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第20週「おらのばっぱ、恋の珍道中」第115回〜第120回 演出:桑野智宏

あまちゃん(再放送)第115回 2015H27/8/17(月)

今週は桑野智宏ディレクターでがんす!初登場ですぜ。

先週のアバン。大吉「をうっ!モータリゼーション!」に吹いた。

楽しげなタイトルバック。

正宗のタクシーで黒川家にやってくる一同。大吉は黒川の春子との“愛の巣”マンションに、嫌み全開wwww。夏ばっぱはばっぱで、立派なマンションだとおべんちゃら全開www。

しかし、皆、どうした?忘れたのか?春子と正宗は今は他人なんだぞ笑。まぁ、暦の上では…いや紙の上では、二人は離婚したものの、そんな事、何とも思って なくて「くっついたり離れたりを繰り返す。それが地方都市の青年の特権さ〜」(by菅原/第109回)の中年版と思っているのかもしれんが…。がはは。



その「地方都市の青年の特権」繋がりで、吉田と(旧姓:栗原)しおりのラブラブシーンがインサート。贅沢なインサートですなぁ!
ラブラブシーンと言っても、しおりの手作り弁当の中身のプロセスチーズが消しゴムだった。それを食わさせる吉田が…、

吉田「新婚じゃなかったら、ぶっ飛ばしてるぞ〜っ!笑」

てな感じである笑。



「喫茶」「リアス」では「いつもの」遠慮の無い皆が、ユイを前に、なぜ、ユイが東京に行かなかったのか?を大っぴらに噂。あはは。相変わらずデリカシーがないぞ。



そして「喫茶」繋がりで、純喫茶「アイドル」の「いつもの」店内。うん!流れるような展開ですなぁ!これが桑野智宏ディレクター・カラーか!?素晴らしい!
店内で安部ちゃんと再会する夏ばっぱ。まめぶが苦戦している事などを報告。夏ばっぱは春子とアキが、ここで働いていた事を知る。
鉄拳のアニメで、夏ばっぱ達の東京観光が示される。その行程は…、

世田谷→東京都庁→新宿御苑→国会議事堂→皇居→歌舞伎を見ながら昼食→工事中のスカイツリーをバックに記念撮影→お台場のアウトレット→浅草→アメ横→晩ご飯は上野の無頼鮨

…と無茶苦茶タイト!しかもタクシー(車)で移動。都内の車での移動はラクかもしれんが、時間がかかるぞー笑。



そして「いつもの」店内繋がりで、次は純寿司屋「無頼鮨」へ。流れるような展開ですなぁ!うん!流れるような展開ですなぁ!これが桑野智宏ディレクター・カラーか!?素晴らしい!

大吉「(強行軍の東京観光を終えて)タイトすぎるべ!」

あはは。そりゃそうだ。みな疲労困憊。明日はオフにする事に。夏ばっぱはアキと二人で別行動をしたいと言い出す。

夏ばっぱ曰く「実は…会いでぇ男がいるのさぁ」

一同「じぇじぇじぇ!」

夏ばっぱ「やがましい!誰にも言うなよ、特に春子にはな。何があっても、バレてはなんねえぞ!いいな? いいな?…(略)…名字は言えねぇ…下の名前は・・・・・ゆぎお!」



そして「ゆきお」繋がりで、喫茶「リアス」の「いつもの」店内の、いつものメンバーのシーン。うん!流れるような展開ですなぁ!これが桑野智宏ディレクター・カラーか!?素晴らしい!

いつものメンバー達が一斉に…「ゆぎおっ??」

がははは。夏ばっぱは「誰にも言うなよ」とは言うものの、いつものように、もう皆にバレバレじゃん!早いっ!

かつ枝「んだ。ゆぎおっつう男と(夏ばっぱは)昔、何やらあったそんだ」
長内「鳩山か?」
今野あつし「あるいは、ほれ、青島か?」

ワラタ!特に今野あつしのジェスチャーの意味がわかったヤシはいるのか?がはは。

勉さんが突然↓重要な事を思い出す。



勉さんの回想シーン。

昭和39年、北三陸の体育館。なんと「橋幸夫」さんがリサイタルを行ったのだ。その再現シーン。

若夏ばっぱ役は徳永えりさん。
若勉さん役は斎藤嘉樹さん。
若橋幸夫さん役は清水良太郎さん。
そして司会は…なぜかマキタスポーツさんである。昭和39年当時、ヒゲの司会者は居ないと思うが、面白いからいいや笑。マキタスポーツさん本人が語った所 によると、若橋幸夫さん役の清水良太郎さんの肩とかに、しょっちゅう触れているのはアドリブで、スタッフはそれを止めなかったとのこと。

ックバンドのギタリスト役として大友良英んがカメオ出演してますぜ。

橋幸夫リサイクルに駆けつける若勉。ステージでは橋幸夫さんへの花束贈呈。その大役は、若夏ばっぱだった。緊張してステージに上がる若夏ばっぱ。橋さんは「一緒に歌おう」と言う。最初はおずおずしていた若夏ばっぱだっけど、序々に橋と一緒に歌い出す。

若夏ばっぱ役は徳永えりさんだけど、これがまた歌が上手いのだ!夏ばっぱも春子も歌が上手いという設定なんだな。アキの歌は、ちょいと微妙だが…まぁ悪くない。

ここで大事なのは、橋さんが、若夏ばっぱの事を、初めて会ったのに「なっちゃん」と呼んでいる事。これは伏線ですよ。

そしてアキナレも大事な事を言いますよ。

アキナレ「勉さんの話が本当だとすると、夏ばっぱこそが、北三陸の元祖アイドル…って事になります」

うん!まさに夏ばっぱは“三代前からマーメイド”の一代目なんだね。これによりアキの持つ、ある種の血統の正統性が、更に補強される事になる。アキにはアイドルと歌の才能があると言う事である。それは天賦なのである。
また、これをして、あまちゃんが“貴種流離譚”構造を持つのでは?と言われたよね。実際は、アキは成長しないので、貴種流離譚ではないだけどねぇ。

徳永えりさんも1回しか出てないけど“爪痕”を残しましたね。

無頼鮨では、夏ばっぱが自分の憧れが、橋幸夫さんだったと皆に明かす。そして無頼鮨の店内に大物がやってきた気配!大吉がコーフンしている。流れからいって橋幸夫さんの登場かっっっ!

続きは明日!

