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第4週「おら、ウニが獲りてぇ」第19回〜第24回 演出:井上剛

あまちゃん(再放送)第19回 2015H27/4/27(月)

今週は安定の井上剛ディレクターの演出キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!。

劇中の設定で2008年9月20日(土)。北三陸には大勢のオタクさん達が殺到する。経済効果は1日で1千万円(by栗原ちゃん)。その端緒となったのが 観光協会のホームページにアップされたユイちゃんの「たった30秒」の動画。それをアップしたのはヒビキ一郎。その首謀者であるハズのヒビキが「北鉄のユ イちゃんどこですか?」と初心者ぶってオタクさんたちを扇動するのがまたイトオカシ笑。

駅のホームに掲げられたパネルの文言にワロタ→「来た、きた、北の海女。来て、来て、北鉄で。」裏は→「ようこそ北三陸ミステリアス式海岸」細かいなぁ!(・∀・)イイ!

オタクさん達の描き方がステレオタイプで、それはそれで(・∀・)イイ!ね笑。オタクさん達はほぼみんなNHK支給の小道具のカメラを持っているが、明らかにフィルム時代の一眼レフや、フィルムコンパクトカメラを持っている人達が多くいてワラタ。
あと、この時のオタクさん達は男性ばかりだけど、後になると女性を混ぜて、香ばしさの画面比率を下げている笑。男ばかりだとウザいもんなぁ笑。

北三陸駅長の大吉は自分の判断で臨時列車を出すっぽいけど、大吉にそんな権限はあるのか?本社の上司は意向は?国交省への届出は?…は言わない約束である笑。



そして梨明日の店内。みんな疲れ切っている。そこに紛れ込んでいるのが…またまたヒビキ一郎。彼の肩書きはテロップによると「アイドルオタク」とのこと笑。吉田副駅長に「なんでお前(ここに)いンだよ?」と言われ、既に二人は仲良しのご様子www。てかヒビキはトリックスターの役割だね。

にしてもヒビキは同じ「一郎」でも岩手の小沢一郎とはだいぶ違うね笑。

ヒビキの「オタクは蔑称」も出て、やがて大吉の「ユイちゃんへの泣き落とし作戦」が炸裂っっっ!にしてもユイは盛岡までダンスのレッスンに行っているの かぁ?ちなみに嵐の新譜が出たのは2008年8月20日「truth/風の向こうへ」とのことで、9月21日ではないご様子www。

本日の名言。大吉「ここ北三陸にはシアトル系コーヒーもねぇー!」クソワロタ!クドカンは吉祥寺にかつてあったファミレス「デニーズ」吉祥寺店を愛用していたのこと。閉店後はスタバに行っているのかにゃ笑。

大吉がユイを泣き落とす。その時、店内のメンツもユイに頭を下げるが、菅原はなぜか片膝ついて頭を下げる。これはやはり「サムライ・フィクション」で主役を張ったので、武士風の頭の下げ方になったのだろうか笑?

んで最後の鼻をかむようなユイの表情が秀逸。「皆に懇願されて困ったぁ」と言うより「なんだかアホくさ〜」って感じなのだwww。「ユイ…恐ろしい子(by「ガラスの仮面」)www。

本日のポイント→夏ばっぱ着用の前掛けに「勉強」と書いてある。架空の日本酒のブランドか?あまちゃんでの日本酒と言えば「海鳴」のハズ。他にもブランドあったのか?てか「勉強」とは夏ばっぱに片思いの「勉さん」を指しているのだろうか?爆。



北三陸駅でのアキとユイの会話。ユイはアキに独り言っぽく「これだけチヤホヤされたら勘違いする娘もいるだろうね。自分は何もしていないのに…」と語る。
アキは「でも(ユイちゃん)アイドルみたいだったよ」
ユイ「みたいなだけでアイドルじゃないよ」
夏ばっぱのナレーション「その冷静さにアキは驚きました。どんなにチヤホヤされてもユイは自分を見失ったりしないんだ」…とくる。
そしてアキは「(ユイを)カッケーっ!」となる。
続けてアキは「ユイちゃん見てると、オラも明日から頑張っぺて思うんだ(それがアイドルだよ)」
ユイは「アキちゃん…」と何かを感じたご様子。

…ゾッとするほど素晴らしい!

