私達、松山維新の会、愛媛維新の会、西予維新の会の原点は、古い体制やしがらみからの脱却であります。すなわち、現下の国政政党の下部組織で会派を構成している地方議会では国政とのねじれが議会の膠着状況を招いており、住民からの信頼を失墜する大きな要因ともなっています。
そこで、国政の政局に左右されず、地域にしっかりと軸足を置き、地域の発展の為に、地域主権を自らが進めることをメルクマールとし、国政政党の党派を超えて当会を結成したのであります。そして、「地域が第一」「政策中心」「国政自由」の旗印の元に、地域がその特性を活かして、主体的に活性化に向け努力することで、それぞれの基礎自治体そして愛媛県の発展に寄与することが当会の活動理念であります。
我々、愛媛県の3つの維新の会は、今回、原点に立ち帰り、つまり結成時の精神を見失うことなく、これからも連携し、ともに歩むことを、本日、全員一致で確認したのであります。すなわち、それぞれの地域が抱える諸課題の解決、又、基礎自治体連携によるオール愛媛体制の構築に向けた活動を地道に取り組むことを最優先としたのであります。従って、日本維新の会の活動については、今回、参加を見送ることに決定しました。
終わりに、日本維新の会におかれましては、明治維新以降、連綿と続く中央集権、官僚主義体制から地域住民が主体の地域主権体制への統治機構の抜本的な変革、“体制維新”の実現に向け、その活動に期待するところであります。