温いけどエロです
キョン古のエロは初めてなので何か色々とすみません←
























































愛し合うってのは多分



激しいキスをどれくらいの間繰り返しただろうか。
時間が経っても熱は冷めることなどなく、むしろ煽られてばかりだ。
とろりと瞳を熱に溶かした古泉は、俺にもたれかかるようにして甘えている。
「…気持ちいい……」
なんて囁く声も艶かしい。
もっとそんな声を聞きたいと思いながら、
「…ベッドに移動するか?」
と声を掛けると、古泉は少し考えた後、ゆるゆると首を振った。
「離れたくないです…」
「…ほんと、お前って可愛いな」
「か、わいいとか…言わないでくださいよ…。恥かしいことを言ってる自覚はあるんだから……」
「嬉しいって言ってんだから喜べよ」
そう言って頭を撫でておいて、パジャマのボタンに指をかけると、
「わ……」
と古泉が小さな声を上げた。
「どうした?」
やっぱりやめとくか?
「い、いえ…やめないで……」
「じゃあなんだ?」
「うー……あー…その……」
言い辛そうに言葉を探す古泉の顔がどんどん赤くなっていく。
どうしたんだと首を捻ると、羞恥に震える声で小さく、
「…服…脱がされるのに、興奮した……」
と教えてくれた。
そんな恥らう様も、そのくせ大胆な言葉も可愛くて愛しくて、俺はにやりと笑って、
「…そりゃ、何よりだな」
「うぅ……」
恥かしさにか唸る古泉をなだめるべく、触れるだけのキスをする。
そうして中断した作業を再開すると、
「…好き」
と呟くような声が聞こえた。
「ん、俺も好きだ」
ひとつひとつボタンを外し、袖を抜き取るようにして脱がせると、眩しいくらい白い肌が露わになる。
「綺麗だよな」
しみじみと呟くと、
「は、恥かしいって」
と抗議の声が上がるが、事実なんだから仕方ないだろ。
「痕…残すのはまずいか?」
鎖骨をなぞるように舐めてそう囁くと、何かを堪えるように震えた古泉が、かすかな声で、
「…っ、いい、から…好きにして……」
と答える。
本当にお前は俺に甘いな。
俺も甘い方だとは思うが、それにしたってお前には負ける。
「ありがとな」
そう囁いて、俺は古泉の心臓の真上辺りに口付け、思い切りよく吸い上げると、真っ赤な痕が残る。
「ふぁ……」
「ここ、見えるか…?」
そう囁くと、限界まで首を曲げた古泉が嬉しそうに微笑する。
「ふふ…くすぐったいです」
「じゃあもうしない方がいいか?」
にやにやしながら聞いてやれば、
「意地悪…」
と笑う。
その笑顔がどうにも艶かしくて、ぞくりとした。
「…いかんな」
「え? どうかしました?」
「いや…本当に止まれんと思ってな」
言いながら押し倒すと、古泉はくすくすと声を立てて笑った。
「止まらなくていいですよ。僕も……」
その腕が俺を抱き締め、
「…したいです」
と囁いた。
「…っ、あんま、煽んな…!」
「すみません、そういうつもりじゃなかったんですけど…」
苦笑した古泉は俺の首筋にキスをして、
「……これでも、不安だったんですよ。あなたはポーカーフェイスが巧過ぎます。僕のことなんてもうどうでもよくなったのか、キスだけで満足してしまえるのかなんて、随分悩んだんですからね」
「お前こそ、そんなこと考えてるようには見えなかったぞ?」
「あなたといる時は、それだけで嬉しくなってしまうんです」
「…あほか。それじゃあつまり、俺のいないところで悩んだり悲しんだりしてたってことじゃないか」
こつんと額を指先で叩くと、
「すみません」
と謝られるが、
「謝らなきゃならんのは俺だろ」
きつく抱き締めなおし、
