オランウータン
〔マレー orang-utan=森の人〕 カリマンタン〔=ボルネオ〕・スマトラ産の類人猿。
しょうじょう(猩猩)。〔ショウジョウ科〕 かぞえ方 一匹・一頭
Shin Meikai Kokugo Dictionary, 5th edition (C) Sanseido Co., Ltd. 1972,1974,1981,1989,1997
オラン‐ウータン【orang utanマレー】
(「森の人」の意) オラン‐ウータン科の哺乳類。ボルネオ・スマトラの森林にすむ。
身長は雄約1.4メートル、雌1.2メートル。毛は長く赤褐色。耳小さく、上肢がいちじるしく長く、
直立すると踝クルブシまで達する。
手足は物を握るのに適し、巧みに樹間を渡る。
大きい群れはつくらず、ほとんど樹上で生活し、動作は緩慢。
猩々シヨウジヨウ。
岩波書店 広辞苑 PC版 第五版より
オランウータンは、マレー語で「森の人」という意味。「オラン」が「人」、「ウータン」が「森」を意味する。
元々は森の奥に住む原住民をいった語だが、動物の名に転じた。「オランウータン」の語は、
江戸時代にオランダ語を通して日本に入った。
「ン」が省略された「オラウータン」と書かれることも多いが、誤表記である。
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