↓今日のポイント。

功のカラオケは「アルフィーさんのメリーアン」高音はきついらしい笑。

夏ばっぱ「66年の人生の中で、1回だけ、道ならぬ恋に、溺れた事がある」
大吉「じぇじぇじぇじぇ!」
アキ「うるせえっっっ!」
↑「うるせえ」って相変わらず口の悪い朝ドラのヒロインだな笑。まぁ実際、大吉はうるさいが…。

吉田「勉っ!小田勉!和田勉と一字違い」
ワラタ。和田勉さんは元NHKディレクターですもんね笑。


あまちゃん(再放送)第116回 2015H27/8/18(火)

昨日から続く…。無頼鮨の店内に入ってきたのは…。

本放送の時は「話しの流れ、そして無頼鮨の立地・格式、クドカン先生なら…」と考えて、ここで橋幸夫さんが入ってくるのでは?…と思ったけど、まぁ普通に作劇上の観点から言うと、もっと引っ張った方がいいわなぁ笑。

無頼鮨の店内に入ってきたのは…鈴鹿ひろ美だった。大女優で、最初に無頼鮨でアキと遭遇した時は、神扱いで、アキはあまちゃん史上最強の「じぇ!」×9連発を繰り出した(第78回)のに、なんかインフレが進んでしまいましたね笑。

鈴鹿は「何で寿司屋入って、いきなりガッカリされなきゃいけないのよ〜」と愚痴る。そりゃそうだ笑。

鈴鹿はアキに夏ばっぱを紹介される。そして挨拶。鈴鹿ひろ美って、アキには世間知らずと言われていたけど、ここでは常識的で、ちゃんとしていたね(大吉には冷たいが、大吉が非常識だもんね笑)。まぁ夏ばっぱがアキの祖母というのもあるが。

しかし大吉がまた北三陸に電話しようとすると、鈴鹿は必至で止めて「田舎者とはしゃべりません!」だと。がはは。一瞬、常識的じゃなくなったね笑。鈴鹿はハッとして笑って誤魔化すが、笑っているのは鈴鹿と正宗だけ。アキの言う「都会っ子」だけが笑っている。がはは。
他の田舎者達は一瞬、シュンとする。この時、梅頭はどうだったか?ちょっとハッキリ映ってなかったんだよねぇ。にしてもこの妙な対比が面白い!

アキは都会っ子のハズなのに「問題は、どごさ行ったら、幸夫に会えるかだな」と我関せずだ。がはは。

大吉は橋幸夫の行きつけの店でもわかれば…と種市に聞くが、種市は梅頭に振る。すると梅さんは…、

梅頭「寺門ジモンは、来るけどね」

吹いた!まさに、わかるやつだけわかけばいい…である。しかしジモンさんが来ると言うことは、やはり無頼鮨は美味いんだな笑。

鈴鹿は橋幸夫と共演したと言い出す。鈴鹿は…、

鈴鹿「ねえ?誰か、こういうの持ってない?」

…と人差し指を左右に振ってスワイプさせる。iPadとか商品名を言えないので、そうしたのか?だったら「タブレット」って言えばいいじゃん。もしかして「タブレット」は商標なのか?笑。
そしてスワイプのポーズを見て、安部ちゃんが…、

安部ちゃん「キ、キレてないっスよ!キレてないっスよ!キレてない…」

…と言う。激しく吹いた。スワイプしたのは、これをやりたかったのか!がはは。長州小力さんの持ちネタじゃねーか!これまた、わかるやつだけわかけばいい…である。

ともかく正宗のタブレットで検索すると、鈴鹿のデビュー作の映画「潮騒のメモリー」に、橋幸夫さんが「友情出演」しているではないか。

そして、ここに出ている一同も、スタッフも「友情出演」の意味は当然、わかっているのに、知らない振りをしているのも何かおかしい!

アキは「友達の友達だなあ!」と「笑っていいとも!」状態www。

鈴鹿は映画「潮騒のメモリー」だと思うけど、舞台挨拶の時、友情出演してくれた橋幸夫さんや由紀さおりさんの紹介をしなくてはならないが、まだ若いし、て んぱっていたので、橋幸夫さんを「ゆき・はしお」さんと言ってしまったと吐露。それ以来、橋さんとは会ってないとのこと。

アキは鈴鹿が橋幸夫さんへの「友達の輪」状態でなくてガッカリする。

アキナレ「そんな鈴鹿さんを説得して、何とかアポイントを取ってもらい、夏ばっぱは憧れのユギオさんに、会えることになりました」

あはは。大女優・鈴鹿が権力を使って(結局は使うのだが笑)、アッと言う間に、橋さんにアポを取るわけでないのが(・∀・)イイ!。ひねりがあるよなぁ。

まぁ視聴者としては、絶対、会えると思っていたのでカタルシスが解消したね。にしても、あまちゃんには、田原俊彦さんのそっくりさん原俊作さん、三又又三さん、さかなクンさんなど、本人が本人役として出てる事が多い。現実と虚構の交錯…ほんと面白いよねぇ!



黒川家のアキの部屋。夏ばっぱはなかなか寝られない。アキがヒロシに告白さてれて、脳を使ってしまい、寝られなくなったのと同じだ。遺伝子だなぁ!がはは。

夏ばっぱは「(橋さんと)会っちまったら男と女の事だ。どうなるかわかんねえべぇ!」と言う。まさに暴走夏ばっぱ列車。盛りのついたメスのババア猿である。がはは。

アキ「66歳と67歳が…どうにかなるのが?」

ここでの夏ばっぱの返しがいい!

夏ばっぱ「おめぇ、どうなんだ?種市先輩と」「バレバレだぁ」。寿司屋でよ、アイコンタクトしてたべ?」

…とガールズトーク状態である。ワラタ。なんでこんな面白い会話を書く事ができるのだろう!

アキはアキで超必死で「ママには内緒だど!ママには言うなよ!ママには!」と大慌てだ。そんなに春子が恐いのか?まぁ恐いだろうなぁ。がはは。



翌朝、アキと夏ばっぱは連れ立って出掛ける。スタッフの衣装さんがたまたま持っていたというねずみ色の着物には、なななんと!ウニの柄!マジで凄い。こんな偶然が…。ただ、肩の部分のウニは見栄えが良いように後で加えたものとのこと。にしてもいい柄だねぇ。

「東京シティスタジオ」というテレビ局とスタジオと思われる屋内。結局、鈴鹿も一緒についてくる。夏ばっぱと橋幸夫との面会を利用して、過去の「ゆき・はしお」事件の事を謝るつもりらしい。がはは。

そしてホンモノの橋幸夫さん登場。橋さんは鈴鹿の事を覚えておらず、映画のタイトルも「潮騒のメロディー」と間違えた。がはは。

しかし、橋さんは大昔、一回、北三陸で会っただけの夏ばっぱの事は覚えていた。

橋幸夫「夏ちゃん?夏ちゃんだよね?あの…ほら…北三陸の…海女の…夏ちゃんだよね?…そうだろ?」

面白い展開だ!最高!