朝ドラとして音声だけ聞いたり、ツラ〜と見ている分にはいかにもユイによってアキが感化されたように見える。それはそれで正解。それはそれでいい話しだし、ここが物語やアキの転換点に見える。これがレイヤー1。

しかし実は感化されたのはユイの方なのだよ。ちょいと話しはそれるけど、クドカンは能年玲奈さんを「能年空洞」と呼んだらしい。まさにそれじゃん!劇中で は「天野空洞」だね。ユイはアキに「カッケー」と言われ、逆に自分がカッケー事に気付かされ、アキという実は恐ろしい空洞の中に取り込まれしまうのだよ。 そしてユイはアキという空洞=触媒の中で、序々に寛解してゆくのである。まさにアキは座敷わらしだ!この見方がレイヤー2。

ドラマあまちゃんの空恐ろしい所は、先にも書いたけど、レイヤー1と2で物語は同時進行して、それが破綻してないし、序々に見事に収斂してゆく点だ。ツラ〜っと見ても面白い。ちょっと俯瞰しても面白いのだ。「クドカン…恐ろしい子(by「ガラスの仮面」)www。


あまちゃん(再放送)第20回 2015H27/4/28(火)

「80年代ネタ」ってヤツが炸裂する回でもある。当時のヒット曲や風俗、ラジカセなどが一挙に登場。あまちゃんは、こーいうのがす ごい話題になったようだけど、個人的にはやや懐かしいと思うものの、あまり興味なし笑。でもこーいう手法は面白くて好きっ!YMOの「君に、胸キュン。」 は後にも出て来るよ。

春子がかつて使っていたカセットテープのメーカーブランドは「TKB」である。言うまでもなく元ネタは「TDK」。TKBとは東京・吉祥寺・バカの略である←ウソ笑。

ユイの80年代部屋で、アキは古い雑誌に「舘ひろし」さんを見つけるが、足立洋(ヒロシ)との対比かにゃ?

松田聖子ちゃんのポスターが貼られたドアを開けて、春子がソッとアキの様子を見に来るが、このドアは“夏の扉”ですにゃ。キョンキョンが夏の扉を開けるの かぁ。「なんか新鮮」(by菅原)www。てかこの部屋があるのは夏ばっぱの家なので、文字通り“夏ばっぱの扉”ってわけか笑。

そう、あまちゃんの世界は80年代アイドル界に小泉今日子さんや薬師丸ひろ子さんがいなかったパラレルワールドである。だから正確には我々の知る世界では ないのである。だったら東日本大震災も起こらなかったかもしれない。または起こっても規模が違ったかもしれない。まぁ要はあまちゃんは落語の世界なので、 そんなに目くじら立てるな…って事だね。

駅でのユイちゃんのモテモテシーンはお約束。もう耐性が出来たので、この程度の笑いではフツーだと思うようになった笑。



海女小屋でのアキとヒロシの会話。
アキ「(ヒロシに)仕事、楽しいですか?…あ、興味ないのに聞いちゃった。海に入るとウソがつけないというか、つい本音が出ちゃうんです」
こんな超絶説明的な脚本やセリフ書いたら、NHK脚本大賞には受からないぜよ笑。でもクドカンならでは…ですなぁ。

このアキの超絶説明的な前振りで、アキの本音が、ホントの本音だとヒロシにも視聴者にも分からせるというベタな手法www。
しかしこれでヒロシは救われた。アキはここからヒロシと、ヒロシの父親の足立功との関係をも修復していくのである。



ヒロシが撮る北三陸をPRするアキのビデオ。やっとこのシーンで天野アキが可愛いと思えた。うん、確かにこれは可愛い。ブームを起こすエネルギーはある。てか猫背なおせ笑。



そして名シーン。ヒロシが梨明日で春子に、アキが好きだと告るシーン。てか、なんで先に親に告る?爆。ヒロシおかしいぞヒロシ笑。店内のヒロシと春子と弥 生らとの激しく面白いやりとりは他で語り尽くされているのでパスwww。これは面白さの演出のための賑やかし。レイヤー1だ。
ただ最初は怒った大吉が、ヒロシが春子目当てでないとわかると、急に大人しくなってピラフ(後にヒロシが食う事になる“失恋レストラン”のチャーハンかもしれん)を食い出すのが笑う。弥生さんの下ネタもお約束。

ここで大事なのはレイヤー2の方。ヒロシは最後に「だけど、アキちゃんの事、好きになったの、オレが一番スから。オレがファン第一号スから!」と号泣して去って行く。

そう、レイヤー1ではヒロシがアキを選んだ(好きになった)ように描かれているが、昨日の回の妹のユイと同じで、レイヤー2から見ると、実はアキがヒロシを「天野空洞=触媒=座敷わらし」空間に取り込んだのである。

