※これまでのあらすじ
どSなみくるとどMなキョン(ど淫乱レベルまで開発済み)は愛欲の日々を送っていた
しかし、当然のことながら古泉はそれを快く思っておらず、
二人の仲を引き裂こうとあれこれ工作していたのだった
…と言う感じで今回はあってます←
微妙に違いますが(待て
ま、そんな流れでキョンが古泉にやられちゃう話です
レイプとか強姦とか青姦とか苦手な方はお引き帰しください
その日の俺のコンディションは最悪だったとしか言いようがない。 体の節々は痛むし、寝不足の頭は朦朧として、ハルヒとの会話も途中で投げ出すような有様だった。 ありがたいことにハルヒの機嫌を損ねると言うよりもむしろ心配を掛けるような形になったようだったが、そうでなければまたあのイヤミ野郎に何を言われたか分からん。 「あんた、本当に大丈夫なの? 早く帰った方がいいんじゃない?」 らしくもなく心配するハルヒの言葉に甘えさせてもらい、俺は放課後になるなり大人しく教室を出た。 体が重い。 今日は流石にさっさと家に帰ろうか。 でも、ご主人様には会いたい。 悩みながらのろのろ歩いて帰ろうとしていると、 「部室はそちらじゃありませんよ」 と声を掛けられた。 誰だか分かるだけに振り向きたくもないってのに、そいつは強引に俺の肩を掴むと、俺を振り向かせた。 「どうなさったんです? 酷い顔色ですね」 「見て分かるんだったらこのまま帰らせてくれ。ハルヒの許可もある」 「あなたがこのまま素直に帰るならいいですよ。でも、そんなつもりはないんでしょう?」 そう言って薄く笑った古泉の顔は、なんというか、どこか鬼気迫るものがあって怖いのだが、その怖さがご主人様に似ていて、一瞬だがぞくりとしてしまった。 「もう少し、慎重に振舞ってはいただけないものでしょうかね。あなたも、朝比奈さんも」 「知るか」 吐き捨てるように言えば、古泉は更にその綺麗な顔を酷薄に歪め、 「なるほど、交渉するならご主人様に、ということですか?」 「っ、お前な…」 お前の方がよっぽど軽率じゃないのか、と言おうとした俺の腕を、古泉が掴んだ。 「何のつもりだ!?」 「交渉するなら材料が必要でしょう。ちょっとばかり付き合ってください」 何もないように言いながらも、その顔は綺麗過ぎて怖い。 こいつにしろご主人様にしろ、怒った顔の方が美人に見えるというのは一体どういう原理なんだ。 体格の違いのせいで、俺は虚しく校舎裏に連れ込まれた。 木がこんもりと生い茂ったその界隈は、人目にもつかない。 それだけで嫌な予感がするってのに、俺は逃げ出すことも敵わない。 「離せって、言ってんだろうが!」 と暴れるが、簡単に押さえ込まれ、引っこ抜かれたネクタイで後ろ手に縛り上げられちまった。 「もう少し力をつけた方がいいんじゃありませんか?」 なんて忠告は必要ない。 「ああそれとも、期待してらっしゃるんですか?」 「誰が…っ」 「あなた以外にはないでしょう。…随分と開発されているようですね」 薄く笑った古泉は俺から取り上げたカバンを開けると、まるでそこにあるのが分かっていたとばかりに、俺の大切な首輪を取り出した。 それに嫌悪の視線を向けたかと思うと、 「あなたには似合わない首輪ですね」 と言いながらそれを投げ棄てた。 「てめっ…!」 何しやがるんだ。 「そんなに大切ですか? あんなものが。どうせならずたずたに切り裂けばよかったですね」 そう言いながら古泉は俺を地面に押し倒し、俺の服を脱がせにかかる。 「くそ…っ、離せ、離せって…!」 「あまり声を上げない方がいいですよ。誰に見つかるか分かりませんし、見つかって困るのはむしろあなたの方でしょう?」 「何、言って…」 「この傷跡、」 言いながら古泉は俺の胸に走る蚯蚓腫れを爪で引っ掻くようにしてなぞった。 