橋幸夫さんと一同は、無頼鮨で宴会状態に笑。夏ばっぱは昔のように、橋幸夫さんと「いつでも夢を」を歌う。今度は昔と違って橋さんのキーで歌っていた。

まるでお座敷列車のように、もうまるで楽しいだけの時間が過ぎる。ほんと!これって「ビューティフル・ドリーマー」の世界だ!最高!

夏ばっぱは鈴鹿に厚くお礼を言って「北の海女」のハチマキを渡す。

夏ばっぱはアキと黒川家に戻る。ひたすら陽気な夏ばっぱ。昔の厳しい顔は今日は封印して楽しんでいる。「夏っちゃん」の顔で。


あまちゃん(再放送)117回 2015H27/8/19(水)

今日はアバンはなし。楽しげなタイトルバック。

昨日の無頼鮨でのミニ橋幸夫ショーのダイジェスト。



純喫茶「アイドル」。正宗と大吉がやってくる。正宗は大吉を東京案内していたのだ。

井の頭公園→スーパー銭湯→駒沢公園→スーパー銭湯→代々木公園→スーパー銭湯。

ワラタ。大吉は正宗のタクシー運転、ムダのない移動に感動。自分は決められたレールの上を走る事しかできない…とわけのわからん自虐に笑。
大吉は北鉄は電車ではない。ディーゼルだ。レールの上を走るバスだ…とまたも自虐。

大吉「第三セクター(北鉄)敗れたり!モータリゼーション大勝利だ!(春子への)プロポーズ撤回!おら、潔く身を引く。マサ、春ちゃんをよろしく頼む!」

なんで!よくわからんがそーいう事になった。以降、大吉は正宗の事をマサと呼ぶ。がはは。

そのマサにもワラタ。空手の有段者で、どー見てもマサの方が強いだろうに、靴下から、アチコチから武器を取り出す。がはは。

正宗「最悪話合いで決着がつかなかったら、もう決闘もありかなって」
大吉「それで何度も、公園に連れてったのか?」

がはは。アホである。しかし、これで、大吉の春子への気持ちの整理はついた模様。大吉の春子の色恋は半紙の本筋から外れる。その代わり、大吉には後の回で、安部ちゃんとの、暖かい展開が用意される。ガンガレ!大吉!



いよいよ夏ばっぱ達が北三陸に帰る日。春子はお土産を持って帰れという。
黒川家のドアを開けると…そこには、よしえがいた。

夏ばっぱ「そんじゃおめぇ、連れて、帰るしかねぇじゃねえか」



ここでアキのGJが炸裂する。無頼鮨の裏手、アキは急に種市の顔を、携帯で写真を撮る。アキは待ち受けにするという。

アキ「格好つけてねぇで、もっとおもしれえ顔してけろ!」

アキは種市の変顔を撮る。



そして北三陸。スナック・梨明日。大吉は吉田に店内から、ユイ以外の人払いを頼んでいたが、あの吉田がそんな事、守るわけがない。店内には、いつもの北三陸のメンバー達。

夏ばっぱ「こそこそする事はねえよ。おい、行くぞ!」

店内に。一同静まり返る。特にユイは荒れた。リハビリを終えて功とヒロシもやってきた。まぁ修羅場である。あえて修羅場をセッティングする吉田。修羅場から逃げないいつもの北三陸のメンバー達。足立家も逃げるに逃げ出せず、店内で言い争いが始まる。

あまちゃんの中では、震災を別にすると、まぁ重い場面である。そもそも、よしえの出奔は、ユイの上京を阻止するための、作劇上の都合。しかし、この出奔と、今日のこの回は、明らかに、北三陸コミュニティーに対する、よしえ…そしてユイの“通過儀礼”となっている。

よしえはこのイニシエーションを受ける事で、北三陸コミュニティーのメンバーになったのである。まぁ、有り体に言えば、北三陸のメンバー達も、皆、スネに 傷がある身。皆、同病なのである。ユイは北三陸のメンバー達が陰で、よしえの事を笑っていたというが、それは他に連中も同様である。お互い様なのだ。こー やって互いの弱さをさらし、そして仲間意識を持つのである。

ネガティブかもしれないが、人間ってそんなモンでしょ?…というクドカン先生の肩の力の抜けた本音が見えてくるよねぇ。そして視聴者も、それに共感したの ではないか。水戸黄門とか大岡裁きのような立派な解決方法があるかもしれないが、立派で無い解決方法だっていいのである。

にしてもユイが店内から逃げた後…

ヒロシ「(よしえに)何しに帰ってきたの?」
功「黙れっっっ!しゃべるなっっっ!」
ヒロシ「黙んねえよっ!だって逃げたんだぞっ!」
功「皆さんがいる前で、醜態をさらす気か!」

フフフ。逆である。だから功はこの店内に来たのだ。醜態をさらしたいのである。功はそれが解決方法だと知っているのである。
夏ばっぱも援護する。

夏ばっぱ「どうぞ、お構いなぐ。遠慮なくやって下さい。口挟みませんから。おら達にとっては所詮、他人事だし。よしえさんも、それなりの覚悟で戻って来たようですから。」

突き放したようで、実は暖かい夏ばっぱ…そして北三陸のメンバー達なのである。



店の外ではユイがアキの写メを受け取る。そう、この写メこそが、種市の変顔メールだったのだ。他にもアキの変顔メールも届く。

ここでユイは「何よ!」と怒って…しまわなかった。ユイは「フフフ」と笑ったのだ。ユイは格段に大人になったのである。

ユイは北三陸のメンバー達がいる梨明日の店内で、よしえに悪態をつくこと。皆さんの前で、悪態をつくことをする事こそが大事だと、ユイは知っていたのだ。功と同じ考えである。

格段の進歩である。だから余裕があったので、アキの写メに笑えたのである。

ヤンキー化する時にも、こーいうプロセスがあったら、ユイも違っていたかもしれない。まぁあそこでヤンキー化した方が、作劇的には面白かったけどね笑。


あまちゃん(再放送)第118回 2015H27/8/20(木)

昨日のアバン。梨明日での修羅場。

アキナレ「当然、ユイちゃんは(よしえを)受け入れる事ができませんでした」

しかし、ホントはユイは受け入れているのである。

楽しげなタイトルバック。

昨日に続いて無頼鮨の裏手。アキと種市の会話。ユイからメールが返ってこないという。
しかし、しばらく後に、ユイから返信。ユイの自分撮りで変顔が添付されていた。そう。ユイは受け入れているのである。

