1.継承案件紹介
継承案件について、希望の診療科目や場所などの情報を基に譲る側の医師と譲り受ける側の医師のマッチングを行います。
この段階ではこんな情報を調査・提供します。
・継承案件の情報を譲り受ける側へ、譲り受ける医師の情報を譲る側へお伝えします。
・継承価格や条件について調整を行っていきます。
2.事業収支計画書作成
医院の継承については開業より、金融機関の融資条件は緩和されていますが、将来計画に不透明な部分がある状態では必要十分な融資を受けられず、また、て家族や親族の同意・協力を得られない状況にもなりかねません。
しっかりした事業計画があり、収支・返済の見込みがきちんと立ってこそ、周りの協力が得られ、開業が成功します。
地域中核病院による高度専門医療と周辺の個人開業医院による一次診療という医療分業が進んでいることや、病院数の減少傾向に伴うポスト不足から継承を目指す勤務医の方が増えています。
事業収支計画書は、金融機関などによる貸付条件などの決定根拠にもなる大切な資料ですから、作成にあたっては十分な経験と関連知識が必要になってきます。継承案件に基づいた患者さんの見込み数や病院の規模、収支目標、資金の借り入れや返済計画など必要と思われる数値・項目をきちんと織り込んだ計画書を作成いたします。
この段階ではこんな情報を調査・提供します。
・医院の規模や推定来院者数から算出した収入の計画
・継承準備費用や継承後の運転資金の目論見などによる支出の計画
・収支の動きと、これにあわせた借り入れ・返済の計画など
3.資金調達
開業より、費用が抑えられるとはいえ、継承するためには下の表に示す項目のほか、多くの場面で多額の資金が必要となります。自分の貯金だけでまかなえるドクターはほとんどいないと言っても過言ではありません。
設備投資 | 継承費 | 運転資金 |
・継承に関わる費用 など |
・開設までの借入金の支払利息 | 継承前に以下のような費用の 最低半年分の準備が必要 |
・付帯工事リフォーム費用 電気、給排水、冷暖房、外構工事、 照明、空調など |
・公租公課・開設届等費用 | 水光熱費 |
・医療機械設備更新費用 レントゲン設備など |
・医薬品・消耗品等購入費用 | 診療材料費 |
・医療機器入れ替え・リース費用 | ・医師会入会金など | 人件費 |
・家具・什器・備品入れ替え費用 | ・案内広告などの費用 | 維持費 |
・生命保険・火災保険などの費用 | その他 | |
→ 保険支払い基金からの入金は3ヵ月後 |
継承するためには多額の資金を借り入れ、長期にわたって返済することがどうしても必要となります。借り入れにあたり、公的な融資や貸付け・リースなどを総合的に活用し、将来に渡って過重な返済に苦しむことなく確実に債務を消化し、かつ利益も上がるような資金調達の方法を提案いたします。
この段階では、次のようなことを決めていきます
・自己資金の拠出額
・継承資金の不足分の借り入れ先(銀行、公的融資など)
・借り入れ・返済の金額および時期などのプラン
4.設計事務所紹介
医院の外観は周囲の景観にマッチし、なおかつ他の医院との差別化を図って患者さんにアピールできるように。院内は患者さんやドクター、看護師の動線が単純明快でわかりやすいように。そして、病院特有の設備や環境について十分配慮され、患者さんが安心して診察や治療が受けられるように・・・。
医院のリフォーム設計において考慮・注意すべき項目は多岐にわたります。これらのこのことを十分に理解し、かつドクターの意見を反映した設計が出来る設計事務所を紹介いたします。
この段階では、次のようなことを決めていきます。
・敷地の状況と医院・診療所内での人や物の動きを考慮した建物のリフォーム概要
・診察室や検査室、待合室などの機能ごとの設備や物品の配置
・特別な機材(レントゲンや歯科診療台、排水・汚水処理設備など)の機種選定・配
置など(入れ替えの場合)
5.建築業者紹介
出来上がった設計図を元に、建築業者が実際の建物をリフォームして内装などを行い、最終的に医院を仕上げることになるわけですが、特殊な診療機械設備や関連する配管・電気工事などが必要な場合などは特に 医院等の建築に携わった経験の有無や多少によっては最終的な建物や装置設備などの設置状況や、長期に渡って使用するなどが違ってくるであろうことは想像に難しくありません。
6.税理士紹介
税理士・社会保険労務士を紹介いたします。
7.求人代行
従業員の継承を行わない場合、新たに事務・看護師の募集及び面接のお手伝いをいたします。
8.保険プランニング
損保・生保の見直し・提案をいたします。
9.事務長代行業務
事務長業務を代行いたします。
10.ホームページ作成
クリニックのホームページを作成いたします。開院後の更新作業も継続して承ります。