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第二次大戦中 ビルマの戦場は惨烈を極めた 故里をあとに
共に征衣上途しながらも 還らざる戦友五千五百余柱 全国
で十八万柱を数える 茲に追悼慰霊を祈念して 四国霊
場 熊野山 石手寺に ビルマ戦没者慰霊塔（愛厳パゴダ）
を建立する 塔内に安置した 仏舎利 仏像は 昭和五十四
年一月 愛媛県仏舎利奉載団がビルマに赴き ウ・アデイサ
・ウインサ大僧正 及び元日本駐在大使 ウ・チ・ココ氏の
御配意により ぺグー山麓の ジョービュー寺院にて奉載し
たものである 嘗つて彼の地で ともに戦った我々生存戦友
は 遺族・一般篤志家と共に この聖地を亡き戦友の愛国の
至誠を偲ぶ清浄の地たらんことを願ふものである
今 御仏の大慈 大悲の御手にすがり 日緬の友好と 世界
の平和を永えに希求するものである 合掌
昭和５４年８月１２日 愛媛ビルマ会 |
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