しかし、ユイの変顔写メの下の方にメッセージが…。

『アキちゃん、逆回転してよ (TjjjT)』

しんみりする。



昨日に続いてスナック・梨明日。

よしえ「何か悔しくて!だって、あの子(ユイ)、弱い自分、さらけ出したってことでしょう?それができたらどんなに楽かって思いながら、日々暮らしてましたから…」

美寿々「何だ?言いてぇ事は全部言っちまえ」
弥生「んだ!ここはスナックだ。犯罪以外は何でも許される場所だ!」ワラタ。

よしえ「夫のいない生活、想像して、怖くなったんです。あたし、何のために感じに良い奥さんやってたんだろうって。子育て終わったら私、終わり?って。か と言って、よそ者だし、今更『じぇじぇじぇ!』とか言えないじゃないですか」「許してくれなくて構いません。家に置いてください」

と功に土下座。

功がいい事を言う「元通りなんか、ならなくたっていいよ。だってここにいる皆さんは、みんなもう、君が弱い人間だって事知ってるんだから」

そう。春子が言いたかった事はこれなのだ。

春子「逆回転、できないもんね、人生は。壊れたら壊れっぱなし。もう元には戻らない。残念でした」

でも、それはかまわないのだ。再スタートすればいいだけなのである。

かつえ「よし!試しにおらの事、メガネ会計ババアって呼んでみろ!
よしえ「え?…メガネ会計…メガネババア?」
弥生「おらの事、アンジェリーナ・ジョリーって呼んでみろ!」

横文字が苦手なのに、弥生はアンジェリーナ・ジョリーってスラスラと言えるんか〜い!ちなみにユイの子供の時の憧れはキャメロン・ディアスである。

それはともかく、ずふんが昨日の回で書いた通りである。よしえの葛藤・ルサンチマンはこれで解消である。クドカン先生にしては引っ張ったなぁ。まぁ、よしえの出奔は、ユイに多大な影響を与えたもんねぇ。



ユイは特に荒れることもなく、夏ばっぱと荷物を天野家に送り届ける。そして穏やかに、夏ばっぱと東京の話しなど会話。

夏ばっぱ「ユイちゃん。お母さんと、仲良くできっか?」

ユイ「わかんない。わかんないけど何だろう?顔、見た瞬間は何だろ?ワーッて抱きつきたいような…」

夏ばっぱは目を開けて熟睡。夏ばっぱが目を開けて寝る事を知らないユイは慌ててアキに電話。

アキ「足立家、再結成だべ?」
ユイ「バンドじゃないけどね」
アキ「つぅ事は『潮騒のメモリーズ』も、再結成だ」

今日は、今まで引っ張った、よしえの出奔に落とし前をつけた回でした。さあ!明日からは、いつも楽しげな、あまちゃんに戻りますよ!


あまちゃん(再放送)第119回 2015H27/8/21(金)

さぁ!いつもの「バカみたいな感じ」が戻ってきましたよ。そして今日は盛り沢山だよ!

アキナレ「2010年9月。ようやぐ、天野アキの人気に火が付きました。…と言っても、まだまだネット上の話です」

と動画投稿サイト風のPC画面が映る。もちろんこれはYouTubeの事を意識しているのだろうけど、スキンはYouTubeにクリソツではない。北三陸観光協会のサイトの動画再生スキンの様に、このスキンもNHKが独自に用意したのかもしれない。なかなか大変だね笑。

その動画投稿サイト風のPC画面には、アキの海女時代、北三陸観光協会用にヒロシが撮ったと思われる、袖が浜の事をPRする、海女姿のアキの動画が流れる(第20回参照)。誰かが転載したのか?またはヒロシが気を利かせて投稿したのかもしれんなぁ。

続いて「海女〜ソニック」での「潮騒のメモリーズ」による「潮騒のメモリー」のステージシーンがチラリと映る(第86回参照)。これはファンの投稿かもしれんし、ヒロシの投稿かもしれん笑。

続いて、まだGMT6が下積みで奈落で、もがいていた頃の、GMT6の路上ライブ「GMT6のファンミーティング」の動画がチラリと映る(第64回参 照)。たぶん映像からいって水口が撮ったという設定の映像っぽいので、水口の投稿かもしれん。しかしGMTの権利はハートフルにあるのだろうから、退社し た水口が、この映像を使うのは“御法度”だろうなぁ。まぁ水口が投稿したとしたら、わかっててゲリラ的にやってると思うが…。もっと言うなら、太巻も黙認 かもしれん。

つまり世間もだけど、NHK的にも、動画投稿サイトはグレーな部分が多いという認識なのだ。だからドラマの中とはいえ、大っぴらには扱えない。こんな風に チラリとしか扱えない。といってネットの影響力も無視できない…まぁジレンマですなぁ。てか、ネット=違法かグレーってのもどうかと思うが…。

あ、北三陸編では、あれほどネットを活用したクドカン先生が。東京編ではネットをあまり扱わないのは、あまちゃんが「テレビドラマ」であるというのもあるけど、こーいうグレーな感じが扱いにくいと思ったのかもね。

その意味では次にチラリと映る「見つけてこわそう」の動画のドラマでの扱いが興味深い。意図的な演出で、いかにもPC画面をテレビカメラで撮った風になっ ている。しかし、動画再生エンジンのスキンが見えないほどアップ画面になっているのだ。つまりこの「見つけてこわそう」だけは、動画投稿サイトに“違法… またはグレーな感じでアップロード”された動画ではなく、NHKオンデマンド的な正規の動画データである風にしたかったのかもしれないね笑。がはは。

まぁそれはともかく、一連の動画は、スリーJプロダクション('jjj')/のホームページとやらにアップロードされたものではないのは間違いない。なぜ ならスキンが、明らかに動画投稿型のサイトのデザインを模したものだからだ。そもそもスリーJプロダクション('jjj')/にはそんなスキルも人材も余 裕もないもんなぁ。

というわけで、前に書いた(第109回など)けど、スリーJプロダクション('jjj')/自体は、ネット発信を積極的にしてないと類推される。つまり、アキの人気が、当初またもネットから火が点いたのは、スリーJプロダクション('jjj')/の営業努力ではない。

何が言いたいかと言うと、アキの人気は、またもネットから始まったにも関わらず、アキナレでは「まだまだネット上の話です」と、ネットは所詮、スタートラ イン。ゴールではない。いずれはテレビに…という構図が壊れてないままなのだ。クドカン先生、北三陸編では普通にネット先行の時代を描いていたのに、東京 編ではネット<テレビと、このあたりは割り切ってますなぁ。(・∀・)イイ!

