JA5DLGの宿貸しマウス・ホームページ
 
南北朝時代の重要文化財・紺糸威胴丸(兜・大袖付) (胴高 32.5 cm 草摺り丈 27.5 cm)

黒漆塗の鉄札(てつざね)と皮札(かわざね)交ぜとし、
縹色(はなだいろ)の藍染組糸で威し(おどし)、
立挙(たてあげ)前二段後三段、
衝胴(かぶきどう)四段、
草摺(くさずり)八間五段下りに仕立てた典型的な胴丸である。
小札板七段を垂れた大袖と、
肩の正面に杏葉(ぎょうよう)を垂れ、
鉄黒塗二方白四十八間鍍金総覆輪筋兜を具足している。
胴の形状が裾広がりの大振りの胴丸で、
総じて南北朝時代の古調を示している。
遠野南部家に伝来したもので、
南部政長が後村上天皇から拝領したものと伝えられている。
現存胴丸中屈指の優品である。
林原美術館の表門
林原美術館の玄関
〒700-0823
岡山市 丸の内 2-7-15
岡山城 内堀のすぐ西側
(TEL 086-223-1733)
(FAX 086-226-3089)