「…ごめんな」
「気にしなくていいですよ。もう大丈夫ですから…ね?」
「……そうだな」
俺は古泉の肩に口付けておいて、
「だが、本当に無理だと思ったらちゃんと言えよ?」
「…うん」
「じゃあ……続き、な」
「ん……」
こくんと頷いた古泉の肌をそろりと撫でると、くすぐったそうに震えた。
白い肌の中で赤く色付いた突起はそれだけで誘うように見え、俺は引き寄せられるようにそこに口付ける。
「ぁ……」
「くすぐったいか?」
「少し……。でも…嫌じゃないから…」
「ん」
頷いて、もう一回とそこに吸い付けば、
「…楽しい…?」
と問われる。
「意外と」
「…ならいいけど……」
面白がるように笑った古泉が俺の頭を抱え込むように腕を回してきた。
「ん?」
「なんだか、授乳でもしてるみたいだから」
「授乳って、お前な……」
何でそんな言葉が出て来るんだと半ば呆れながら、
「じゃあ、もっときつく吸ってやろうか」
「え? …っ、ひゃ、ぁ……」
びくんと体を震わせた古泉の喉から、艶っぽい声が溢れるのに気をよくして、強く吸い上げてみたり、甘噛みしたりとそこを弄ぶと、古泉はいやらしく紅潮した顔で俺を見つめ、
「あ……なんだか…じんじんしてきた…」
「っ、おま……!」
「ふえ……あ…」
自分が恥かしい自己申告をしたことにようやく気付いたのか、一気にかぁっと赤くする。
「うわ……あう…ご、ごめんなさい…。嫌いに…ならないで……」
「なるわけないだろ」
あほかと、返して俺は笑う。
「可愛い」
「うぅ……」
真っ赤になって恥らっている古泉に追い討ちを掛けたい訳じゃないが、
「で、じんじんするってのはやめてほしいってことか? それとも、もっとしてくれってことか?」
「うー……」
そうやって不満げに唸るくせに、
「…もっと……」
とねだる素直さが可愛くて、愛しい。
「分かった」
頷いて、今度は反対の乳首に吸い付く。
空いた方を指でまさぐると、
「あ…っ、う、んん……っ…」
と甘い声が聞こえてくる。
「なぁ…気持ちいいのか…?」
「わ、かんな…っ…! でも、止めないで……」
潤んだ瞳でねだる古泉が可愛くて、いくらだってそうしてやりたいと思った。
しかし、そればっかりじゃ収まらないのは俺の方で、古泉の色っぽい姿を見ているとどうしようもなく興奮してくる。
それをどうしたものか、と思っていると、
「…僕も……」
と古泉が体を起こそうとするから、
「どうした?」
と言いながらそれに合わせて古泉の上から退いてやると、古泉は俺を座らせ、自分は俺の前に膝をつく格好で、俺の股間に顔を近づけてきた。
「ちょっ……」
「僕にも、させてください」
そう言った声は熱っぽく、義務感でそうしているような感じはなかったが、
「ちょっと待て、お前、何する気…っ……」
答えを行動で示すかのごとく、古泉はいきなりそこにかじりついてきた。
服の上からやわやわと甘噛みされ、ぞくぞくとしたものが込み上げてくる。
が、これはまずい。
まずいったらないぞ。
「古泉…っ、待て、頼むから……」
「どうして…?」
上目遣いに俺を見るその目もまずい。
「…っ、出る、から……」
「……本当に?」
疑うように問いながら、古泉は布地越しにじうっとそれに吸い付く。
「うぁ…っ、も、本当だ…!」
あれだけ煽られた挙句こんなことされて平気でいられるわけねえだろ、俺は正真正銘の童貞だぞ、と焦るあまり訳の分からないことを口走った気がするが忘れたことにしておきたい。
「ん……味…が……」
という独り言めいた呟きにはそれこそ憤死するかと思った。
先走りをだらだら漏らしちまってることに関しては、当然言われるまでもなく気付いていたがそんな形で知られ、かつ指摘されるとは思いもしなかったぞコノヤロウ。
