ついったーでりついーとされてしまったので書きました
通常のヘタレネガり男古泉と鬼畜でツンな消失古泉と受泉で三つ巴の変態×ビッチキョン
エロです
どろどろです
色々と訳分かりません
これはきっと夢なんだ。 でなければ説明がつかないだろ。 いくらなんだってこれはない、ないったらない。 「そうでしょうか? 涼宮さんの力を考えれば、こういうことがあっても不思議ではないと思いますが……」 そう言ったのは古泉だ。 「あなたの夢だとしたら、あなたはこういう夢を見るような変態だということですね」 意地悪く言ったのも古泉だ。 ただしこちらはブレザーではなく学ランを着ている。 全裸に剥かれた俺とは違い、イヤミなまでにきっちりと着込んだままだ。 でもって、返事はしないものの俺の股間に顔を埋めてじゅぷじゅぷと耳によろしくない水音を立てているのも古泉だったりする。 こちらは学ランのとは対照的に、そして俺とは同じくと形容して構わないだろう姿にされている。 さらされた真っ白な肌が目に眩しいくらいだ。 いつもの古泉は困ったような顔をしながら俺を背後から抱き締めていて、学ランを着た古泉は俺の横から悠然と俺を観察しながら、気紛れに手を伸ばしてきたりする。 古泉、と呼びたいのに呼べない。 ほかの二人も古泉だからだ。 かといって、一樹と呼ぶのも出来ない。 ほかの二人もそういう名前だろうし、それ以上に、そんな風に呼べるような間柄でもないからだ。 「ひ…っ、ぁ、うぁ……うぅ……」 すすり泣くような声を上げる俺を、ブレザーの古泉は心配そうに見つめるくせに、助けようとはしてくれない。 学ランの古泉はというと意地悪く唇を歪めて、 「どうせならもっとちゃんと啼いたらどうなんですか?」 などと冷たく言い放ちながら、俺の胸に手を伸ばし、さっきから散々弄ばれて哀れなまでに赤くなった突起をきつく抓った。 「いぁあ!」 「ほら、もっと聞かせてくださいよ。あなたのいやらしい声。じゃないと、耳障りな音ばかり聞こえてくるでしょう?」 慇懃無礼に言いながら、そいつは手を伸ばし、裸の古泉を軽く打ち据えた。 そいつが俺のものを舐めたり吸ったりするたびに起きる音が耳障りだとばかりに。 「んぐ…っ、ぅ…」 呻きながらも、そいつは離そうとしない。 もう出ちまいそうなほど気持ちいいのに、どうして出ないんだろうか。 やっぱりこれは夢なんだろう。 早く覚めればいいと思ったのを見透かされでもしたのか、 「こっちだけじゃイけないような変態なんですね、あなたは」 と意地悪く言いながら、学ラン古泉が笑った。 「ちっが……」 「どうだか」 冷たく言って、そいつが目配せすると、ずっと俺のものをくわえていた裸の古泉がようやく口を離し、熱っぽい顔で体を起こした。 そうして俺の体を跨ぐように位置を変えたから何をする気かと思った瞬間、唾液にまみれたそれが熱い場所に押し当てられ、そのまま飲み込まれた。 「うあ……っ…!?」 「ふあ…っ、ぁ、…んん、気持ちい…です……」 言わなくても分かる、と返したくなるような悦楽に溺れるような顔をして、そいつはそれを飲み込んじまった。 狭隘で熱くうねるような感触に包まれ、どうしようもなく気持ちがいいのに、腹の上で腰を使われ始めても、それ以上というのが見えなかった。 確かに感じていて、気持ちいいのに、イける気配がない自分がまるきり異常にさえ思えてくる。 「ほら、やっぱり」 せせら笑うように言って、学ランの古泉は冷たい目で俺を見た。 「あなたがほしいのはこれじゃないんでしょう?」 「な、にも、ほしくなんかない…っ……」 「あなたは本当に嘘ばっかりだ」 苛立たしげに言い放った古泉は、大儀そうに体を起こしたかと思うと、俺の上にまたがった裸の古泉ごと、俺を転がした。 ベッドの上で上下が入れ替わり、俺は素裸の古泉の上に伸し掛かる格好になる。 「あなたもこうしてほしいんでしょう? 組み伏せられて、本来受け入れるような場所ではない場所で男をくわえこんで、見っとも無いほど善がりたいんでしょう?」 「違う…っ、そんなこと、思ってもない…っ」 「では、あなたは何を求めているのでしょうね。たとえ無理矢理にでも乗っかられたら、つい腰を動かしてしまうのが男というものではないかと思うのですが、そういう様子もないじゃないですか。下の彼が切なげにしてますよ?」 それは学ランの古泉の言う通りで、俺の下にされた奴は俺に抱きつきながら、もどかしげに腰を揺らしている。 そればかりか、 「…う、ごいて…ください……っ…、我慢…出来ない…」 なんて言葉を呟くほどだ。 