審査員特別賞
廣川 大輔 (松山南高等学校3年)
「私にとっての平和の意味」
 私は、今の世界には色々な不安が満ち溢れていて、平和といえるものが無いのではないかと思います。
 そう思ったのも、学校の授業で受けた「各国で起っている国際問題・地球温暖化の原因にもなっている環境問題」だったり、また身近な所でいうと「いじめ・不祥事・不況・災害・犯罪」などの出来事を知ったからです。
 そのように考えるようになってから私は、逆に平和ってなんなのだろうと考えたりするようになりました。しかし考えてみても答えは出ず、私にとって難題としてのしかかっていました。そこで「先生だったら知っているのかもしれない」と思い、電話で聞いてみることにしました。すると先生から「ボランティア活動をしてみるか。何かヒントになるかもしれないぞ」と言われて私は、やってみようと思いました。先生から勧められたのは、老人施設での掃除と老人の人とのふれあいというものでした。その内容を見て心配性の私は、本当に役に立てるのか、上手く話もできるのかなと初めてボランティア活動をするということもあって不安になっていました。
 そして、当日バスに乗って施設へと向かっている途中、隣に座っていた年上の人に老人の人はどんな感じなのかを聞いてみると「とても話し易くて良い人ばかりだよ」と教えてもらって不安は少し安らぎました。
 ついに到着して、説明を受け早速、掃除が始まりました。施設の中は常にキレイにされているらしく、あまり目立ったヨゴレやゴミもなく一時間くらいで掃除も終わり、食事も兼ねて老人の人と交流する時間になり、色々話などをしたりしました。最初は、自分の事を話し色々聞いてもらい、だんだんと打ち解けていき、そこで私は「平和ってなんですか」と聞いてみることにしました。すると真剣に戦争の事や今の生活の事など色々な事を教えてくれ、その中での話を聞いてる内に、私自身が考えて答えが出ないままだった「平和ってなんなのだろう」という疑問に答えが出たような気がしました。
 私にとっての「平和」とは、心の中にある強さなのだと思います。何か大きな困難にぶつかり、それを乗り越えて得た強さがあれば、今までの不安も、ちっぽけな物へと変わり、心からの安心を得る事ができるのではないかと思います。そして強くなった人が、不安になっている人に手を差し伸べ合っていけば、やがてみんな強くなり、今の世界で起っている戦争や人権差別のような事など、ちっぽけな事だと気付き、世界は平和になるのだと思います。
 この平和と言う意味へのヒントを教えてくれた人達に感謝をすると共に、いつか平和な世界になると信じて、自分自身も強くなり、たくさんの人と支え合って生きていきたいと思います。



サイトデザイン・サイト内容は記載のない限り無断転載を禁じています。
Copyright (C) Matsuyama Unesco Association, all rights reserved.