熱を持った痛みがぶり返し、 「ひぁあ…っ!」 と喉が叫びを漏らす。 「それにこの傷、」 「っ、い、ぁ……」 押し潰された胸が痛い。 開けられたピアスの穴から血が滲んでいるんじゃないかと思うほどに。 「誰が見たって、あなたの普段の性生活が丸分かりになりますよね。そうなってもいいんですか?」 「…くそ…っ……」 「分かったら、大人しくしていてください。ああ、心配は要りませんよ。僕としましても鍵であるあなたに死んでしまわれては困りますし、大怪我をされて涼宮さんの機嫌を損ねてもらいたくもありませんから。普段あなたがご主人様としているように愉しませて差し上げますよ」 「要ら…」 と言おうとした俺の頬が叩かれる。 「おっと…いけませんね。見えるところに痕をつけてはいけないと思っていたのに、ついつい煽られてしまいました」 そう笑った古泉が、楽しげに笑う。 「もしかして、頬を叩かれたことなんて一度もありませんでした? あなたのご主人様はそういうところはちゃんと身の程を弁えてくださる方ですからね」 「っ、ご主人様を、侮辱するな…っ!」 噛みつくように言っても、古泉の笑みは崩せなかった。 「本当に、可愛らしい仔犬ですね、あなたは。まだ抵抗する気でいるなんて。…それとも、僕を煽ってるんですか?」 直接鼓膜を震わせるように囁かれた声と言葉に、背中までぞくぞくした。 古泉なんかに感じるとか…不覚だ…。 確かに、前に思ったことは一度ならずあるとも。 古泉に踏みつけられ、強姦なんてされたらどんなにイイかなんて考えちまったとも。 だが、それはあくまで想像であるからこそイイものであり、現実になった途端にこうも恐ろしいばかりのものになるとは思わなかった。 あるいはそれは、ご主人様がいないからかもしれないが。 「っ、しゅじん、さま…ぁ……」 古泉なんかのせいで泣きたくなんかなかったってのに、涙は勝手に零れ落ちていく。 俺の顔は今頃涙とちぎれた草と土とでどろどろに汚れちまってるに違いない。 そんなになっても、ご主人様はまだ俺を愛してくださるだろうか。 俺のことを棄てたりしないでくださるだろうか。 それだけが、怖かった。 古泉は俺がすすり泣いてももはや何も言わず、ただ残酷に体を撫でた。 傷だらけの俺の体はそうして触れられるだけでも痛みとそれによる快感を得る。 そのたびに、ビクビクと体を震わせる俺に、古泉は残忍に笑うのだ。 「――っ、も、やだ…っ! たすけ、て…」 そう声を上げた俺に、古泉は笑いかける。 「何が助けて、です? ここを、」 とその膝が俺の股間を押さえつけた。 「ひぅ…!」 痛みに声を上げた喉へ噛みつくように軽く歯を立て、吸い上げて、 「こんなに硬くしてるくせに。この様子では下着も汚れてしまってるんでしょうね」 「ぅ…ぅう……」 「僕はあなたに痛みしか与えてないはずなんですけれどね。どうやら、あなたにとって痛みとは快感そのもののようだ」 クスッと意地の悪い笑みを見せた古泉は、そのままぐりぐりと膝で俺の硬くなった陰茎を押し潰す。 「やっ、やだ、やだぁ…! こわれ、る、壊れる、から…」 駄々っ子のように喚く俺に、古泉は満足気に唇を歪める。 「それでは、言うことを聞いてもらいましょうか?」 もはや、頷くしかなかった。 古泉は俺の下着ごとズボンを脱がせてしまうと、 「しっかり脚を開いていてください。少しでも閉じたら、……そうですね、内腿に痕くらいつけてあげましょうか」 そんなのは嫌だった。 俺に痕を残していいのはご主人様だけだ。 俺はご主人様のものだから。 だから俺は頷き、言われるまま脚を開いた。 「凄い眺めですね。零れたカウパー液が後ろにまで溢れてますよ。それとも、ここが濡れてるんですか?」 そう嘲笑しながら、古泉の指がそこに触れると、ゾクゾクした。 