古泉とキョンが先天的な形で女体化してます
SOS団は女子だけの団になってます
そんな感じで古キョンです
一応エロですのでご注意くださいませ
ハルヒが作った謎のサークル、「SOS団」のメンバーは、どういうことか女子だけで構成されている。 それも、俺を除外すれば美少女ばかりだ。 ハルヒ自身、黙っているときはもちろんのこと、口を開いても、とんでもない電波話さえ始めなければ、男なら誰だってお近づきになりたいと思うだろう美少女だ。 スタイルもよくて、使い古された擬態語で表すなら、ボンキュッボンってやつだ。 そのハルヒの犠牲者第一号(仮)、長門は表情に乏しく、コミュニケーション能力に秀でているとも言えないような奴だが、人形のように整った顔立ちをしている。 唯一の上級生、朝比奈さんはほわほわと柔らかな感じの美少女で、女の子らしくぴらぴらひらひらした服が似合うような人だ。 しかも羨ましくなるくらい胸が大きい。 それから、中途半端な時期に転校してきたというだけでハルヒに目をつけられた哀れな奴が、古泉だ。 背は高く、胸も大きく、その上腰のくびれもくっきりしてるなんて、世の女性の大半を敵に回してると思うのだが、更に性格も割りにいいからどうしようもない。 欠点といえば話が回りくどいことと、いつも笑顔で同級生にも敬語を使うのが胡散臭いこと、それからしっかりしているように見える見た目以上に鈍臭く、天然ボケが入ってるということくらいしかない。 全くもって羨ましいね。 などと、俺自身女だというのにそんな風に人の容姿についてぐだぐだと言及する以上、察しのいい人にはわかるかもしれない。 俺の顔立ちは平均で、体つきも平均……というか、局地的に平均以下だな。 胸は平坦寸前のAAカップ、くびれもほとんどないし、尻も男子のと余り変わらない気がする。 性格がこうだから、体まで男みたいなんだろうかね。 いっそのこと、染色体の検査でも受けたほうがいいのかも知れん。 「その必要はないでしょう」 と言ったのは古泉だった。 洗練された手つきでナイトの駒を取り上げ、軽やかな音と共に置きながら、 「あなたは十分に女性らしい方だと思いますよ」 「どこがだ」 言いながら俺は哀れなナイトを仕留めた。 こいつ、本当にいつまで経っても上達しねえな。 「そうやって、容姿を気にしたりするところもそうですし、なんのかんの言いながらも涼宮さんや長門さんのことを気に掛けているところも、女性らしいと思います」 後者が保護者っぽいという意味なら謹んで返上するぞ。 母親呼ばわりされるのは中学で飽きた。 「では、お姉さんと呼ぶのはどうです? お姉様でもいいですね」 断る。 というか、なんだそれは。 どこかで怪しげな本でも読んできたのかと思うだろうが。 「分かりました? いやあ、昨日読んだ本の中で、下級生の少女が上級生を『お姉様』と呼んでたのにちょっと憧れてしまいまして」 思ったよりもミーハーな奴だな。 それに、身長やなんかを考えれば、姉呼ばわりされるのはお前のほうだろうに。 「では、あなたが私をそう呼んでくださいますか?」 やなこった。 俺はお前ほどミーハーでもなければ、血縁関係にあるわけでもない自分と同い年の奴相手にそんな敬称はつけない主義なんでな。 「それは残念です」 と古泉が肩を竦めると、胸が嫌味ったらしく揺れた。 羨ましい奴め。 「ところで、」 と俺は古泉の胸から視線を引き剥がしつつ言った。 「今日、泊まりに行っていいんだよな?」 「ええ、そう約束していたでしょう? 何か不都合でも?」 「いや」 と俺は言葉を濁した。 言うべきか言わざるべきか、俺が逡巡したのを、古泉はしっかりと見抜いたらしい。 「どうしたんです?」 と顔を近づけてきた。 近いって。 「何かあったんでしょう?」 俺は観念して、口を開いた。 「ハルヒが、入団希望をことごとく断るだろ?」 「ええ」 それが何か? と言いたげに首をかしげた古泉に、俺は言う。 「あいつ、大抵はろくに話も聞かずに、頭ごなしに追い返すだろ」 「それは、入団希望者の大半が朝比奈さんや長門さん、それからあなた目当ての不逞の輩だからでしょう」 俺目当ての奴がいるとは思えないが、お前が目的の奴はいるだろうな。 