?」
「……じゃあ、ホットコーヒーをお願いします」
「はい、少々お待ちください」
夢でも、有希のお世話を焼けるのは嬉しくって、あたしはいそいそとコーヒーの用意をして、座席まで運んでいったの。
でも、調子に乗りすぎたのがだめだったのかなぁ?
足元のカーペットに足を取られて、あたしは転んじゃいました。
それも、あああ、どうしよう、有希にコーヒーが……。
「すっ、すみませんすみません!」
あたしは必死に頭を下げました。
有希の冷たい視線が痛いくらいです。
「着替えをちょうだい」
「はいっ、すぐに……」
って、着替えなんてどうしたらいいんでしょうか。
あたしが困ってたら、有希が言いました。
「何をしているの。早く脱いで」
「……えぇぇ!?」
びっくりしすぎて遅れて返事をしたあたしに、有希は言います。
「早く」
「…っ、は…い……」
頷くしかありません。
だって、お客様は神様だし、先輩の言うことは聞かなきゃだめでしょう?
何よりも、あたしが有希に逆らえるはずなんてありません。
だって、有希が好きなんだもの。
こんな夢に見るくらい。
それに、そう、これは夢で、しかも有希と二人きりだから、服を脱ぐのも恥ずかしくありません。
あたしは自分の制服を全部脱いでしまって、下着姿になると、有希にそれを差し出しました。
「これを着てください…」
有希は黙ってそれを受け取ると、その場で着替えを始めました。
コーヒーがかかったからか、薄くだけど赤く染まった素肌が痛々しくて、罪悪感で胸がいっぱいです。
だからあたし、泣きそうな気持ちで、
「お詫びに、あたしに出来ることならなんだってしますから、なんでも言ってください…っ……!」
って、言っちゃったんです。
そうしたら有希は、服のボタンを留めながら、
「なんでも?」
ってあたしを見ます。
「は、はい、なんでも……」
「……じゃあ、あなたは私が脱いでと言ったらここで裸にもなれるの?」
「……なれ、ます」
恥ずかしいけど、でも、有希がそれを望むなら。
「……じゃあ、やってみせて」
宝石より綺麗な瞳があたしを見つめます。
それに写るあたしは、真っ赤な顔をして震えながら、でも、ブラのホックに手を掛け、外します。
ぷるっと胸が震えたのは、有希の前でこうするのを嬉しく思ってしまったからかも。
ドキドキしながら、あたしはショーツに指を掛けて、ゆっくりと引き下ろしました。
それが膝頭を過ぎたところで、
「そこで止めて」
と有希に止められました。
「え……?」
戸惑うあたしに、有希はショーツを指差して、
「見て。……糸を引いてる」
「えっ? あ…、きゃぁ!」
有希の言う通りでした。
あたしの谷間からショーツに、まっすぐにいやらしい糸が引いてます。
「な、んで……?」
恥ずかしくて真っ赤になったあたしがへたり込みそうになるのに、有希は厳しい声で、
「仕事中に興奮していて仕事になるの?」
「す、すみません…!」
「しかも、ほら、」
と言って有希は手をのばし、糸を垂らしている場所に、いきなり指を入れて来ました。
「ひぁっ……!」
これも夢だからだと思うんだけど、いきなりそんな乱暴にされたのに、痛くはなかったの。
でも、気持ちいいことが逆に恥ずかしくて、すみませんって繰り返すあたしに、
「こんなに濡れて」
って言いながら、くちゅくちゅってわざと音を立てるように指を動かします。
「ひっ、あっ…! 許してぇ……!」
「なんでもすると言い出したのはあなた。……丁度いいから、謝罪の代わりに言うことを聞きなさい」
「そ…んな……」
「あなたも、それを望んでいるのではないの?」
と言った有希があたしのことを引き寄せて、荒くなった呼吸に合わせて震える胸の突起を痛いくらいに噛みます。
「いったぁ…い……!」
ぼろっと涙が出ちゃったら、もうそのまま止められません。
泣きじゃくるあたしを抱き寄せて、でも有希は残酷に言うの。
「脚を開いて」
「ふっ…ひ、っく……」
泣きながら、あたしは有希に従います。
脚を開いて有希の膝に乗ると、さっきよりも激しく中を掻き回され、胸を弄ばれます。
痛くて、怖くて、でも気持ちよくて、どうしたらいいのか分からなくなったあたしは、
「有希…、有希、助けてぇ……!」
って泣きました。
そうしたら、不意に目の前が真っ白になった気がして、あたしは気がつくと、元のように有希のひざ枕で眠ってました。
見上げたら、いつも通りの有希がいて、凄くほっとしたけど、でも、あたしがあんな夢を見たのは、有希があたしを放っといたりするからですよね?
だからあたし、
「有希のばかぁ…!」
って、有希に抱き着いたの。
「…みくる?」
「有希が構ってくれないから、変な夢見ちゃったんです。だから、」
「分かった」
あたしが最後まで言うより早く、有希はあたしを床に押し倒してくれました。


「実験は失敗。……でも、成果は上々」