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伊 予 の た ぬ き
伊予のたぬき 資料 (0 6一10改定版)
伊予たぬきアラカルト No1
編集 伊予たぬき学会(いよ狸サロン)
山岡 尭
団体・人名編 愛媛県に伝わる狸ぱなし(伝説、昔話)三百数十件をめぐる資料集
団体編 狸を祀る祠編 たぬき専門書一覧 正岡子規の狸句集
団体編
1 松山愛申(田抜き)会
松山市 昭和1 4年戦時下の松山、狸愛好家で結成。
富田狸通狸事長、前田伍健、義安寺玉水禅師などで「狸まつり」。
戦争末期から戦後中断、昭和23年復活。昭和35年こは第16回例祭「松山ゆう・もあ・狸まつり」。
前田伍健 著書 「たぬき日記」1956
富田狸通 著書 「たぬきざんまい」1964
「狸のれん」1978
2 喜左衛門狸の会
西条市 東予市(現西条市)で平成8年結成。以来「きざえもん祭」を毎年5月開催。
CD「きざえもん音頭」、新曲「きざえもん参上」。
初代会長:徳田紀男、2代目会長:神野利克、副会長:岩井晋。
3 いよ狸サロン
(伊予たぬき学会) 愛媛の狸研究とP R,普及の同好会。平成11年結成以来毎月例会。たぬき情報交流と懇親。
松山市 日本たぬき学会とも連繋。主宰:山岡尭。
山岡 尭 寄稿 「伊予の狸談義」、編集 「まつやま狸MAP」
高村昌雄 写真展 「伊予の狸」、寄稿 「狸、思いつくまま」
玉井 葵 著書 「お袖狸、汽車に乗る」2003、「伊予の狸話」2004
勝岡 昭 ホームページ運営 「いよ狸サロン」ほか
他の常連会員:小越和子、笹山準一、徳田紀男、中西智、西原エミ子、野田なぎさ、
日野見衣子、福崎勲・美智子、山野ビッキ
4 日野見衣子歌謡教室
歌謡喫茶デュエット 日野見衣子 ふるさとソング自作自唱CD「八百八狸まつやま音頭」 「八百八狸まつやまサンバ」2005リリース。
八百八狸連 以来同曲をコンサート、歌謡祭、盆踊りなどで広め、
松山市 《狸伝説バスツアー05/06》 《06松山まつり・八百八狸連出場》などで活躍。
八百八狸達参加
麻田陽子(アサダ・ダンス・スタジオ)、花園幼稚園
5 松山錦会
松山市 常磐津「八百八狸由来囃子」
(作詞:河野節子)松山城400年にあたる2002年発表。
主宰:辻内正明。
6 みかん一座
松山市 結成以来2 3年のミュージカル一座。
座長:成田節子。松山まつり野球拳おどりに狸の着ぐるみで例年登場。
7 坂本公民館
松山市 八百八狸ゆかりの地で「八百八狸供養奥久谷ほたるまつり」
「山口霊神・八百八狸の碑祭」「手作り歌舞伎伊予八百八狸」などまちおこし活動。
館長:村井正良、郷土史家:中川重美、夢工房会長:光田正、NORA代表:黒田仁朗、八百八狸会会長:中川洋一。
8 坊っちゃん劇場
東温市 地方発のオリジナルミュージカルを制作する劇団わらび座と、
地元自治体や経済界が提携して平成1 8年東温市に開館。
初年度の「坊っちゃん ! 」に続き、0 7年は「吾が輩は狸である」を年間公演約2 8 0回。
支配人:山川龍巳、
運営:宮内政三、越智陽一、二宮英之、山川優子、
制作:管野紀子、是枝正彦、安達和平、丸山有子
9 小女郎たぬき踊り保存会
新居浜市 新居浜市金子小学校、公民館が「ラブ金子ふるさとたぬきまつり」C D「小女即狸ばやし」
伊予たぬきアラカルト No2
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伊 予 の た ぬ き
伊予のたぬき 資料 (0 6一10改定版)
伊予たぬきアラカルト No2
編集 伊予たぬき学会(いよ狸サロン)
山岡 尭
団体・人名編 愛媛県に伝わる狸ぱなし(伝説、昔話)三百数十件をめぐる資料集
団体編 狸を祀る祠編 たぬき専門書一覧 正岡子規の狸句集
狸を祀る祠編
1 八股榎お袖大明神 松山市堀端 松山一の美女狸。諸般願い事叶えて信仰さかん。
毎月 8 日例祭、11月 8 日大祭。
総代:田中喜子、高橋康二。