まぁともかくそれで、アキはネットの力で「テレビ出演のオファーも増えた」との事。

あれ?テレビは所詮、ネットの後追いかい!がはは。クドカン先生、スポンサーのNHKに反旗を翻して、チラリと本音を入れてますな。



一方、上野方面には、暗雲が立ちこめているらしい笑。

滅多に上野のオフィスに来ないハズの太巻がまたも会議に出てて、しかも、厳しい企画会議中ときたもんだ。GMT5のセカンドシングル「地元サンバ」の売れ行きか芳(かんば)しくないのだ。ちなみにこの「地元サンバ」は劇中で披露される事はなかった。

太巻はまたもオリコン誌っぼい雑誌のヒットチャートを見ている。チャートくらいネットで見ろよ笑。ハートフルもアナログやね。

しかも、このチャート誌に、天野アキの特集ページがあり、太巻はそれも見ていた。今度は小っちゃい方の河島も雑誌を隠さなかった笑。つまりアキの露出は順調に増えているという事ですな。太巻にとってはまさにHow do you feel?状態だね笑。

そしていつも、あまちゃんらしいシュールがシーンが炸裂する。

なぜか企画会議にベロニカが参加しているのだ。そしてベロニカは言う…、

ベロニカ「自分のせいかもしれないネ。自分がセンター取るの早すぎた感は、否めないよネ。…マニアックな方向へ、振り過ぎた感は、否めないよネ?」

もう朝から超絶吹いた!ベロニカ役は斎藤アリーナさんだけど、この人も爪痕を残しましたねぇ笑。特にこの「否(いな)めない」が、大いに流行ったのは、否めないよネ!…がはは。しかもマニアックが、本格的発音なのか?メニアックに聞こえのは、否めないよネ!

にしても「マニアックな方向」ってナンだよ。小野寺ちゃんの設定年齢より、ベロニカが更に若いからか?それとも甲斐さんの言うように、山梨とブラジルのハーフで、地元の概念を破壊したからか?がはは。

まぁとにかく、ベロニカは会議室から、小っちゃい方の河島によって外に出される。

太巻「ブラジル人なのに、全然陽気じゃねえな」

って、そこか〜い!まぁとにかく太巻は“テコ入れ”を画策する事に。ベロニカの口調を真似て…、

太巻「ここに来て、GMT及び、本体のアメ女含めて、過渡期に来ているな…というか、伸び悩み感は否めないよネ〜」

ワラタ。そしてホワイトボードをひっくり返して「太巻映画祭」と書かれた企画を提示する。パワーポイントじゃないんだ。相変わらずアナログだなぁ!

太巻「つきましては、企画を募集します」

と言うが、募集とは言うものの、太巻は自分の企画、つまり「潮騒のメモリー」のリメイク化のみを狙っているご様子。

ちなみに第68回で、組合長がホワイトボードの事を「白板」と言っていたけど、ホワイトボードは商標らしいぞ。

楽しげなタイトルバック。

テレビの控室。水口が久し振りに鋭い眼光をしている。先に登場した、太巻も手にしていたチャート誌を、水口も見ているのだ。しかも、久し振りに鋭い眼光で…。

アキのピンマイクをADさんにかわって付ける水口。アキと二人きりで控室に戻る。しかもアキの胸元にピンマイクを付けるのだ。そして怪しげな演出。本放送の時は、ちょいとドキドキしたよねぇ。

水口「アキちゃん、彼氏できた?」

超絶、動揺するアキ。いつもの事だけど、ポーカーフェイスが出来ず、顔に出まくり笑。しかも、この時はのアキは、額を出してから「北の海女」のハチマキをするのではなく、前髪の上からハチマキをしている。なんかいつもと違うぞ。毛も伸びているし…。



今日、アキが出てるのは、明らかに第98回で、鈴鹿ひろ美が自分の出ている映画「猫に育てられた犬」の宣伝を兼ねて出ていたトーク番組に雰囲気もセットも クリソツ。司会も鈴鹿の時と同じ中田有紀ねえさんだし…。鈴鹿の時も、明からにNHKの「スタジオパークからこんにちは」っぽかったけど、その番組は地方 局「岩手こっちゃこいテレビ」の番組だった。

ということは今日、アキが出てるのは地方局「岩手こっちゃこいテレビ」の番組なのか?がはは。まぁ、細かい事はいいっこなし。

今日、アキが出てるのは明らかに在京キー局だ。なぜなら教育番組…ではなくて中田有紀ねえさんはズバリ「教育テレビ」と言っていたけど「見つけてこわそ う」と連動している番組っぽいから。となると教育テレビチャンネルと、総合テレビチャンネルを持つ日本のテレビ局と言えば…一つしかない笑。東京のNHK の「スタジオパークからこんにちは」を模した番組にアキは出ているのだ。

てか、今日の後のシーンでネット掲示板が出て来るが、そのスレタイトルとして「パークスタジオ」天野アキ スレ Part3…というのが出て来る。番組名は「パークスタジオ」で決定ですね。

キは中田有紀ねえさんから質問を振られるが、先の水口の「アキちゃん、彼氏できた?」が気になって仕方ないアキ。アキの妄想は広がる。無頼鮨の裏手で種市に告られている時、水口がニタリ…とした顔で、覗き見している妄想が炸裂する。
もうアホの子である。超ワラタ。妄想再現Vでの松田龍平さんのニタリ…とした顔の演技もワラタ。桑野智宏ディレクター演出のミズタクはひと味違うぜいっ!

アキはやっと中田有紀ねえさんの質問に気付いて答える。

アキ「今は、『恋人が、お仕事』です」「あっ、間違えた! …『お仕事は、恋人』です」

アホの子である。超ワラタ。しかも第98回で、鈴鹿が映画「猫に育てられた犬」のタイトルを間違えた時と同じように間違えたのだ。第98回で、鈴鹿は…、

鈴鹿「『犬に育てられた猫』…うん?あ…じゃない。フフッ。『猫に育てられた猫』…あ…『人に育てられた』…」

師匠の鈴鹿と同じような間違いをするとは…アキ、大物である。そしてアホの子である笑。

てか「パークスタジオ」で宣伝していいのか?映画の宣伝はともかく「仕事が恋人」は神業ゼミナールのキャッチコピーやん!てか「パークスタジオ」ほ放送し ているのは、前述とは違って、微妙にNHK的な放送局ではなくて、民放的な感じなのか?民放的だったら宣伝のOKだろうが、民放的な感じなのに、系列の 「教育チャンネル」を持っているのか?総務省的にはどーなってんだ?がはは。
あー楽しめた!てかNHK「的」ってナンだよ笑。



純喫茶「アイドル」店内。

水口「仕事が恋人でしょ!」

…とアキを叱責。そりゃそうだ。しかし、ここまでキツいミズタクはあまり見なかった。桑野智宏ディレクター演出のミズタクはひと味違うぜいっ!
水口は例のチャート誌のアキのグラビアページを広げる。

水口「これ、これ見てピンと来たんです。男ができると顔つきが変わるって…昔、太巻さんから教わった。口元が緩んだり、目の瞳孔が開いたり、焦点が、合わなくなったりね」

ワラタ。水口が太巻から学んだ物はあまりなくて、しかも水口は太巻の元では成功しなかったのに、「男ができると女は変わる顔つき」だけは、ちゃんと学んで、しかも正確無比に言い当てる事が出来たのだ。
これは水口の才能ですな笑。

水口はアキを詰める。桑野智宏ディレクター演出のミズタクはひと味違うぜいっ!