「なんにせよ、そのせいで妙な噂が立ってるらしいんだよ。SOS団はレズの集まりだとか、なんとか…」 「おやおや」 と古泉は苦笑した。 「具体的にはどんな噂なんです? 涼宮さんが朝比奈さんを襲ってるとかですか? それとも、私とあなたが付き合っているという噂でしょうか?」 両方、だな。 ハルヒが朝比奈さんや長門どころか俺や古泉まで毒牙に掛けたハーレムのスルタン状態だとかいう噂もあるらしい。 「それはまた、贅沢なハーレムがあったものですね」 笑い事じゃないだろ。 そんな状況下で「お姉様」だなんだと噂を増長させるようなことを言い出すんじゃない。 「私は別に構いませんけどね。むしろ、あなたと噂になるなんて、光栄です」 「……泊まりにいくの止めるぞ」 「冗談ですから、それは勘弁してください」 慌てたように言った古泉の顔が、一瞬笑みでなくなったのに機嫌を直し、俺は予定通り古泉の部屋へ泊まりにいくことになった。 さて、この一連の流れで分かるように、俺と古泉はいたって親しくしている。 SOS団の中では、古泉と一番仲がいいんじゃないだろうか。 それはつまり、高校でもと言えるだろう。 人見知りの気があるのか、古泉は教室で当たり障りのない会話しか出来ないらしく、未だに友人がいないそうだからな。 俺の方はというと、生まれ持った母性本能が人より強いのか、古泉のトロ臭さが気になり、ついつい世話を焼いてしまうくらいには、古泉が気に入っている。 泊まりにいくのは、ひとり暮らしをしている古泉の生活振りが心配だからでもあるし、たまには親の目の届かないところでのびのびしたいという思いがあるためでもある。 同性の友人のところへ泊まりにいくというのは気軽なもので、ラフなパジャマ姿でテレビを見ながらばか話をするのも楽しいものだ。 今日も、古泉の部屋のソファに二人並んで座って、くだらない話をしていた。 別に酒を飲んだわけでもないのにテンションが上がるのも不思議だが、かなりハイになっていた俺は、会話の流れも無視し、長年の疑問を唐突に口にした。 「胸って、触ったところで気持ちよくなるものなのか?」 ぶはっ、と音がするほど古泉が吹き出した。 「と、突然何を言い出すんですか!?」 「ずっと気になってたんだよな。ほら、漫画とか読んでたりすると、胸触られて声上げてたりするだろ。そんなに気持ちいいものなのかなと思うわけだ。自分で触ってもそんなことにはならないから、人に触られるのがポイントなんだろうか」 「知りませんよ、そんなこと…」 「人の胸を触るのは楽しそうだと思うけどな」 と言いながら俺は手を伸ばし、古泉の胸を掴んだ。 「ひゃっ!」 古泉が声を上げたが、これは気持ちがよくてというよりは、驚いたせいだろうな。 風呂上りですでにパジャマに着替えているため、当然のようにノーブラだから、俺の手のひらには古泉の胸の感触がダイレクトに伝わってくる。 朝比奈さんほどではないにしても、十分手のひらに余るサイズのそれを揉みしだくと、古泉の顔が紅潮してきた。 「ゃ、やめて、くださいよぉ…っ、ふぁ…っ」 声も艶を帯びているように思える。 「気持ちいいのか?」 俺が聞くと、古泉の顔が更に赤くなった。 もう真っ赤だ。 俺は小さく笑い、 「可愛い」 とその胸をさらに揉む。 尖ってきた乳首をつまむようにすると、古泉が小さくのけぞった。 「やぁっ…! ずるい、です…!」 そう抗議の声を上げた古泉の手が俺の胸に触れた。 古泉のそれとは違って小さな俺の胸は、古泉の手の中にすっぽりと納まってしまった。 触れられただけで、ぞくぞくとしたものが背中を這った。 これが気持ちいいということだとしたら、恐怖にさえ思える。 自分でもどうすればいいのか分からなくなるほどの、強い感覚に頭までおかしくなってしまいそうになる。 「ぁ、んっ、古泉…っ」 声を上げたのは止めて欲しくてなのか、それとももっとして欲しいと思ってなのかさえ分からない。 ただ、怖くて古泉の体を抱きしめると、胸が触れ合うのが分かった。 