それでも、俺は動けない。 怖々顔を上げると、ブレザーの、つまりはいつもの、俺のよく知る古泉が困り果てた顔をして、そのくせこの異常な状況を見ているのに気がついちまったからだ。 「…っ、見るな……!」 「すみません」 ぱっと顔を赤らめ、顔を背けながらも、 「……僕が見ていては、お邪魔ですか…?」 と酷くトンチンカンなことを抜かしやがる。 「そうじゃ、ない…っ……!」 お前にだけは見られたくないんだと言いたいが言えない。 どうしてと聞かれれば答えようがないからだ。 自分でも分からん。 どうしてこいつにだけは見られたくないのか、なんて。 「そうじゃないなら…見ていたいです」 「…はっ…!?」 こいつは何を言い出すんだと驚く俺に、古泉は酷くこいつらしい偽悪的な笑みを浮かべて、 「きれいですよ」 と宣いやがった。 「…きれいです」 そう繰り返して俺を見つめる目に、ぞくりとした。 それは悪寒や嫌悪とはまるで違っていて、それだけに恐ろしく思えた。 「お…まえ……」 「お話はそれくらいで」 俺の背後に陣取った学ランの古泉がそう言い、何かを俺の尻から脚にかけた。 「なっ…!?」 振り返ってもよく見えなかったが、そいつの手には何かのボトルがあった。 「ローションですよ。…ああ、ご不要でしたか? それは失礼しました。しかし、僕としてはこちらがないと困るんですよ」 意地悪く言葉を響かせながら、そいつはボトルを放り出し、指を埋めてきた。 「ひっ…!?」 驚きの声を上げる俺に、 「まだ指を入れただけですよ」 とせせら笑う。 「やっ…、い、やだ…っ、抜け…!」 そう訴えても、聞いてくれやしない。 「抜けもなにも、きつく締め付けて離さないのはあなたでしょう?」 とかなんとか勝手なことを言いながら、指を動かされ、体の中の異物感が余計に強まる。 「っ、い、あ……っ、嫌…!」 「いつまでそんなことが言えますかね?」 そう言いながらそいつは中を探り、何かを探り当てたらしかった。 「ひぁあ…!」 突然の強い刺激――それを快感だなんて認めたくなかった――に思わず体が跳ねると、体の下からも声が上がったが、それにかき消されることがないほど、俺の上げた声は大きく、いやに響いた。 「ほら…ね」 くすくすと笑う声が聞こえ、怯えながら顔を上げれば、ブレザーの古泉は困惑に満ちた顔をするばかりだった。 古泉に笑われたわけじゃないと思うと安堵し、その表情にはまた恐怖した。 「嫌…、や、だ……、見るな…、見ないで……」 しまいには泣きじゃくりながら顔を伏せた俺の頭を、古泉は余計に涙腺が熱くなるほど優しい仕草で撫でてくれた。 「泣かないでください…」 「ひぅ…っ、ぁ…っ……うぅ……」 「…怖がらないで……。大丈夫ですから」 優しい声で言いながら、辛抱強く撫でてくれる。 安堵に力が抜けたところで、背後からの刺激はいよいよ強まり、ぐちゅぐちゅといやらしい水音が聞こえてくる。 「やだ…っ、聞きたく、ない…、嫌……」 すすり泣く俺に、古泉は困ったような顔をしながら、それでも少し考えてから、すっと手を伸ばしてきた。 「聞きたくないなら、塞いでますから……」 無理な前傾姿勢をとりながら、俺の耳を両手で塞いでくれる。 聞きたくない水音も声も、聞こえなくなる。 それでも涙は止まらなかった。 目を閉じても、体に与えられる刺激は消えない。 これも消えてしまえばいいのに。 そう願ったからじゃないだろうが、不意に指が引き抜かれた。 それと共に耳にあてられた手も離される。 「…終った……のか…?」 恐る恐る問えば、返事は背後からあった。 「そんな訳ないでしょう?」 心底馬鹿にしたような声だった。 「これからですよ」 そう言ってひたと押し当てられた熱にぞっとした。 「嫌だ…っ! やめろ、んなもん入れるな…!」 そう喚く俺を嘲るように、ぬるついたそれがぬるぬると擦りつけられる。 「どうしてです?」 「っ、どうしてもこうしてもあるか…!」 そんなもん、 「お前じゃ嫌だからだ…っ……!」 俺は手を伸ばし、目の前にいる男のブレザーを掴んだ。 「お前じゃなきゃ…嫌だ……」 古泉の顔は見えない。 怖くて、見れなかった。 それでも俺は言う。 「…助けてくれ……、一樹…」 「……やっと呼んでくれましたね」 嬉しそうに古泉が笑った瞬間、ほかの二人は幻のように消えうせた。 ああ、やっぱり夢なんだな、これは。 夢ならいいかとどこかマヒした頭で思いながら、体を起こし、古泉に抱きつく。 