水口「んで、相手は誰?いつ知り合って、いつから付き合ってるの?…言えないか。じゃあ、一つだけ教えて。…板前?…板前じゃない?…板前かよっ!」

吹いた!アキは顔に出まくっているし、水口の詰め方も、種市しか想定していない笑。あ、ここまで状況証拠があると、太巻から学ばなくてもわかるか?がはは。



かわって純寿司屋「無頼鮨」の店内。梅頭が…

梅頭「いや、私じゃないですって」

…とカウンター客と会話している画。そりゃアキの恋のお相手はオマイじゃないよ!がはは。その手前を横切って小上がりの客にサーブする種市。

小上がり座敷には鈴鹿ひろ美と太巻と小っちゃい方の河島。上手(かみて)は太巻らだけど、この座敷の作りの上座は、画面左手の鈴鹿なので、まぁ鈴鹿が優位だろうね。他のセットとの兼ね合いで、無頼鮨はこーいう造りになったんたやもんね。

太巻は映画の企画書を鈴鹿に見せる。PCやタブレットではなくて、紙だ。がはは。
企画書の「太巻映画祭」を鈴鹿は、最初、間違えて「太秦(うずまさ)」と読んでしまう。がはは。細かいけどワラタ。確かにこの二つは字面が似ている。しかも京都・太秦と言えば、映画撮影の本場だもんなぁ。がはは。

ちなみに映画企画書の中身にも吹いた…。

「女子大生と日本刀(仮)」これは明らかに「セーラー服と機関銃」(主演:薬師丸ひろ子さん)じゃん笑。

「セーターを編む(仮)」これは「舟を編む」(主演:松田龍平さん)じゃん笑。

「先輩、高校やめるってさ(仮)』に至っては明確に「桐島、部活やめるってさ」(出演:橋本愛さん)じゃん笑。

「さいたまの花嫁」は「余命1ヶ月の花嫁」(映画版は2009年)か…いや、これだと太巻やハートフルのテイストに合わない気も…。かなり古いけど「瀬戸 の花嫁」(1972年の小柳ルミ子さんの歌謡曲)かなぁ?あるいは埼玉出身の入間しおりを主役に据えたオリジナル映画かもしれん!がはは。

太巻の意図としては、ハートフルのタレントを主役にして、純然たるアイドル映画にしたいとのこと。今のの時代にるアイドル映画かよ〜笑。

映画からアイドルになった薬師丸ひろ子さんとは真逆やな。アイドルのメディアミック(死語)としての映画なんやね。いずれにしても古いし、薬師丸ひろ子さんとしては、自分の聖域を荒らされた気分になるわなぁ。実際、鈴鹿のセリフとして…、

鈴鹿「土足で踏み荒らすわねぇ」

と辛辣で容赦ない笑。

鈴鹿は企画書に「潮騒のメモリー」を見つける。

鈴鹿「この『潮騒のメモリー』って、あの『潮騒のメモリー』じゃないわよねぇ?」
太巻「あの『潮騒のメモリー』です」
鈴鹿「かっこ(交渉中)って…?」
太巻・河島「交渉中です!」と鈴鹿に両手を差し出す。
鈴鹿「じぇじぇじぇ!」

がはは。ワラタ。そして改めて、鉄拳さんのアニメで映画「潮騒のメモリー」のあらすじが語られる。

太巻「権利は取れそうなんです。あとは、主演女優次第です」
鈴鹿「いや…できません。そんなぁ…17歳の海女の役なんて…」

がはは。ワラタ。お約束とはいえ吹いた!がはは。
店内に小野寺ちゃんが現れる。太巻は小野寺ちゃんを主役にしたいのだ。てか、小野寺ちゃん、めんこい!

鈴鹿は「(エンディングに)主題歌が流れるでしょう?今回は、誰が歌うんですか?」

そう。当時の「潮騒のメモリー」のエンディング曲は、鈴鹿ひろ美が歌っている事になっているが、言うまでもない、天野アキが“影武者”として歌っているのだ?
鈴鹿のこの挑戦的に物言い…。明からに、ある程度の真実を知っているのだな…。



黒川家内部のスリーJプロダクション('jjj')/。春子はネット掲示板を見ている。明らかにも元ネタは「2ちゃんねる」やな笑。見た目も「スレッド・フロート型」に見える。
掲示板の名前は、バックグラウンド画面に「噂のアイドル110番」とあるので、それがそうだろう。
「板」の名前は不明。
「スレッド」の名前は、先にも書いたけど「「パークスタジオ」天野アキ スレ Part3」だ。

画面には122番の投稿から映る。以下、春子がスクロールすると投稿者は「名無し」ばかりが並ぶので、匿名掲示板という事やな。ますます元ネタは「2ちゃんねる」やな笑。

122番の投稿の日時は「2010年9月1日(水)13:09:02 60」とある。ドラマ内ではアキは帰宅しているので、春子はリアルタイムではなくで、後でスレッドを読んでいるのだろう。

122番「13:09:02」
123番「13:09:06」
124番「13:14:49」
125番「13:23:12」

テレビ画面で最後に映るカキコが…
131番「18:51:12」
2スレ消費して3スレ目の割りにはマータリやな。がはは。

ここは2ちゃんねるに模して1スレで999レスが可能とする。スレタイトルが「「パークスタジオ」天野アキ スレ Part3」なので「パークスタジオに出演した時の天野アキ」専用のスレだと思われる。
13時の定時ニュースが5分間として「パークスタジオ」が13時5分から始まるとして、たった10分で2スレ消費して3スレ目の122番だもんなぁ。凄まじい!がはは。
それとこの掲示板はIDは出てないタイプやね。

画面に映ったカキコをカキコしてみる↓

----------------------------------------
122:名無し:2010年9月1日(水)13:09:02 60
え、いまなんつった?

おーい!ちがうやろ!

