百合でエロです
しかも未来捏造です
気にしない方のみ、どうぞお進みくださいませ


























規定事項

与えられた仕事を終えて、あたしは過去から帰還した。
掛けられていた記憶のロックも解除されて、頭の中もすっかりクリアーになった気分です。
必要な手続きやなんかを全部終らせて、あたしは急いで家に帰りました。
そこに、あたしの大切な人が待っていてくれていると知ってるから。
「ただいま」
家に飛び込むなりそう言うと、キッチンに立っていた有希が振り返って、
「お帰り」
と過去のそれよりも柔らかな声と表情で言ってくれたのが、凄く嬉しく思えて、あたしは迷わず抱きつきました。
「本当に、待っててくれたんですね」
「約束した」
「ええ、それも二度も」
あたしにとっての一度目は、あたしが過去に行く時。
二度目は、過去で。
有希にとっては逆の順番なんだろうと思うと、なんだか不思議だけど、約束してくれた有希の気持ちに変わりないんだろうなぁ。
「会いたかったです」
「……私も」
「…あたしね、記憶を封じられてたんですよ? それでも、有希のこと、好きになったんです。それってきっと、凄いことですよね?」
「……当然」
そう微笑んだ有希が、あたしの髪を撫でてくれました。
「みくる」
「はい」
「…お帰りなさい」
変わりのない小さくて柔らかな唇があたしの唇に触れた。
「…っ、ん……はぁ…」
甘えた声を出す私を有希が強く抱きしめる。
「みくる」
「…はい……?」
「愛してる」
「私もです」
くすぐったい気持ちになりながら頷くと、ふわっと抱え上げられて、ソファに運ばれました。
それだけでドキドキして、真っ直ぐ有希の顔を見られなくなったあたしの顔を、有希が覗き込んで来て、
「……嫌になったり、していない?」
といつになく不安そうに聞いてきたので、あたしはビックリして、
「なんでそんなこと言うんですか?」
「…今の私と、あなたが少し前まで一緒にいた私とでは、違うから」
「そんなの…っ、」
あたしはぎゅっと有希を抱きしめながら反論しました。
「どっちも同じ有希です。それに、有希が今みたいに色んな表情を見せてくれたりするようになったのって、あたしがいたから、ですよね? もちろん、キョンくんだって古泉くんだっていましたけど……」
「一番の理由は、あなた」
「だから、」
あたしは嬉しくて笑いながら、
「違うからって嫌になったりするはずありません。あたしは、有希が好きです。有希に、二度も恋したんですから、間違いないでしょ?」
「……ありがとう」
「その、さっき、顔を背けたから、そんなこと…言い出したんですよね?」
こくん、と有希が頷いたので、あたしは小さく笑って、
「あれは、恥ずかしかっただけなんです。でも……今更、ですよね」
自分から服を脱ぎにかかると、それを有希の手が優しく止めました。
「有希……?」
「脱がせたいから」
有希はそう囁きながらあたしをソファに押し倒すと、軽く耳を甘噛みしました。
「ひあっ…!?」
「…可愛い」
どこか熱っぽい声で言いながら、有希は着実にあたしの服を脱がせていきます。
その手がふと止まったと思ったら、あたしの太腿の付け根をじっと見つめています。
「有希…?」
「……これ」
有希が指差したのは、そこにあった赤い鬱血の痕でした。
それは、過去の有希が最後に付けたもので、同じ有希だと思っても、まるで浮気を咎められたような気持ちになったあたしは、
「あの、それ、それはですね…!」
「大丈夫。わかっている」
穏やかに微笑みながら、有希はそこに唇を触れさせました。
「っ、あん…!」
「私も、覚えている。これは、私が付けたもの」
「ん、そう、ですぅ…!」
「……でも、少し面白くない」
「ふえっ!?」
何でそんなこと言い出すんですか!?
「理由は簡単。――もし、私ではない誰かがこれを見つけるような未来があったら非常に腹立たしいと思って付けたから」
「…え……」
過去の有希は今の有希とは違って、表情も少なくて、感情も余り感じられなかったから、そう言われてもあたしは驚くしかありません。
「…本当に……そんなこと、思ってたんですか…?」
「思っていた。――今、あなたとこうしていられて嬉しい」
そう言った有希は更にキワドイ場所に指をするりと触れさせながら、あたしの胸の先っぽを口に含みました。
「やっ…あ、ん…! な、んで……そんな、今日は急ぐんですか…!?」
「あなたのイく顔が早く見たい」
「ひえっ!?」
「あなたは過去の私と別れてすぐかもしれない。でも今の私は、あなたが過去へ行っている間ずっとひとりで待っていた。やっと帰ってきてくれたあなたとこうしたいと思うのは普通のこと。……違う?」
「え、あ、そう、言われると…そう、ですけ……っんああ…!」
喋る間も与えられないくらい、性急に、弱い部分を刺激されて、体が震える。
「で、でもっ、それなら、…ふあっ…! ゆ、有希だって…」
「私はあなたの感じてる姿が見られればとりあえずは満足」
「ず、るい…ですぅ…っ!」
呼吸も荒くなって苦しいくらいになりながらそう訴えると、
「ワガママも許してくれると言ったのはあなた」
「…っ、それは、そうですけどぉ…! ひっ、ああ…っ、そこ、だめぇ…!」
「あなたのだめはイイということ。……昔も今も変わらない」
「ふっ、ア、……ッ有希の、意地悪…!」
「意地悪にされるほど感じるのも、同じ。……違う?」
そう笑った有希があたしにキスをして、
「あなたのどんなところも、愛してる。だから、恥ずかしがらないでもっと私を求めて欲しい」
今以上に求めるなんて、無理です。
だってあたしは、有希なしじゃいられないくらい、有希を求めてるんだもの。
答える代わりに有希を抱きしめてキスすると、強すぎるくらいの快感に襲われて、あたしは達しました。
「……ふ……はぁ…」
ぐったりと脱力したあたしは、
「とりあえず…もう…いいですか……? お腹空いちゃって……くらくらしちゃ…ひぇあっ!?」
奇声を上げてしまったのは、有希が愛撫を再開したからに他なりません。
「な、何、なんで、ええ…!?」
「……見そびれた」
「ふえっ!? あ、いやぁ…!」
「あなたがキスしてきたせい」
……あたしが有希を抱きしめてキスしたせいであたしのイく顔が見れなかったって、そう言いたいみたいです。
「そんな、こと…っふあ! い、言われて、も…っ」
「だから、もう一回」
最初っからそれが狙いだったんじゃないんですかぁ!?

有希が約束を守ってくれたことは、本当に嬉しいことでした。
でも……それにしたって……。
空腹とヤり過ぎて倒れたくなんて、なかったです…。