「いいですよね…?」 古泉の問いが意味するところも分からず、俺はただこくこくと頷いた。 古泉は呼吸を荒くさせながら、俺のパジャマ代わりのTシャツを脱がせると、自分のパジャマも脱ぎ捨てた。 露わになった胸を直に擦り合わせると、体の奥が疼くほどの快感が湧き上がった。 「ん、な、なんで…? 自分で触ったって、こんなになんないだろ…」 「なんでで、しょうね…っ、少なくとも、私は、」 と古泉が俺の耳元で囁いた。 「あなただから、だと、思いますよ…」 「それ、どうい…ぅあっ!」 耳を甘噛みされて、声を上げた俺に、古泉は小さくふふっと笑い、 「感じてるあなたはいつも以上に可愛いですよ」 その囁きに体温が上がるのが分かった。 興奮と、それ以上に悔しくて。 俺は止まっていた手の動きを再開させると、古泉の胸を乱暴に揉み始めた。 柔らかなそれの形を歪めるほどにしてやると、古泉が顔を歪めた。 「痛いですよ…っ、ん、はっ」 痛いだけって声じゃないだろ。 「だ、って、あなたが、いけないんですよ…ぉ」 ねえ、と古泉が俺の足に体を摺り寄せるようにして言った。 「下も、触って…ください…」 熱っぽい声に引かれるまま指を滑らせ、ズボンの中、下着の奥へと触れると、古泉が声を上げた。 「…んぅっ」 「うわ、ぬるぬるになってる」 「ぁ、あ、あなた、だって、ぇ…」 「ぅあっ」 ズボン越しに触られただけでもくらくらした。 同時に、これ以上はヤバイと頭の中で警鐘がなる。 そう思うのに、胸の柔らかさが、秘部の熱さが、俺を捕らえて離さない。 どこを触っても、どこを触られても気持ちいい。 自分がこんなにエッチな生き物だなんて、知らなかった。 古泉の指がズボンを脱がせにかかったところで、俺は慌てて手を離し、体を離した。 「ごめんっ! 俺、調子に乗って、なんてことを……」 まともに古泉の顔を見れもしない、と思ったのに、一瞬のうちに、俺はソファの上に押し倒されていた。 「え」 「もっと……私にも、させてくださいっ…」 「もっと、って……」 古泉はいくらか乱暴な手つきで俺の下着まで脱がせてしまうと、 「止めろって、いや、いやだって…!」 と俺が声を上げるのにも構わず、そこへ舌を這わせた。 いくら風呂上りでもそこは舐めるような場所じゃないだろうと思うのに、止められない。 「やぁっ、それ、だめっ…! あ、んん、くぅ…っ」 意味をなさない喃語ばかりが口をついて出ていく。 「美味しい、ですよ。熱くて、甘くて…甘露ですね」 「ひっ、ん、止めろって…ぇ」 いやいやと首を振るのは俺の理性で、古泉の髪に指を絡めるのは俺の淫乱な本能なのだろう。 矛盾した行動を笑いもせず、古泉は音を立ててそれをすすった。 「ぁあ…っ、ん、だ、めだって…」 「一人で気持ちよくなって、ずるいですね」 「お前、が、してんだろ…がぁ…」 「一緒に、気持ちよくなりましょう。ねぇ?」 「い…一緒に、って…」 「こうやって、ね?」 古泉が俺の体と重なるように自分の体を動かした。 胸が触れ合い、また緩やかな快感を紡ぐと共に、糸を引き、くちゅくちゅと音を立てる部分が重なり合い、怖いくらいの快感をもたらす。 「こいず、み、怖い…」 声を上げながら古泉の体を抱きしめると、 「怖いのは私ですか? それとも、気持ちよすぎて?」 「気持ち、よくて、…っん、あ、や、やだって…!」 「私も、気持ちいいですよ。きっと、あなたとだからですね。あなたはどうです?」 「…俺、も…っ」 多分であり、断言は出来ないが、そうなんだろう。 ただのふざけあいなんて言えないことをしてしまって、こんなに感じてしまってるんだ。 今更何を言ったところで言い訳にすらなり得ない。 それに、こんなことを仕掛けたのは俺の方なんだ。 「ねえ、」 と古泉が熱を持った声で囁いた。 「あなたが好きですよ」 俺は黙って答えなかった。 答えなかったというよりもむしろ、答えられなかったのだろう。 ただ、嬉しくて、胸の内まで満たされるような思いがした。 古泉にそれが通じたんだろうか。 嫣然と微笑んだ古泉は、俺に返事を催促することもせず、俺に初めてのキスをした。 |