「痩せる」だの「ダイエット」という言葉で検索かけたら、それはそれは多くのサイトがヒットします。
そして”●●ダイエット”と銘打った、「コレを食べて痩せる」とか「この運動で痩せる」とか、最悪は「コレを飲めば痩せる」サプリとか。
ここを書くので検索かけたら、一番酷いので「6日で7.9キロのダイエット」とかいうモノもありました。
人間の脂肪は1キロ約7000キロカロリーらしいという話を見かけた事がありますので(純粋に油分だけだと1キロ9000カロリーですが、脂肪は細胞なので油分以外もある為)、それを参考に考えるとします。
すると7.9キロの脂肪が落ちたとすると、55300キロカロリー分の脂肪が燃焼したという事になり、それは1日に約9200キロカロリー消費しないと減りません。
1日2000キロカロリー食べていると仮定すると、絶食したとしてもその差分は7200キロカロリー残ってる訳で、それは何処へ消えたのでしょうか?
もし、仮に、ホントに、1日に7200キロカロリーを運動で消費できる人なら、そもそも太っていない様な気がします。
代謝を上げるサプリメントというのもよく見かけますが、代謝を上げるという事は体温が上がるという事ですよ?。
それを飲んで体温は上がりましたか?。
もしも本当に体温が上がるとしても、「カロリー」という熱エネルギーの単位を冷静に考えれば、それを体の発熱によって消費する事の凄まじさはちょっと考えれば分かると思います。
ホントに「飲むだけで代謝が良くなって痩せる」のなら、病的な高熱が持続している状態になると思います。
それか、単に水分が抜けただけ。
それなら分かります。
ただ、それは体重が減ったとしても痩せた訳ではないですね。
水飲んだだけでも太ると言い張る人の場合、多分、水分が抜けて体重が減っただけの状態だったのが、補給した事で元の体重に戻ったと考えれるような気がします。
太ったんじゃなく、その状態が本来の体重だと思った方が・・・。
と、のっけから否定しまくりなんですが、言いたい事は「抜け道や逃げ道は無いよ」って事です。
蓄えた油分は熱エネルギーに代謝し、二酸化炭素と水として排出する以外には体の外へ出す方法はないのですよ。
要するに呼吸ですね。
吐き出す二酸化炭素の量が使ったエネルギーの量ですから、呼吸が変わらない程度の事は何やっても脂肪の燃焼には至っていないと考えれるのではないかと。
厳密にいえば、吐き出した二酸化炭素の質量と発生した熱エネルギーとの総和が分解した脂肪の質量なのでしょうけど・・・特殊相対性理論の話を引っ張り出した所でそんなモノは大した質量ではないでしょうから、無視です。
そもそも、些細な”誤差”のレベルの質量を過大に期待して、楽して痩せようという魂胆は捨てましょう。
しかしまぁ、世の中ダイエットに興味がある人間ばかりでもないですし。
かと思えば「ダイエットする必要が何処に?」という様な人が食事に制限かけてたりします。
この辺は”目的は何か?”に依る所が大きいとは思いますが・・・一応「無理無茶無謀なダイエットは止めましょうね」と、この場で書かせて貰います。
痩せりゃぁ良いってモンでもなかろうよ。
でも、それで自信が持てるのならそれはそれで理由ですから、其処は自身に対するコンプレックスとの相談になります。
その辺を踏まえた上で、やっぱし痩せたいというのであれば、重要なのは覚悟です。
案外分かっていない様なのでハッキリ書かせて貰いますが、ダイエットというモノは始めたら”一生のお付き合い”と思っておかなければいけないんですよ?。
一旦はダイエットに成功したとしても、元の生活に戻ったら体重も当たり前ですが元に戻るんです。
それも、痩せる時よりも短期間で元に戻ります。
だから、始める時は一生続けられる事をしましょうね。
それを踏まえて考えれば、絶食なんか有り得ません。
個人的見解なのですが、「朝食を抜くと太りやすい体質になる」というのは、迷信ではないのかなぁ~と思ってます。
もしかするともの凄い数の”権威”の方々を敵に回す様な発言かも知れませんが、私はあまり信じてません。
そもそも、規則正しい時間に食事を摂る生物の方が珍しいと思いません?。
一食の時間がずれたくらいで代謝のシステムが大きく変わると考える方が無茶な気がします。
少々の差はあったとしても、そんなモン誤差の範囲内という気がしますよ。
それに、摂取したカロリーの消化吸収率を100%で考えておけば、吸収の面ではそれ以上の誤差はないですし。
その考え方を元にすれば「寝る前に食べると太る」というのも、迷信じゃないのかなぁ~と。
結局は1日トータルでの摂取カロリーと消費カロリーとの比較だけで良いのではないでしょうか?。
(実際にダイエットの方法は、また別件で書きます^^;)
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