【日章旗】 | にっしょう‐き |
日本の国旗とされている日の丸の旗。江戸時代、幕府船の標識として使われ、幕末日本船の印となる。明治政府もこれをひきつぎ、1870年(明治3年)の太政官布告で商船規則を制定し、旗の規格を定めている。 布地は白色の長方形で、縦横の比率は横を100とすれば縦は70。日章は赤で、その直径は縦の5分の3。日章の上下のあきを等しくし、日章の中心は旗面の中心より横の100分の1だけ旗竿の側に近寄る。 慣習的に国旗として使われるにいたっているが、法律上これを国旗とする明文はなかった。 1999年(平成11年)8月9日、国会において「日の丸・君が代」が国旗・国歌として法制化された。 | |
【旭日旗】 | きょくじつ-き |
きょくじつ‐き【旭日旗】朝日を描いた旗。もと日本の軍旗・軍艦旗などの類。 ぐんかん‐き【軍艦旗】軍艦が艦尾に掲揚する旗。旧海軍では16条の旭日旗。 | |
【君が代】 | きみ‐が‐よ |
人を敬い親しんでいう「君」、あるいは君主の、寿命ないし栄える時。古今和歌集神遊歌「―は限りもあらじ長浜の真砂マサゴの数はよみつくすとも」事実上、日本の国歌として歌われる楽曲。歌詞は | |
「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」 | |
で、江戸時代の隆達節の巻頭第1にあるものと同じく、さかのぼれば古今集には初句を「我が君は」とした和歌がある。作曲は1880年(明治13年)、宮内省。1893年(明治26年)、小学校における祝祭日の儀式用唱歌として公布され、明治憲法下で、天皇の治世を祝う国歌と解されて歌われてきた。法律上これを国歌とする明文はなかった。1999年(平成11年)8月9日、国会において「日の丸・君が代」が国旗・国歌として法制化された。 | |
Z旗 | ゼット‐き【Z旗】 |
ローマ字のZを示す国際信号旗。黄・黒・赤・青の4色から成る。日露戦争時、わが国海軍で独自の意味を付与した。 ゼット‐しんごう【Z信号】 ガウ 1905年(明治38)5月、日本海海戦の開始に当り連合艦隊司令長官東郷平八郎が全軍に令した「皇国の興廃此の一戦にあり各員一層奮励努力せよ」のZ旗による信号。 |
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