こう‐き【皇紀】クワウ こう‐き【皇紀】
日本の紀元を、日本書紀に記す神武天皇即位の年(西暦紀元前660年に当る)を元年として1872年(明治5)に定めたもの。 
 き‐げん【紀元】
歴史上で年を数える際の基準、または基準となる最初の年。
現在世界的には、キリスト誕生と考えられた年
歴史的には紀元前4年頃に誕生とされる
を元年とする西暦紀元を使用。
日本では1872年(明治5)、神武天皇即位の年を西暦紀元前660年と定めて皇紀元年と呼んだ。
 せい‐れき
 せい‐れき【西暦】
西洋の暦。イエス=キリストが誕生したとされる年を紀元元年とする。西紀。
 ぶっ‐たん
 ぶっ‐たん【佛誕】
お釈迦さまの誕生日を元年とする年号。(仏教)
 しゃか‐むに【釈迦牟尼】
(梵語   kyamuni  「牟尼」は聖者の意) 仏教の開祖。
インドのヒマラヤ南麓のカピラ城の浄飯王ジヨウボンノウの子。
母はマーヤー(摩耶マヤ)。姓はゴータマ(瞿曇クドン)、名はシッダールタ(悉達多)。
生老病死の四苦を脱するために、29歳の時、宮殿を逃れて苦行、35歳の時、ブッダガヤーの菩提樹下に悟りを得た。
その後、マガダ・コーサラなどで法を説き、80歳でクシナガラに入滅。
その生没年代は、前566~486年、前463~383年など諸説がある。
シャーキヤ‐ムニ。釈尊。釈迦牟尼仏。
きげん‐ぜん【紀元前】
 紀元元年以前。西暦では B.C.(before Christ)で表す。
 きゅう‐れき【旧暦】キウ
旧制のこよみ。古い暦法。
 (明治維新前に使用したからいう) 太陰太陽暦の通称。 新暦
 ねん‐ごう【年号】 ガウ 
年につける称号。
中国で、皇帝が時をも支配するという思想から、漢の武帝の時(西暦紀元前140年)に「建元」と号したのに始まる。
日本では645年に「大化」と号したのが最初。
天皇が制定権をもち、古くは辛酉・甲子の年のほか、即位(代始)・祥瑞・災異その他の理由によってしばしば改めたが、明治以後は1世1元となり、1979年公布の元号法も、皇位の継承があった場合に限り改めると規定。元号ゲンゴウ。 私年号
 し‐ねんごう【私年号】 ガウ
朝廷が正式に定めた年号に対し、民間で私に用いた年号。
法興・白鳳など大化の年号制定以前の逸年号のほか、福徳・弥勒・命禄など中世の古社寺縁起や金石文などに存するものがある。異年号。偽年号。
 へいせい【平成】
[書経大禹謨「地平天成」・史記五帝本紀「内平外成」]日本の現在の年号。(
1989.1.8~)
令和は、日本の元号の一つ。 平成の後。大化以降248番目の元号。徳仁が即位した2019年5月1日から現在に至る。日本に現存している和歌集の中で最古の万葉集から引用された。 ここでは日本史の時代区分における令和時代についても記述する。 なお以下の西暦は、ただし書きのない場合はすべてグレゴリオ暦である。
広辞苑(電子版)から引用