「呼ばなきゃ助けないつもりだったのか」 「あなたに手を弾かれたらと思うと、怖くて動けなかったんですよ」 そんなことを言いながら、古泉は俺を抱き締め返し、背中を撫で下ろしたかと思うと、そのまま腰を撫でつける。 「んっ…ぁ……古泉……」 「一樹、とは呼んでくださらないんですか?」 「呼んでいいのか…?」 そう問い返せば、柔らかく笑ったのが見える。 「ええ、呼んでください」 「…一樹……」 囁いた唇に、柔らかなものが触れる。 古泉と、一樹とキスをしていると思うと、それだけでぞくぞくしたものが背筋を走った。 「ん…っ、もっと……」 「僕も…もっとしたいです」 そう言って、触れるだけのキスを何度も繰り返す。 先に焦れたのは俺の方で、自分から唇を開き、一樹の滑らかな唇を舌先でなぞれば、柔らかな舌に迎えられた。 「ふあ…っ、ん、あぁ……」 とろけきった恥かしい声を上げながら、俺は一樹の首に腕を絡め、ブレザーが汚れるのも構わず、先走りを滴らせる自分のものを押し当てた。 さっきまでは、あんなことをされても達せなかったそれが、触れるだけで弾けそうに思える。 「一樹……」 「ん……はい……」 どこかとろりとした目を向ける一樹に、 「…したい」 と呟けば、一樹は嬉しそうに笑ってその指先をとろけきった場所に触れさせてきた。 「ここで……ですか?」 「んっ、そう……だ…。……嫌か?」 問いかければ、そっと首を振られた。 「嬉しいに決まってます」 「じゃ、あ…早く……、もう、我慢出来ないから…」 「僕もですよ」 そう言って一樹は俺を押し倒した。 俺は自分から脚を開き、一樹を待つ。 一樹がズボンから取り出したものは既に硬くなっていた。 「…見てて、興奮したのか?」 「……せずにいられると思います?」 「涼しい顔してたのはお前だろ」 恨めしく睨めば、一樹は小さく笑って俺の膝頭にキスを落とし、 「あなたに嫌われたくなくて必死だったんですよ」 「…お前のことを嫌えるくらいなら、こんな夢なんか見るもんか」 一樹は困ったように笑いながら、取り出した熱を押し当ててきた。 それだけでも気持ちいいのに、これを入れられたらと想像するほどに俺は浅ましい。 それを迎え入れながら、俺はうわ言のように呟いた。 「お前は…っ、好きとか、言うなよ……。ふ…っ、ぁ、ゆ、夢で言われたって、虚しくなるだけだからな……」 「では、是非現実で言いたいものですね」 夢の登場人物らしからぬことを言いながら、一樹はぐいぐいと腰を進めてくる。 痛みを感じないほど気持ちよくて、それ以上に嬉しくて、幸せだった。 「あ…っ、ん、一樹…! 好き…、好きだ……」 「僕には言わせてくださらないのに、自分は言うんですね」 「俺の夢なんだから…っ、ひぁっ、あっ、俺の…っ、好きにさせろ…」 「困った人ですね」 そう笑いながら、一樹は俺を抱き締めて、口付ける。 「ふ…っ、んん……!」 一樹の背中に爪を立てそうなほどきつく抱き締めながら、俺はようやく白濁を吐き出した。 一樹も俺の中を何度かえぐり、そのまま中で吐き出し、俺の上で力を抜いた。 「抜いても……」 「だめだ」 言いながら、手足を絡めて一樹の体を繋ぎとめる。 「…夢が覚めるまで……こうしてるくらい、いいだろ…」 こんな夢を見るくらい、俺は一樹が好きなんだと思い知らされた。 ほかの古泉じゃだめだ。 それから、俺が古泉を受け入れたいんだということも分かった。 「……なんて夢だ」 目が覚めたら忘れちまいたいのに、忘れられないだろう自信がある。 「一樹……、好きだ…」 一樹は俺の言ったことを覚えていてくれたらしく、困ったような顔をしながらも返事はしない。 ただ、優しく口付けてはくれた。 なんとなく、周りの景色が今まで以上に朧気になってきて、ああそろそろ目が覚めるんだなと思っていると、不意に一樹が口を開いた。 「…僕にとっても、これが自分の夢だと言ったら、あなたは驚くのでしょうか」 「……は…?」 なんだと、と問い返しても、一樹は笑うだけで答えない。 ただ、 「目が覚めたらすぐ、あなたに会いに行きます。…そうしたら、言ってもいいんでしょう?」 と酷く思わせぶりな言葉を言い残して、一樹は消えうせ、俺は目を開いた。 「……なんて夢だ」 夢の中でも呟いた言葉をもう一度繰り返す。 ああ、夢だ、ただの夢だとも。 だから、一樹…じゃなくて、古泉が会いに来るなんてことはない。 今日は休日だしな。 そう思いながら、どこかで期待してしまいそうになるのを感じつつ、俺は目を瞑り直し、布団の中で丸くなった。 |