エロです
キョン古では初挿入なので変でも許してくだされ←
「今度はお前の番だな」 にやりと悪辣な笑みを向けた俺に、 「え、そんなつもりじゃ…」 と古泉は軽く逃げを打ったが本気ではなかったらしく、すぐに捕まり、大人しくソファに横たえられる。 「脱がすぞ」 「あ…っ、はい……」 緊張に震えているのかそれとも興奮しているのか分からない声で言い、古泉は腰を浮かせる。 憎たらしいくらい長い脚から下着も何もかも引き抜いてやると、恥かしそうに身を捩るが、それさえも興奮を煽ることにしかならない。 「…綺麗だな」 「な、何言って……」 「綺麗だろ。脚のラインも、肌も、それから…こんなところまで綺麗ってどうなんだ?」 そう言って繁みから屹立する形の良いものをしげしげと眺めると、それだけで恥かしそうに震える。 「み…っ、見ないで……」 「お前だって見ただろ。実況までしたくせに」 唸る俺に古泉は謝るかどうかしようとしたのだが、その口をついてでたのは、 「すみ…っひやぁ!?」 という甲高い声だった。 「なんでお前はそうリアクションまで可愛いんだ…」 呆れながら俺は息を吹きかけたものに口付ける。 「やっ…あ……っ、ん…」 俺を止めようとしてか、伸びてきた手が俺の頭を掴むが、力なく髪を掴むのがやっとのそれは、むしろねだっているかのように思えるほどだ。 「んむ……っ、う……」 口いっぱいに頬張って、吸い上げると、 「ぁあ……っ!」 と甘い声を上げて、腰を浮かせる。 「は…っ、どうする…?」 一度口を離して、だが手ではやわやわと袋の辺りを揉みしだきながら問うと、古泉は熱に虚ろな目で、 「ふぇ……」 と頼りない声を上げるので、 「このまま一度イくか? それとも…」 袋を弄んでいた手を滑らせ会陰をなぞり、慎ましやかな窄まりに触れると、びくんと古泉の体が跳ねた。 「…早くこっちに取り掛かった方がいいか?」 「ひゃ……あ…、す、好きにして……」 上擦った声でねだる古泉に、俺は出来る限り優しく笑って、 「ん、じゃあ好きにさせてもらうな」 言いながら、そこをやわやわと指の腹でくすぐり始めると、古泉はぎゅっとソファを掴んだ。 「力抜いてろ」 「あ、す、すみません…。つい…」 「……怖かったりしたらやめるから、ちゃんと言えよ?」 「や、めないでいいって、言ってるんだから…」 恨めしげに睨まれても嬉しいってのもどうなんだろうな。 まあそれは、古泉がえらく色っぽく睨み上げてくるせいもあるんだが。 「ん、ありがとな。…痛かったりしないよう、俺も頑張るから……」 そう言っておいて、俺は立ち上がり、自分のカバンを探しに行く。 「あの…どうしたんですか……?」 不安げにこちらを見る古泉には、 「ちょっとな」 とぼかしておいて、カバンから目当てのものを取り出すと、それをわざと見せ付けてやった。 「要るだろ?」 「っ…!」 かぁっと顔を赤くした古泉に、 「要らなかったか?」 と意地悪く聞いてやると、 「そ、んなもの、用意してたんですか……」 「いつ必要になるか分からんから念のため、な」 にやにやしながらゴムの箱をテーブルの上に放り出し、ローションのボトルの封を切る。 思ったより粘りの強いそれを手の平の上に広げて少し温めてから、潤いを要する場所へと広げてやる。 「っん、どこで、そんなの……」 「ドラッグストア。ゴムくらいならコンビニにあるが、ローションまでは流石にないからな」 「…なんか、平然とした顔で買ったんだろうなって…想像つくんですけど……」 「その通りだ」 恥かしがると余計に恥かしいもんだからな。 エロ本にしてもゴムにしても堂々と買えばいいんだよ。 くすくすと笑った古泉からいい具合に力が抜けているのを確認して、俺は滑った指先を古泉の中へと差し込んだ。 「ひゃ…」 驚いたのか小さく声を上げた古泉をなだめるように、膝頭なんかに軽くキスしながら、ゆっくりと指を埋めて行く。 まず、人の肉というのはこんなに柔らかくて熱いのかと驚いた。 一番狭いところは固いし、拒むようにきついのだが、そこを過ぎると柔らかく包み込まれるようだ。 「…凄いな」 「ふあ……?」 戸惑う古泉に俺は笑って、 「柔らかくて、熱くて、気持ちいい」 「な…っ、ふ、ぁ……」 「痛くないか?」 「い、痛くはない…けど、なんか……違和感が…」 「それは…すまんが、慣れてもらうしかないな」 一度指を止めてじっとしてみる。 「これでも変か?」 「ん……ちょっと、だけど……大丈夫だから…」 「…無理はするなよ」 もう一度念を押しておいて、ゆっくりと指を動かす。 「ん……っ、ん、ふ……」 喘ぎというには弱くて苦しそうな吐息を漏らす古泉に、少しでも負担を掛けたくなくて、俺はローションを継ぎ足しながら少しずつ少しずつそこを解すことに集中する。 こんなに狭くて小さいところに本当に入るんだろうかなんて疑いながらもそうしていると、少しずつやわらいでくるもので、人間の体というのはつくづく不思議なつくりをしてるもんだな。 