そして「オレが第一号スから!」はアキに寛解された第一号がヒロシなのですよ・・・・・と良いこと書いた気分になったし、ヒロシはそう思っているが、実は 妹のユイの方が先だし、夏ばっぱの方が先だし…で、ヒロシは第一号ではない笑。でもアキの「触媒力=座敷わらし力」に「気付いた」のはヒロシが第一号なの だよ。

そう「気付き」なのだ。ヒロシがアキへの恋心に改めて気付くのが、ヒロシがアキのビデオ素材をPCでノンリニア編集している時。ヒロシはPCの画面越しにアキの魅力を再発見・再確認する。

大事なのは「画面越し」気付く事だ。

「画面越しに気付く・見つける」…そう、これはまさにアイドルではないか!特に昔の…80年代のアイドルはまずテレビに露出して、視聴者が見つけていた (実際は見つけやすくさせるよう大人が仕組んだけど…)。ドラマ・あまちゃん自体も、まさにテレビの「テレビの画面越しに(我々、視聴者が)ドラマあま ちゃんの魅力を見つけている」ではないか。

アキもネットのPC画面から見つけられて、続いてテレビ画面で見つけられる。クドカンはテレビ媒体で流れる朝ドラだからテレビ媒体にサービスした…のはまぁ当然として、でもやっぱりテレビが好きなんだな。ドラマあまちゃんを好きな我々もテレビが好きなのかもな。

そして怒濤の明日に続くのである。

本日の深読み→では「見つけて」そして「こわそう」の真意は???

あまちゃん(再放送)第21回 2015H27/4/29(水)

アキのプチ・ブレイクから始まった━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!。高齢者に「ブレイク」の意味がわかるのか?まぁ「わかるやつだけわかればいい」(by白ババア・花巻)のである。がはは。

海女小屋での弥生は豪快に寝そべってトドのよう笑。「そんなに自由かっ!」(byいっそん)である笑。

にしても朝ドラは丁寧である。ユイとしてアキがブレイクした経緯をヒビキが語ってくれる。てかヒビキは既にプロデューサー気取りだ。がはは。高齢者に「神レベル」の意味がわかるのか?まぁ「わかるやつだけわかればいい」(by白ババア・花巻)のである。がはは。
同様に観光協会でも、ユイとしてアキがブレイクした経緯をいつものメンツが語ってくれる。にしても朝ドラは丁寧である。

上手(かみて)の夏ばっぱが、下手(しもて)のアキに「今月中にウニ一個でも獲れたら、おめぇを海女として認めてやる」。定石通りである。手堅い。

海女小屋では海女クラブの先輩達がアキに今月中にウニを獲らせるために画策。可愛くない方のかつ枝「しゃーねぇ、奥の手、使うか」。しかし後のシーンで美寿々も、安部ちゃんも“奥の手”に助けられたという。“奥の手”じゃ無いじゃん。通常コースやん笑。

んで安部ちゃんに助けてもらってアキはウニを獲る。夏ばっぱはアキの実力でウニを獲ったとはわかっているが、アキに「もうアマちゃんじゃねぇ。海女さん だ」と言う。えっ!「あまちゃん」って「海女ちゃん」だったのか!…と今さら感www。まあ「アマチュアちゃん」の意味もあるらしいので、いろいろです ね。

アキ曰く「ウニ、獲ったら組合長に食べさせるって約束したの」…って最初に食べさせるのはヒロシじゃないんかいっ!爆。ヒロシ哀れ…。

そしてアキの“落ち武者(影武者)”発言キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!この時は単なるギャグだと思っていたけど、後に出てくる「鈴鹿ひろ美の影武者」「まめりんの影武者(シャドー)」などなど…後でボディブローのように効いてくる。よく出来てるなぁ。


あまちゃん(再放送)第22回 2015H27/4/30(木)

今回は伏線を撒き散らす回ですね笑。そして盛り沢山!

アキは相変わらず自分で獲らずに“落ち武者・安部ちゃん”に獲ってもらったウニについてウニウニ…いやウジウジ言っている。ドラマはこの件について後で特 に広げないので、このシークエンスは要らないような気も…笑。横浜からきたという子役の女の子が可愛かったので何かのバーターか?笑。

海女小屋ではアキのバカ正直さを責めると同時に、安部さゆりちゃんの海女引退の事実が明かされる。同時に安部ちゃんは「まめぶ大使」として、まめぶのデ パート催事場行商などをしながら、北関東→東京に攻め入る使命を帯びた。これは東京編に突如、登場する安部ちゃんの伏線だね。