しかし、それに関して苦情を言い立てるより先に聞こえた古泉の言葉に度肝を抜かれた。
「…嬉しい」
「……は…?」
「え、あ、だって……本当に、あなたが僕で興奮してくれるんだと思ったら……嬉しくって……」
「っ…」
「…だから、もっとさせてください」
そう囁いて、古泉は俺のズボンを下着ごとずり下げに掛かる。
そんな風に言われて、かつ可愛い恋人にそんなことを言われて抗えるような忍耐力は持ち合わせてない俺は、素直に腰を浮かせて、望むようにそれを脱いだ。
あれだけのことでしっかり勃っちまってるものを、当人としては情けなく思うのだが、古泉はそうは思わなかったらしく、
「嬉しい」
ともう一回繰り返して、それをまじまじと見つめた。
見ても楽しくないだろうに、と一瞬思ったが、俺だって古泉のならそんな風に見るだろうから黙っておく。
「…こんななんですね」
感慨深く呟いた古泉は俺を上目遣いに見つめて、
「…して、いい……?」
とねだるのにすぐさま頷いてやりたいところだが、
「何をする気だ?」
と問わずにはいられなかった。
「なんだろう…。とりあえず、触ってみたいかな。あと…舐めてみたい……」
「んなことされたら、本気で持たんぞ…」
「あは」
明るい笑い声を立てた古泉は、
「僕の手で…そんなに感じてもらえるといいんだけど」
「間違いなくそうなる。今だってお前がそういうこと口にするだけで堪らんのだからな。だから、」
「じゃあ、出して」
俺の言葉を遮って、古泉はやんわりとそれを握り込んだ。
力加減をしているんだろうが、力が弱過ぎて逆にぞくりとする。
「こら…っ…」
「だって、僕もしたいし、あなたに感じてほしいんです」
言いながら古泉は舌を伸ばし、先端を舐めた。
「っ…!」
「ん…、カウパーが溢れてきた……」
「実況すんな…!」
というか、その顔と声でカウパーとか言うな!
こっちが恥かしくなるだろ!
「だって、他になんて言ったらいいんですか?」
「言わなくていいって…っ、く……ぅ…!」
古泉は横からくわえるようにしてそれを舐め上げ、軽く吸ったりしている。
「ちょ…っ、おい……」
「ふぁ……あ…よくない…?」
「んなことはない、が…っ、なぁ、本気でまずいから……!」
「ああ、」
分かったとばかりに呟いた古泉は、そのまま退いたりせず、むしろより積極的になりやがった。
口を開いて、深くくわえやがったのだ。
「っ…!」
「ん……ふぐ………っ…んん……」
苦しそうにしながら、なんでそこまでするのかが分からん。
「こ…いずみ……っ!」
「は…ぁ………、ん…っ」
「も…無理……だから…放せ……っ」
古泉は答えず、無理矢理喉までそれをくわえこんだ。
生理的な反応なんだろうが、喉できつく締め付けられ、おまけに強く吸い上げられて、童貞の俺が我慢など出来るはずもなく、そのまま古泉の口の中に出しちまった。
やっちまった。
初めてでそれはないだろう…と自己嫌悪に陥っている間に、古泉はゆっくりと顔を上げ、ため息と言うにはあまりにも悩ましい息を吐いた。
……って、おい。
「…なんで口の中が空なんだ?」
「え? それは勿論、のん…」
「飲むなよ! 何やってんだお前…!」
「あ…だめでした? ……引きます…?」
なんて情けない声で言うんじゃない。
「引きはしないが…無理すんなよ……。んなことさせたかった訳じゃねえんだから」
「…だって、僕がしたかったんですよ? 無理なんてしてません。……それとも、嫌でした…?」
「……嫌なわけないだろ。嬉しかったし、気持ちよかった」
降参するように正直に申告した俺に、古泉は嬉しそうに笑った。