「指…もう一本行けそうだな」 「ふぁ……あ…」 返事だかなんだか分からん声を上げる古泉は、難しそうに眉を寄せていた。 「…ごめんな」 「え……?」 「俺がもっと上手だったらいいんだけどな…」 「そ、んな……っ…! いいん、です…。だって、初めて…なんでしょう…?」 「ああ」 「…だったら、仕方ないですし…、その方が嬉しいです…」 そう言って健気にも笑って見せる古泉が愛しい。 「…好きだ」 「ん…僕も好きです…。好き…」 呟きのような声を聞きながら、指をもう一本、ゆっくりと埋める。 「んん……ふ…はぁ……」 苦しいのを少しでも誤魔化してやりたくて、半ば勃ち上がった状態のものに手を触れると、 「ひぁっ…!」 と甘い声が聞こえる。 「うん、この方がよさそうだな」 後ろの力も抜けるし、と独り言ちながら両方を刺激してやると、 「ふっ…ひぁ、あん……っ…」 と古泉が啼く。 もっと聞きたいなんて思い始めた辺りで、大分目的がそれてきたな。 そんな調子で楽しんでいたから、 「も、う…いいから…っ、あなただって、もう……」 と古泉に言われても、一瞬ぴんと来なかったのだが、 「…ああ、熱中し過ぎたな」 「ね、熱中って……」 驚いた顔をする古泉に俺は首を傾げる。 何に驚いてんだ? 「こういうのだって、楽しいに決まってるだろ。お前を触ると気持ちいいし、お前が反応してくれるのだって嬉しいんだからな」 そう言いながらもう一度大きく中をかき回すと、 「ふあぁ…っ……」 と切なげな声が上がる。 だが、 「…気持ちいい、ってわけじゃなさそうだな?」 「…あ……う……」 困ったように古泉は目をそらした。 ポーカーフェイスを保つ余裕がなくなっているのは嬉しいが、目をそらされるのは面白くないな。 「古泉、」 「……ご、めん、なさい…。僕…変なのかな…。あなたがそんなに熱心にしてくれるのに、気持ちよくは、なれなく…って……」 苦しそうに言葉が切れ切れになると思ったら、伏せた目からは涙がにじみ、今にも溢れそうになっていた。 「…ばか」 あいにく手はどちらもぬるついているので、頭を撫でてやることは出来ない。 その代わりにと、俺はこつんと古泉の額に自分のそれを合わせた。 「最初から感じる方が難しいって聞いたし、俺が下手なのもあるだろ。だから、馬鹿言うな。…お前だって……初めてなんだろ?」 こくんと頷いた古泉に軽くキスをして、 「だったら、そんなこと言うんじゃない」 「…はい……」 「…で、どうする?」 「ふえ……?」 零れた涙を舐め取って、もう一度尋ねる。 「今日はこうやって慣らすだけってことにして、やめとくか? 気持ちいいって訳じゃないなら、そうした方が無難…」 「嫌ですっ!」 古泉にしては珍しく、喚くような声を上げて、俺に抱きついてきた。 「古泉?」 「き、気持ちよくなくても、いいです…っ! あなたと、したいって、思うから……」 「…古泉……」 本当になんでそう健気で可愛いのかと思いながら、キスをする。 「…本当に、いいんだな?」 「ん……したい、から……」 もう一度キスをして、俺は古泉の中から指を引き抜いた。 「んん…っ……」 テーブルの上からゴムの箱を取り、破るようにして開ける。 引っ張り出した袋を引き千切り、手早く封を切った。 「…ちゃんとするんですね」 なんてどこか茫洋として呟いた古泉には、 「勿体無い気もするがな。…お前に余計な負担は掛けたくないんだ。中出しなんてすると大変らしいぞ?」 冗談めかして囁けば、 「もう、」 と笑いながら不満めいた声を上げる。 それをなだめるようにキスをしておいて、準備の整ったものを押し当てると、ひくりと古泉の体が震えた。 「怖いか?」 「…平気…だから……ねぇ…」 熱っぽい目をしてねだる古泉の媚態にやられた。 「…っ、ごめんな」 短く言って、我慢出来なくなったそれでぐいと押し入る。 「ひっ……ぅ、んん……」 苦しげな声を上げながら、それでも古泉は、 「あ、やまらないで……。嬉しい、ん、ですから……」 なんて健気なことを言うのだ。 本当に愛しくて、恋しくて堪らない。 それなのにちゃんと気持ちよくさせられないのが悔しくてもどかしくて情けなくも思えた。 「…疲れただろ」 古泉の汗ばんだ体を拭いながらそう声を掛けると、 「ちょっと……」 と素直な返事が返ってくる。 「思ったんだが、キスとかするのは気持ちいいんだよな?」 「そ、そうですけど……どうしたんですか?」 恥かしそうにもごもごと口ごもる古泉に、俺はちょっと考えてから、 「だったら、不感症とかって訳じゃないんだ。ちゃんと勉強して、練習したら、気持ちよくなると思わんか?」 「…そう……かも知れません…ね」 戸惑いながらも同意した古泉に、 「時間はたっぷりあるんだし、こっちの勉強もするか?」 と我ながら悪辣な笑みを浮かべて言ってやると、 「…もう、どこのエロ親父ですか」 なんて言いながら、古泉は俺を抱き寄せ、 「……でも、賛成」 と小悪魔みたいな笑みと共にキスを寄越したのだった。 |