また「本気獲り(海女の口開け=通称:マジ獲りby美寿々)」という海女シーズンの最終日設定が明らかにされる。つまり本気獲りの日までに何かが起こるわけやね。

北三陸駅舎ではユイちゃんがLM曲線、いやラッファー曲線…じゃなくて需給曲線についての講釈。この時、正面から撮ったユイの「アイドルになりたぁあああい!」ショットが出て来る。ああ、ここで出てきたのか。第17回にはこの正面ショットは出て来ないのだ。
ユイの名言→「ダルダルのおばさん」www。
ナレの夏ばっぱがトーンの高い声で「カッケー!なんだかわかんないけどカッケー!…とアキは思いました」に吹いた。

リアスでのアキと春子の会話。大いなる伏線の登場。そして目撃者・勉さん。こーいう目撃者のためだけのキャストの使い方ってホント贅沢やね。
アキはアイドルの話をする事で春子の逆鱗に触れてしまう。アイドルの話と春子に何かの関連がある事は誰でもわかるわなぁ。大きな伏線である。
にしても春子がアキにフライパンで作ろうとした料理は何んだったんだろう?春子は豚バラを炒めて、焼きそばの生麺のパックのような物を出して、またその パックは冷蔵庫に仕舞った笑。焼きそばか?和風パスタか?後で、この作ってしまったその料理は大吉にサービスされるがハッキリ映っていない。かつて秋祭り でリアスとして出店した春子が焼きそばを300円で売っていた実績があるので、焼きそばだろうか?なみに娘のアキ向けの料理は特別なのか?肉が多めであっ た。がはは。
こーいう緊迫したシーンでも食い物を登場させると不思議に緊張緩和(デタント)するなぁ。フード理論の、もう一つの側面・フード第二理論か?(byオレ)笑。

春子にブスと言われて、自暴自棄に自転車で疾走するアキ。前に言った通りこの自転車はこの他にも後に大活躍するよ。アキは北鉄の車両とトラクターを自転車で追い越すが、この時のトラクターには郎部にローターが付いてないので、なんか変だ笑。

アキの回想で、春子が“理不尽”に切れる場面が何度が登場するが、すべてアキが見てない時の切れ切れ場面じゃん。なのにアキは春子がちょいちょい理不尽に 切れると言えるのか?…ってここは真面目に考える必要ねーか笑。にしてもキョン2さんは素で演技しているのか?笑と思うくらい面白い。

アキは漁協で安部ちゃんに春子の卒アルを見せてもらう。アキの黒の見せパンチラシーンがあるので男子は刮目せよ!笑。
アキが卒アルの春子の見たら「石になる」ってのたまう。春子はメドゥーサか!笑。
またアキが卒アルにパンチパーマの安部ちゃんを見つけた時の「あはは。安部ちゃん受けるぅ〜」のトーンの高い東京弁のアキの笑い声にワラタ。
卒アルの春子の写真は有村架純さん演じる若春子が聖子ちゃんカットで映っており、なんかすげー可愛い。セーラー服の…なんというのか?胸のV字ゾーンの胸当てみたいな生地が無いのが、若春子のヤンキーっぽいさの表現なんだろうか?笑。
にしても卒アルまで丁寧に作るNHK、なんて恐ろしい子…www。あと写っている生徒のヤンキー(死語)っぽい男子にもワラタ。
そして安部ちゃんのわかりやすい動揺。

そして、アキと春子がミートソースパスタを食っているシーン。リアスでの料理シーンと繋がった!笑。このミートソースたっぷりのパスタ、美味そう!「カリオストロの城」のミートボールパスタ並に美味そう笑。ここでこーいう食品のシーンを入れるのは秀逸。

この回は多くの伏線が張られた。そしてこの回はアキの表情がめまぐるしく変わる。基本的にガキっぽいのだけど、アキの子供っぽい可愛さが炸裂する回でもある。しかしこのせいで、朝ドラの主人公にしては、またJKにしては幼稚過ぎるのでは?と放送当時は思われたよねぇ〜。

ラストは春子の隠し部屋にまたまた忍び込んだアキが、春子に見つかるシーンで、明日に引っ張る。引っ張る。明日もサービス!サービスぅ〜!


あまちゃん(再放送)第23回 2015H27/5/1(金)

春子の隠し部屋にやってきた春子は、自分で自分の懐かしさに遭遇する。自分のかつての部屋で饒舌になる春子。なぜか春子は髪を束ねる。これは何かの何かのメタファーか?春子の過去を自分で束ねようとしたのか?