マネージャー真っ青

やっちまったな

司会者も真っ青

じぇじぇじぇの天野アキ
はい、彼氏の存在、決定!(;´∀`)
http///wwww/park-studio.bakudan-hatsugen.the-doga

いねぇだろ
受験が恋人だぜ

逆回転
できないんだよ
生放送

とうとう自分まで壊しちまった天野アキ
http///wwww/koibitoga-oshigoto.the-doga

相手はさかなクンらしい
----------------------------------------

がはは。こんな細かい事でねも楽しめるぜ!あまちゃん。このカキコもクドカン先生が書いたのだろうか?最後の「相手はさかなクンらしい」は吹いた!がはは。あーおもしろい!
てかやはりこの意味では、アキはネット上で人気じゃん。アキはやはり、しおりん曰く「一般受けはしないけど、 マニアにはたまらないやつだよね」(第73回)って事か!?がはは。

ネットを徘徊していた春子はMAD動画まで見つける。
高見盛さんが勝利インタビューを受けているが、その声がアキの「恋人が、お仕事です」になっている。これ、楽しげなタイトルバックでのクレジットを見たけど、高見盛さんは出てなかった。どーいう権利関係の処理をしたのだろう。がはは。

アキナレ「(春子には)言えねぇ。彼氏がいるなんて…恋人が板前なんて、口が裂けても言えねぇべ」

そりゃそうだ!がはは。



無頼鮨の店内。鈴鹿は「潮騒のメモリー」のリメイクに出る事を受けるが、小野寺ちゃんを含めてヒロインはオーディションにするとの条件をつけた。



黒川家内のスリーJプロダクション('jjj')/。アキの携帯が鳴る。相手は種市だ。電話に出ようか?どうか?激しく逡巡(しゅんじゅん)するアキwww。

アキナレ「母親とマネージャーに睨まれながら、彼氏がらの電話さ出ま〜す」

あはは。今日は高見盛…いや盛り沢山でした!明日に続く!


あまちゃん(再放送)第120回 2015H27/8/22(土)

母親とマネージャーに睨まれながら、彼氏がらの電話さ出たアキ。しかし、種市との関係を忖度(そんたく)…いや邪推される事より重大な事態が発生!

アキ「ママ大変!『「潮騒のメモリー』がリメイクされるってっ!」
春子「あんた、誰としゃべってるの?」

がはは。アキ、アホの子である笑。墓穴である笑。アキの携帯をもぎ取る春子。アッと言う間に携帯の相手が種市(南部ダイバー=板前)だとばれる。しかし、 そんな事も…だけど、春子は、このリメイク話しが、どこから湧いた誰、発信マターなのか?何故か種市相手に問い詰める。がはは。

春子「ヒロインは、誰がやんのっっっ?」

ビビった種市は嘔吐するように「おぅ、おぅ、おぅ」とオットセイ啼きを繰り返す。これは第101回でのアキと全く同じですなぁ。がはは。

さぁ!また書きますよ。あまちゃんは“潜る物語”。種市は東京湾に潜れず、無頼鮨にスパイとして“潜り込んだ”。今回は、種市のスパイ活動が役に立ったな。がはは。



北三陸。喫茶・リアス。吉田が慌ててスポーツ紙を持ってくる。このスポーツ紙は「毎日スポーツ」と読めるが、ここは「マキタスポーツ」にして欲しかった!がはは。

紙面の大見出しは「潮騒のメモリー リメイク決定 ヒロインは一般公募」。

早速、北三陸のいつものやかましいメンバー(♂達)は「潮騒のメモリー」の曲を替え歌にして歌う。
吉田は、いっそんの替え歌に対して「うるせえ! 南部ダイバー!」と一喝。え?吉田って、いっそんより年上なの?そーいう立ち位置なの?がはは。
ユイも大吉の替え歌を「引きました」と酷評。がはは。

吉田は記事の内容を読む。その時のユイの表情が秀逸。口では「もう諦めた」とか言っているが、未練タラタラである。このユイの未練タラタラのスタンスは、この後も何度も登場する。

あとスポーツ紙のカニとコンパニオン付き温泉旅館の広告にも吹いた!
「コンパニオンに囲まれて、カニ三昧の宴会の後は、魅惑の温泉が。楽園へようこそ」

ノーマル・コンパニオン・プランが19,500円。
そして…
シースルー・コンパニオン・プランが24,000円。

だと!こりゃ絶対にシースルーの方だべ!(;´Д`)ハアハア(*´д`*)。この広告も作っんだよなぁ。細かい!てか、スーパー・コンパニオンってのは 聞いたことあるけど、シースルー・コンパニオンってのは…ホントにあったら(・∀・)イイ!ねぇ。てかこれホントにNHKの朝の連ドラかよ。深夜ドラマみ たい。園子温さんの深夜ドラマみたい笑。

隣の音楽関係の広告も細かいぞ。「新曲MV 沖縄ロケ」「特別付録 SELINA 小島小島 リバーシブルポスター」。がはは。
「新曲MV」ってナンだろうと3秒考えた。PVの事やね。SELINAは「SDN48の芹那さん」か。小島小島は「AKB48の小嶋陽菜(こじはる)さん」か。



純喫茶「アイドル」の店内。水口とハートフルの小っちゃい方の河島が会っている。

河島「さすがの企画力だよ。鈴鹿ひろ美を引っ張り出すとは」

いいねぇ。太巻の力量を側面から語らせるワザ。



再び、喫茶・リアス。さっきのスポーツ紙の「潮騒のメモリー リメイク決定 ヒロインは一般公募」について、大吉が…、

大吉「ユイちゃんも送ったらいいのに」

…と言うが、例によって意固地になっているのか?またはそのフリか?頑なに固辞するユイ。

ユイ「だけど、私なんかが選ばれたら頑張ってるアキちゃんに悪いもん」
菅原「さすが、自分が選ばれること前提だ」

これはいいセリフだね!いかにもユイらしいよ。素晴らしい!面白いよねぇ!あまちゃん!クドカン先生万歳!

いっそん「こういうのはあれだべ。本人でなく、お兄ちゃんが勝手に送っちゃうパターンだべ?
ヒロシ「(ユイに)え?送ったほうがいい?」
ユイ「いいよ、やめてよ」

北三陸のいつものやかましいメンバー(♂達)一斉に「まぁ!まぁ!まぁ!」

これもいいセリフだね!いかにもユイらしいよ。素晴らしい!面白いよねぇ!あまちゃん!クドカン先生万歳!