ご主人様とのことといい、俺はどうやら綺麗な手の持ち主がそうして汚らしい場所に触れてくるということに興奮を覚えるタチらしい。 …こんなことで知りたくなんかなかったが。 「そういえば、以前拡張されてましたね。どこまで受け入れられたんです?」 答えたくない。 ご主人様との秘密を他人なんかに言いたくない。 だが、そうしなければ古泉にどんな目に遭わされるか分からない。 それが怖くて、このまま放り出されるのが怖くて、俺は答える。 「…っ、手……」 「手? …ああ、フィストまでいけました? 随分と頑張ったものですね。それでは、この程度では全然物足りないでしょう」 そう言った古泉は、いきなり何本もの指をそこに押し込んできた。 「ひぁ…っ!?」 「おや、案外狭いですね。昨日も可愛がってもらったんでしょう?」 「きの…は……っ、細い、ペニス、バンド…だけ、だった、から…っ……」 「ほんの少しで元のようにきつくなるなんて、…思っていた以上に淫乱な方だ」 そんな風に話しながらも古泉の指は止まらない。 おそらく三本の指で、俺の中を無茶苦茶にかき回しているようでありながら、俺が反応する場所、感じる場所を的確に擦りあげる。 気持ちよくてどうにかなってしまいそうになるほどなのに、そうなることを許さないとばかりに、空いている方の手が体中の傷跡を引っ掻く。 痛くて、気持ちがよくて、狂ってしまいそうだ。 判断力も乏しくなってきた俺に、古泉はいくらか興奮の滲んだ顔で言った。 「そろそろ、入れて欲しいんじゃないですか?」 「…ぅ……」 こくりと頷いた俺を、古泉はせせら笑う。 「本当に、淫売としか言いようのないような人ですね。普段はあんなに、猥らなことはおろか恋愛にも興味がないような顔をしているくせに」 その手が、俺の髪を掴み、俺の頭を起こさせる。 「入れて欲しいなら、頼み方と言うものがあるんじゃないですか? それくらいは、躾けられているはずでしょう?」 「ぁ…」 俺は悔しさに唇を噛み締めながら覚悟を決める。 その悔しささえ、気持ちいい。 でも、ご主人様じゃないと思うと気持ちが萎えた。 俺はご主人様が一番イイ。 そう思いながら、俺はいやらしく、かつ、卑しくも目先の欲に釣られる。 「入れて…ください…っ。俺の、汚い尻の穴に、思い切り、…っせー、えき、…注いで……ください…ぃ…」 殊更に大きく脚を開いて腰を持ち上げながら懇願すれば、古泉はこの場に似つかわしくないほど穏やかに笑った。 その笑い方が、やっぱり、ご主人様に似ていた。 「いいですよ。いくらでも、してさしあげます」 そう言って古泉はズボンの前を寛げると、既に勃ち上がっていたものを押し当てた。 「本当に、あなたは淫靡で、どうしようもなくオネダリが上手ですよ。見てるだけでこんなになってしまったんですからね。責任は取ってもらいましょうか」 「ひ、あっ、ぁ、ぁ、んんん…っ!」 思わず叫びそうになった俺の口を古泉が手で塞ぐ。 その手に噛み付いてしまいそうになるほど、それはよかった。 作り物とは違う。 熱くて、大きくて、脈打っていて、体の中にぴったりとはまり込むような感覚がした。 いつも受け入れているオモチャと比べると、おかしなくらい異物感が薄かった。 他人のものなんて自分の体にとってはただの異物だろうに。 「ぁ、あ、う……」 「どうです? 初めての、本物の感想は…」 「っ、イ、イ…! すご…っ、なん、で、こんな…、ぁ、ああ…っ!」 きつく折り曲げられた体が軋み、擦れた部分が痛みを訴える。 それでも冷めないほど、それ以上煽られないほど、気持ちいい。 嘘みたいだと思った。 あるいは夢みたいだと。 本当に、男に犯されている。 レイプされてる。 それもゴムもなく、生で。 ご主人様じゃない、男、それも、古泉みたいな綺麗で取り澄ましたやつに、欲望丸出しで犯されてる。 