…と思ったら、後に夜の灯台のシーンがあり、その時、強風で髪が顔にかからないようにするめたの処置ですた。「深読み病」にかかっとるな笑。

でもこの隠し部屋は大事。後でも活躍するよ。

「愛羅武勇」「舞蹴蛇苦尊」はありがちだけどクソワロタ。

にしても、この秘密基地の灯台は何も照らさないし、何処にも導かないのである。何故ならこの灯台は“始発点”ではないからだ。だからこの灯台(と灯台が象徴する北三陸の地)は何も照らさないし、何処にも導かない。

「ここ(北三陸)から出て行きたい」「ここから先に行きたい」。春子もユイもいつも強くそう思って生きてきた。でも「青い鳥」ではないけど、実はここ(北三陸)こそが目的地であり、終着点であり、春子とユイが激しく“希求”(by大友良英)した場所だったんだよねぇ。

実際、遠洋に出掛けたアキの祖父・春子の父の天野忠兵衛もちゃんとここに戻ってくるではないか。導き、照らす灯台ではなく、帰着点を示す灯台だったのね。

「東京に憧れたけど、地元が一番いいいう事に気付いた」というNHKの朝ドラのフォーマットをよく守ってますなぁ。

あまちゃんの大団円のオーラスシーン。アキと、ユイ=春子は、この灯台に戻ってくるやん。このラストシーンには他も意味もあると「深読み病」患者は考えるが、それは後述する。お楽しみに!

ちなみに灯台がある地面に白いペンキで描かれた「STOP」の文字は、かすれて「STEP」にも見える。「STEP」なら、ここから先にも行けるやん!と 思われるかもしれないが、この「STEP」は単に、アキの「キルケゴール・ジャンプ」のための「STEP」である。←ホントか?笑。



アキは春子に素潜りのコツを教わる。それは「脳みそを使わないこと」。確かに人間の脳って大量の血液と栄養と酸素を必要とするもんなぁ。
そして漁業権などの説明。

なのにヒロシに告られて脳を使ってしまうアキにワラタ。この件(くだり)は大事なシーンであり、おもしろいシーン。アキの「どごにもいぎませんよ。学校と浜の往復でずよ」には能年さんのコメディエンヌの才能が爆発しとる笑。

そしてヒロシの「好きなんだ」を受けてのアキ「ママが!」。これってクソ面白いし大事な場面なんだけど、総集編ではストーリー紹介を優先したせいか?ワザとか?つまらなく編集されとる笑。惜しい押井守だ笑。

そして勉さん以外のもう一人の目撃者・吉田副駅長。ワラタ。

ヒロシに告られて眠れないアキ。純情なJKだね(てか座敷わらしだけど…)。まーそれはいいけど、眠れない時にアキが数えるのが「羊」ではなくて「ウニ」。後の東京編で、ミズタクの「オレの部屋」で眠れない時に数えるのも「ウニ」であり「勉さん」である。

「勉さんが一人…勉さんが二人…」www。


あまちゃん(再放送)第24回 2015H27/5/2(土)

 今日は本気獲りの日。久慈での海上・海中ロケが炸裂。やはり特に海中撮影は秀逸。非常にキレイ。やはり、あまちゃんは“潜る”物語だ。

アキの大股開きも炸裂するど。ただ船上撮影は結構、画面が揺れるど。久慈の地元の人達も撮影に協力。本職の海女さんたちや、漁船を操舵するおっちゃん達もチラチラ写るど。朝ドラのお約束、地元万歳である。

アキに脳みそを使わせ、眠れなくした犯人のヒロシは、シレッとして浜で撮影中。ヒロシのこーいう空気読めない感じがいい。てか、ヒロシには話しの展開上、どーしてもここに居てほしい理由があるからねぇ。

展開はお約束通り。なかなかウニが獲れないアキは、やはり本気獲りの日でも獲れない。しかし最後にやっとウニ1匹をゲットする。それを撮影しているヒロ シ。この動画は観光協会のホームページにアップされて、東京編の後半で太巻を感動せる事になる。あまちゃん特有の超絶長い伏線の一つである。

海中でのアキと安部ちゃんの会話がテロップで表現される。従来ならそれをやったらおしまい…みたいな演出をケロッとしてしまう…下らないルールに縛られな い姿勢は(・∀・)イイ!てか朝ドラなので、わかりやすさも大事なんだね。ベタベタにわかりやすくしても、あまちゃんの奥深さは変わりないよ。

今日はフツーにまとまってオシマイ。来週はいよいよ“ズブン先輩”キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!の巻〜っ!でござる←組合長の口調で笑。