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お狸さん(喜八狸北宇和郡吉田町 夏祭りの輪抜け風景
松山地方では輪越といいますが、吉田町で一般的には「輪抜け」と言っています。正式には茅の輪くぐりと言う。
江戸時代より裡町3丁目にお狸さんが居ました。明治になり、丸井座ができ丸井座でお祭りをしていました。戦時中および終戦後お祭りはとだえました。(丸井座は吉田劇場と名前を変えた。)昭和27年より本町1丁目で夏祭りの時にお祭りをしました。(渡辺孝氏)十数年続きましたがとだえました。
お狸さんは、火事を防いでくれるとか、戦争で命を落としそうになったとき、お狸さんが現れて助けてくれたという話が伝わっています。だまされたとか、悪さをされたという話も沢山あります。
昭和50年にサマーカーニバルで復活しましたが、現在(平成16年)お祭りは又とだえています。
喜八狸」は富田狸通さんの「伊豫之国狸伝説大番附」では 「西の巣 前頭 5枚目」 となっています。
ち‐の‐わ【茅の輪】 六月祓ミナヅキバラエに用いる、チガヤ【茅ち】を紙で包み束ねて輪の形に作ったもの。これをくぐって身を祓い清める。
愛媛のくらし(平成10年度)より 愛媛生涯学習センター 発行 写真提供/佐々木真喜夫氏(ササキ写真館)