2 六角堂榎大明神 松山市勝山町 いたずら話の多い教力狸、お袖狸、失せ物捜しのおたき狸。
(常楽寺) 11月 8 日大祭。
主管:今井法如。
3 金平狸大明神 松山市上野町  ソロバン達者な学者狸。宮司の送り迎えや碁の相手など勤勉。
(大宮八幡神社) 4月 2 9 日例大祭。
代表宮司:真鍋和敏。
4 金平・花大明神 松山市久谷町  4月第2 日曜例大祭。
(金毘羅宮) 崇敬会:田中晴。
伊達泰介 著 「金平・花 由来記」1977
5 山口霊神 松山市久谷町 隠神刑部狸が封じ込められたところとされ、「松山騒動伊予八百八狸の碑」を併設。
6 三光姫神社(おさん狸) (高井八幡)松山市高井町 娘姿によく化ける色白狸。村の守護神。日露戦争従軍話も。
7 小女郎大明神 新居浜市一宮町 鯛が大好きないたずら狸。上方へ渡り報恩ぱなしも有名。
(一宮神社) 帰郷して諸願成就の守り神。
8 星の宮のお狸さん 新居浜市星越町 人助けする利口な狸。
(真星神社) 保存委員会長:下川正 
9 喜野明神(喜左街門狸) 西条市七条 讃岐の禿狸との化け比べ、神社修復の瓦注文のいたずら話など。
(大気味神社) <喜左衛門狸の会 参照>
1 0 八堂山のお染狸 西条市福武 お袖狸の妹狸。七人姉妹が集まるとの騒動も。 
11 大楠さん (大山祇神社)今治市別宮町 お奈遠、お左遠、お袖の三姉妹狸。
1 2 梅ノ木大明神 今治市波止浜 金や膳椀貸し。日露戦争従軍の話伝わる。
1 3 鶴吉大明神 今治市美保町 大漁祈願、台風被害除けに功徳。
1 4 明堂院 今治市大西町 昭和1 0年、松山から引っ越したお袖狸で大騒動。
1 5 おさん大明神(銀杏狸) 伊予市銀杏通 木の枝に化けるのが上手ないたずら狸を祀る。
句碑 「狸名はおさんといへり月おぼろ」 一貴
◆個人編(団体編、同編の記載除く)
1 内藤鳴雪 1847〜1926 俳人、教育者。 上京、東京たぬき会所属。 寄稿 「我家に伝へたる狸の話」1918。
2 正岡子規 1867〜1902 俳人。 狸を呼んだ句 〜宵月や蝙蝠つかむ豆狸 (明25) ほか2 7句。
3 高浜虚子 1874〜1959 俳人、小説家。 酒買狸の由来について寄稿文あり。
4 西園寺源透 1864〜1947 伊予史談会創立者の一人。 編著 「伊予の奇談伝説」1921〜35。
5 合田正良 東予の史家。 著書 「伊予路の伝説 狸の巻」1951。
6 いせき こたろう ホームページ編集。 「伊予の伝説・狸伝説」。
7 田中安子 古人形古裂愛好家。 古裂を使った狸雛飾りなどの作品を発表。
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伊予たぬきアラカルト No3
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団体・人名編 愛媛県に伝わる狸ぱなし(伝説、昔話)三百数十件をめぐる資料集
団体編 狸を祀る祠編 たぬき専門書一覧 正岡子規の狸句集
たぬき専門書一覧
◆民俗学主体
1 たぬき         戸川 残花 編 1918 大正 7 三進堂書店 (たぬき会同人誌)
2 猪・鹿・狸 早川 孝太郎 1926 大正15 郷土出版社/第二叢書
3 たぬき日記 前田 伍健 1956 昭和31 愛媛タイムス社
4 たぬきざんまい 富田 狸運 1964 昭和39 狸 の れ ん
5 たぬき随筆 遠山 英志 1975 昭和50 文芸協会出版/あおもり文庫
6 たぬき談義 石田 豪澄 1976 昭和51 有峰書店
7 狸の話  宮沢 光顕 1978 昭和53 日貿出版社
8 狸と日本人 井上 友治 1980 昭和55 蒸明書房
9 狸とその世界   中村 禎里 1990 平成 2 朝日新聞社/朝日選書400
10 タヌキとつきあうための11章 林 くりお 1990 平成2 京王出版/ふるさとの動物たち・たぬきの本@
11 タヌキに化かされないための11章 林 くりお 1991 平成3 京王出版   〃    “ A