再び、純喫茶「アイドル」の店内。

水口「例えば、演技経験ゼロの子でも可能性あるんですか?」
河島「ナニおまえ…本当に一般公募だと思ってんの?」
水口「え?だって…」
河島「うはは、お前、素人じゃねぇんだから」

そりゃそうだ笑!水口は何年、この世界にいるんだよ笑。
小っちゃい方の河島の話しはこうだ。鈴鹿の要望で、公募形式にしたけど、主役は小野寺ちゃんで決まっている(鈴鹿はアキを主役にしたいから公募にしたとけどね)。問題は小野寺ちゃんがカナヅチである事。だから一抹のチャンスして、海女のアキに吹き替えを打診しに来たのだ。

よく出来てる話しだよねぇ。太巻のもと春子が鈴鹿の影武者をして、その春子の娘も小野寺の影武者をする。まさに因縁めいている。このプロットを思い付いて、外堀を埋めていくクドカン先生の技量。マジで素晴らしい!痺れます!

てか“潜る物語”である、あまちゃんにおいて、小野寺ちゃんのようにカナヅチで潜りすぎて沈んでしまうのも問題なのね笑。

さて、水口はもちろんこの話しを蹴る。しかし、実は受けても良かったのではないか。これだって仕事は仕事だろうよ。…とは思うものの、水口の今のボスであ る春子は絶対に蹴るもんなぁ!がはは。それに水口だって意地がある。特に太巻のもとでの「吹き替え要員=シャドウ=影武者」役は確かに出来ない相談やな。

また逆に、アキサイドとしては、太巻関係の仕事にタッチしない…という方向もあるだろう。しかし、それでは物語が回らない。そうさせないために、クドカン 先生は、事前に「アキが猛烈な潮騒のメモリーと鈴鹿ひろ美のファンである」という伏線を引いておいたもんなぁ。それは春子も同様である。すごいよなぁ。 そーいう伏線とプロットだったのかぁ。クドカン先生の技量。マジで素晴らしい!痺れます!



またクドカン先生の凄い所は、ここで太巻を登場させた事だ。冒頭で小っちゃい方の河島に「アメ横じゃ、社長に会ったら気まずいもんな」と言わせているのに、その太巻は原宿まで来ていたのだ。ある意味、そこまで太巻は切羽詰まっているのである。

太巻の登場に、まずは甲斐が驚く。そりゃそうだ。がはは。



黒川家内部のスリーJプロダクション('jjj')/。水口はここで晩飯も食うのね。正宗が作ったんだろうけどね笑。

アキに映画「潮騒のメモリー」リメイク版の書類審査合格通知が届いていた。脳天気なアキは浮かれて「潮騒のメモリー」を歌っている。スプーンをマイクにし て。受験番号は236番である。水口は河島の提案を知っているので、ここはアキが合格することを知っているので、浮かない顔だ。

にしてもさすがに脳天気なアキでも「ハブとマングース(春子と太巻)」の関係である、太巻の企画に、自分が合格する事は意外に感じているご様子www。



再び、純喫茶「アイドル」の店内。

太巻と水口の会話。

太巻「落ち着かないんだよっ!鈴鹿さんが天野を可愛がってるのを見ると…。何かこう、罪滅ぼしをしてるみたいでさ」

水口「でも、鈴鹿さん、ご存じないんですよね?…春子さんが歌ってること」

太巻「オレの前ではそういうことにしてる。…けど、わかるだろう普通。声、全然違うし。片や、絶対無理音感だよ!知ってて、騙されたフリを続けてんだよ!25年も…。質(たち)悪いよ!罪滅ぼしなんかしなくていいんだよ!悪いのは全部、オレなんだからさ!」

やはり鈴鹿は知っているんだねぇ。太巻の苦悩は続くねぇ。フフフ。

太巻「ま、と言うわけだから。お前の方から、天野親子の説得頼む。悪いようにはしないから」

と去って行く。

甲斐は「悪いようにしないからって、悪い奴のセリフだよね」

がはは。甲斐さん、言い得て妙だ。

にしても、太巻。ちょっとおかしいぞ!小野寺ちゃんの水中での吹き替え要員なら、アキを使う積極的な理由がないじゃん。だってそーいうのって保険とか事故防止の観点から、普通はスタントマン(ウーマン)を使うよねぇ。
まぁスタントマンは使わないにしても、わざわざアキにする必要はないよねぇ。

太巻も温情で一杯なんだよね。罪滅ぼしをしてるのは太巻自身なんだよ。太巻もまた寛解の方策を模索しているのだ。



アキはユイに電話で、書類審査を通過した事を知らせる。そして重大なフラグを立てる。

アキ「つうかユイちゃん、夏ばっぱ来てる?」
ユイ「夏さん?来てないよ。休みだから」
アキ「ウソ?家さ電話したけど出ながったよ」
大吉「明日の朝、おらが家に寄って伝えてやるべ」



翌朝、そして、アキのオーディション当日。三毛猫の可愛い方の「かつ枝」が夏ばっぱの作業小屋を覗き込んで動かない。素晴らしい演技のタレントぬこですわい!

ちなみにこの三毛ぬこさんの本名は「ドロップ」さん。女の子。佐々木動物プロダクション所属だそうです。

朝、夏ばっぱのウニ丼を取りに来た大吉。作業小屋で倒れている夏ばっぱを見つける。

春子は大吉からのメール「お母さん倒れた!('jjj')/」を、表面的には相手にしていない。と言うもの第1回でも、大吉から似たようなメールが来たからだ。うーん、細かい!

てかスリーJプロダクション('jjj')/のアイコンの('jjj')/は大吉メールが由来だったのか?がはは。

しかし、それでも今の春子は変わった。アキに心配をかけないよう平静を装っているが、掛かってきた電話をサッと取ったのだ。親子の情がわかる。素晴らしい作劇・演出。

大吉は大慌て。救急隊員が来て夏ばっぱを運んでいる。これは大きな試練になるのか!…って思ったけど、例によって、あまりならなかったんだよねぇ。結果からいうと、夏ばっぱは復帰した。忠兵衛の病気と同じで、大手術はしたものの、結果的には大した事にはならなかったのだ。

ちなみに救急隊員の服の背中には「北三陸広域消防」とある。

朝ドラのフォーマットして、祖父母の病気は必要なのかもしれんが、クドカン先生にとっては、そんな試練や葛藤は無用だ。そんなスパイスがなくても、あまちゃんはスーパードライブするのだ!

とは言うものの、作劇的は土曜日なので、夏ばっぱが倒れた事は、来週に繋げるいい事件となったね。夏ばっぱには気の毒だが笑。ああ!人の運命を自在に操る…「夢邪気(出典:ビューティフル・ドリーマー)」…いや、脚本家とは、おもろい仕事ですなぁ!

さぁ!今日は大事なオーディションの当日なのに…どうなる!アキ!