審査員特別賞
佐川 雄真 (伊予農業高等学校2年) |
| 「今私たちにできる環境保全」 |
今私は、塩屋海岸の絶滅危惧海浜植物を守るプロジェクトをしています。愛媛県は、絶滅危惧海浜植物をまとめたレッドデータブックを作成しています。また、環境省はその中に塩屋海岸が入っています。だから私は、このプロジェクトに参加することにしました。
清掃活動は、毎月第二土曜日に百五十mの区域を活動範囲内とし、ゴミを分別後、重量を計測しています。ゴミの量は、夏が一番多いのです。なぜかというと、使い終わった花火が大量に捨ててあったり、台風などで流木などの漂着物が多いからです。そのため十月の漂着物は、ゴミ袋に入れたものでも一トン以上もあったのでゴミを拾うのにとても苦労しました。今ある海浜植物を助けるには、この清掃活動をするのが一番いいと思いました。
しかし、平成十六年の台風により、海岸にあった海浜植物がさらに絶滅の危機になってしまいました。このままではいけないと思った私たちは、海浜植物の繁殖法を調べることにしました。その結果、バイオテクノロジーで繁殖させることにしました。まず採取できた海浜植物の種子が休眠することを確認するために、播種、体温処理をし、発芽率を調べましたが、どれも発芽せず失敗に終ってしまいました。海浜植物が一属一種の品種であることから、三つの種苗会社から種子を取り寄せ、再実験しました。今度は、六つの実験区を設けて発芽調査をしました。実験は成功。見事に発芽させることができました。
ところが現地でも、海浜植物が発芽していることが分かりました。海浜植物は、人の出入りが少ない突堤や、護岸の隙間に生えていました。それを知った私は、大変うれしく思いました。私たちは、土壌還元型育苗ポットを作ることにしました。ポットを作るため何度か実験を試みましたが失敗してしまいました。今度は寒天で実験を行いました。寒天は、海藻のテングサを材料としていることや、熱可塑性があることが分かり実験をしました。溶かした寒天を砂に混ぜ、ポリポットの底の穴を閉じてから流し込み、育苗ポットを作ることにしました。最初は、型にならず崩れてしまいましたが、だんだん寒天、水、砂の配合割合が分かってきて、やっと崩れない寒天ポットができました。寒天ポットと市販のポット二つを使い、どれが一番いいかを調査中です。これからも、ポットに植えた海浜植物の継続結果や、昔あった海浜植物の復活を目指したいと思います。
世界から見たら、とても小さくて周りの人が気がつかないが、このプロジェクトをして、とても誇りに思います。これからもこの活動を続けて、頑張って海浜植物を絶滅させないようにしていきたいです。
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