12 狐狸学入門 今泉 忠明 1994 平成6 講談社/ブルーバックスB‐1025
13 酒買い狸の誕生 赤塚 盛彦 1995 平成7 エピック
14 キツネとタヌキの大研究 木暮 正夫 2002 平成14 P H P研究所
15 信楽焼、古たぬきのやきもの図録 富益 純一 2003 平成15 しがらき狸学会
16 お袖狸、汽車に乗る 玉井 葵 2003 平成15 創風社出版/風ブックス011
17 伊予の狸話 玉井 葵 2004 平成16 創風社出版/風ブックス013
◆生物学主体
1 タヌキはぼくのたからもの 池田 啓 1994 平成 6 ポプラ社
2 タヌキまるごと図鑑 盛口 満 1997 9 大日本図書
3 信州のタヌキ 関谷 圭史 1998 10 郷土出版社
4 タヌキ 池田 啓 監修 2002 14 小学館/日本の天然記念物動物編24
5 タヌキの伝言 萩原 恵子 2003 15 けやき出版
◆文芸(小説、随筆、民話、伝説、童話、俳句、川柳など)
芸能(落語、講談、演劇、映画、音楽など)
美術(絵画、彫刻、工芸など)
総論中の記載(信仰、妖怪、歴史、動物、観光など)
雑誌、パンフレット類 については未整理。
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団体・人名編 愛媛県に伝わる狸ぱなし(伝説、昔話)三百数十件をめぐる資料集
団体編 狸を祀る祠編 たぬき専門書一覧 正岡子規の狸句集
正岡子規の狸句集
提供 八百八狸達 白石英志
注記 山岡尭
 1 宵月や 蝙蝠つかむ 豆狸 明治25 蝙蝠(こうもり)季語 夏
 2 初午や くれて狸の 腹鼓 26 初午(はつうま)季語 春
 3 初午や ふけて狸の 腹鼓 26
 4 狸ぬれて 葎に踊る 秋のくれ 26 葎(むくら)荒れ地や野原に茂る雑草の総称
 5 稲妻や 狸のふぐり 牛の角 26 (ふぐり)睾丸、いんのう。稲妻(いなずま)季語 秋
 6 若殿が 狸寝入の 寒さ哉 26
 7 含満や 時雨の狸 石地蔵 26 含満(かんまん)日光の名所、溶岩の流出によりできた含満ヶ淵御。化け地蔵約70体。
 8 春雨や 檻に寝ねたる  大狸 27 檻(おり)
 9 狸棲む 一本榎 かすみけり 27 (かすみ)季語 春
1 0 夕立や 穴に逃込む 豆狸 27
1 1 秋の暮れ 狸を連れて 踊りけり 28
1 2 獺を 狸のおくる 夜寒哉 28 獺(かわうそ)イタチ料の哺乳類 特別天然記念物 カッパの原形とされる
1 3 狸死に 狐留守なり 秋の風 28
1 4 猿松の 狸を繋ぐ 芭蕉かな 28 猿松(さるまつ)猿の蔑称 わんぱく小僧 ずるがしこい子供
1 5 戸を叩く 音は狸か 薬喰 28 薬喰(くすりくい)保温、滋養のため獣肉〜猪、鹿など〜を食べること
1 6 古家や 狸石打つ 落葉の夜 28
1 7 朧夜や 狸群れたる 古社 29 朧夜(おほろや)季語春
1 8 朧夜や 用ありげに 狸戸を叩く 29
1 9 狸来ずなりぬ 水鶏や 戸を叩く 29 水鶏(くいな)夜行性の鳥 鴫く声を「たたく」と詠まれるのはヒクイナで夏の鳥
2 0 稲刈りて 地蔵に化ける 狸かな 29
21 小幟や 狸を祭る 枯れ榎 29 小幟(このぼり)下記和歌参照 祭る→祀る?
2 2 門とざす 狸横町の 時雨哉 30 時雨(しぐれ) 季語 冬
2 3 狸さへ 蟇さへ住まず なりにけり 31 蟇(がま)ヒキガエル 季語 夏
2 4 狸さへ 蟇さへ居らず なりにけり 31
2 5 犬の子を 狸はぐゝむ 霜夜かな 31
2 6 下戸狸 雑煮の腹を 叩いて曰く 33 雑煮(ぞうに) 季語 新年
2 7 下戸狸 雑煮の腹を 叩きけり 33
正岡子規の狸和歌(出典:富田狸通「たぬきざんまい」)
郷土松山の八願(お袖大明神を肥るaあり)をしのんで詠んだもの0
1 餅あげて狸を肥る枯榎 紙の職に春雨ぞ降る
2 百歳の狸すむてう八股の ちまたの榎いまあるやなしや
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