「あ、っは、は…っ、ん、イイ…っ、よ過ぎて、だめん、なっちまう…!」 気持ちよくて涙を零しながらそう訴えれば、 「いくらでもどうぞ。それであなたがご主人様に愛想を尽かされたら、僕が拾ってやってもいいですよ」 と言われ、一気に頭が冷えた。 「あ……」 そうだ、ご主人様だ。 ご主人様がいないのに、こんなことをしてしまった。 こんなに感じてしまった。 それは、ご主人様への裏切り行為になってしまうんじゃないのだろうか。 「ぁ、や、やだ、ごめん、ごめんなさい、ごめんなさいご主人様…っ! 俺、おれぇ……」 「ははっ、今頃何を言うんですか? こんなにおいしそうにくわえ込んで離そうとしないくせに」 そう笑われても、頭が言葉を理解しない。 ただ、ご主人様に申し訳なくて、ご主人様に嫌われてしまうことが怖くて、 「ご主人様…っ、ごめんなさい、ごめんなさい…」 何度も繰り返しているうちに、がさりと茂みが音を立てた。 驚いてそちらを見れば、ご主人様が驚いた様子で立っていた。 「ごしゅじん、さま……」 「……何、やってるんですか?」 ご主人様は穏やかに仰った。 さっきの古泉と同じくらい穏やかで、でも、だからこそ怖い声だった。 「あたしのキョンくんなのに」 古泉は俺の体を引き起こし、対面座位のような形になるよう俺を抱くと、弾みで声を上げた俺にも構わず、 「他人に犯されてここまで乱れるなんて、躾が足りないんじゃないですか?」 と薄く笑った。 その言葉が俺の胸をえぐる。 ご主人様に嫌われてしまったら俺はどうしたらいいんだろうと混乱しそうになる俺をつなぎとめるように、ご主人様は優しい声音を響かせてくださった。 「いいんです。キョンくんはその淫乱なところが何よりもいいんだもの。それに、あたし、言ったでしょ? あたしが嫌いなのは嘘を吐かれること。でも、それさえ守ってくれるなら、古泉くんに遊んでもらってもいいですよって。あ、でも、後でちゃんと報告してくださいね?」 「あ……」 本当に、ご主人様は天使のような方だ。 優しくて、慈悲深くて、俺みたいなどうしようもない駄犬以下の存在には勿体無いくらい、素晴らしいご主人様だ。 安心すると共に、ご主人様の目を意識する余裕が出てきた。 そうなると、ご主人様の目の前で古泉に抱かれているというのは酷く刺激的で、さっきまでよりもずっと快感が高まる。 呆れ返っているのかじっとしている古泉がもどかしくて、自ら腰を揺らし始めると、ご主人様が嬉しそうに微笑んでくださり、余計に腰が止まらなくなった。 古泉はそれでも動いてくれない。 ご主人様を憎らしげに睨んでいるだけだ。 それが気に食わなくて、わざと締め付けると、古泉が耐えかねたように眉を寄せた。 ご主人様はくすくすと笑ってくださる。 まるで、飼っている犬たちがじゃれあうのを見ているだけだというように、優しく。 「古泉くん、貸して欲しかったら最初からそういえばよかったんです。あたしはいつだって貸してあげますよ。…ね、キョンくん?」 「ご主人様の…いいようにして、ください……」 それだけのやりとりで、古泉の顔がいよいよ悔しげに歪んだ。 そんな、屈辱に塗れた表情を見て、俺は満足を覚える。 ああやっぱり、ご主人様は本当に強くて素晴らしい方だ。 それに、古泉と遊んでいいと言っていただいたということは、俺はもう少し、この楽しい遊びを続けられるということだ。 オモチャでは味わえない、中でイかれる感覚を知りたい。 熱いものを中で放たれたら、どんなに気持ちいいだろう。 それを最奥で受け止めたい。 それから、古泉の精液を味わいたい。 ペニスも袋も舐めて、カウパーの味まで全部知りたい。 それくらい、していいってことだよな? 楽しみだ、と呟いた俺の顔はきっと、ご主人様が遊びに誘う時の顔に負けないくらい、いい笑顔に染まっていただろう。 |