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第15週「おらの仁義なき戦い」第85回〜第90回 演出:西村武五郎

あまちゃん(再放送)第85回 2015H27/7/13(月)

今週は久し振りの西村武五郎ディレクターでがんす。この方の担当は第9週と、第15週(今週)と、第25週だけでがんす。

水口はコスプレ状態(笑)のGMT6を引き連れて、GMT6の売り込み作戦を、ハートフルの上野オフィスでプレゼン。小野 寺ちゃんはテストが近いせいで来てない。あるいは、あまちゃんの撮影が深夜に及んだせいで出られなかったのかも笑。…てのは冗談で、次のラーメン屋台の シーンで、小野寺ちゃんがいない方が効果的だからだ。

水口のプレゼンを聞いていた、小さいの河島が妙な事を言い出す。
河島「(お前の企画より)太巻さんがやれと言った事をやる。太巻さんのビジョンを形にするのが俺たち社員の役目だろ?」
えーっ!ハートフルってそんな会社だったの???なんか失望〜っ!笑。
企画すらも聞いてもらえないとは…ミズタクも転職した方がいいよ。…例えば「スリーJプロダクション」とかに笑。

そこへ滅多に上野のオフィスに来ないハズの太巻がまたもやってきて、水口の企画書を一瞥して…
「うーん、まだ早いんじゃないか?」と一蹴した。

にしても滅多に上野のオフィスに来ないハズの太巻は頻繁に来ているよなぁ。まぁ作劇の都合だろうけど(笑)、ハートフルの企画や資金繰りが上手く行ってないんやろなぁ。

そして、わかりやすい伏線…
アキナレ「考え過ぎだべか?あの日から社長のオラを見る目が変わった気がする…」
はい。変わってますね笑。その理由はこれからのお楽しみ!



劇場の外に出たGMT6。出口では出待ちのオタクさん達が数名。
宮下アユミが言う…
「(太巻の言う)早いってなんよ。遅すぎるわ」
そりゃそうだ笑。

入間しおりが言う…
「ラーメンでも食べてく?」
劇中、一度も食される事のなかったラーメンの屋台へ。ずぶん的には無頼鮨もいいけど、ここの屋台のラーメンが気になるぞ!笑。あと奥の銭湯「亀の湯」にも入ってみたい!

あ゛っ!そうか!映画「ビューティフル・ドリーマー」では、その楽しい世界は「亀の甲羅の上」に載っていた。そーいう事か!だから亀の湯なのか!←わかるヤツだけわかればいい!がはは。

屋台に座ったGMTに出待ちのファンが声を掛けてくる。2人のオタクさん達。佐藤王宝さんと宮野薫さん。しかし二人の推しメン「小野寺ちゃん」だった。が はは。にしても彼らは既に「小野寺ちゃん」という呼び方をしていたぞ。もう共通認識なのか?がはは。まぁ、こー言ってはナンだが、GMT6の中では小野寺 ちゃんが一番じゃなぁ。まぁ、ずぶん的には、しおりんのキャラが好きだが笑。

にしてもほぼ初めてのファンが出来た事でクソうれしそうなGMT6とか、出待ちのファンとか、どーでもいいようで、大事な描写でした。



「まごころ第2女子寮」に戻る。しおりんは、ファンからもらった小野寺ちゃんへのプレゼントを「小野寺ちゃんにプレゼント〜っ!捨てちゃっていい〜?」とリーダーらしからぬ発言と荒れ方。ワラタ。

まぁそれはともかく「まごころ第2女子寮」にまた正宗が来ていた。そして小野寺ちゃんの母親も。母親役は石田ひかりさん。あまちゃんのプロデューサーさんである訓覇圭さんの奥様でもあるぞ。

小野寺母は国民投票の事を聞いて、正宗と一緒に抗議に来たのだ。水口は…
ミズタク「40位以下…すなわち、解雇になるという前提で抗議にいらっしゃったんですか?」と言う。なるほど、一理ある。

水口は無名の新人が上位に入ったらおもしろい!とか、急に熱く語り出す。そして、遂にはGMT6の一人でも国民投票に落ちたら、自分も退職すると宣言までする。

それに反応・感動して一人だけ「はいっ!」と大声で賛同するアキ。ワラタ。なぜなら北三陸時代には、ミズタクの言う事など…

アキ「何だ、ごいづ」
ミズタク「…こいづ?」
アキ「言ってる事、さっぱりわがんね」(第43回より)

…と言っていたのになぁ、アキは…笑。

これはアキが成長したんじゃないよ。アキが今日、初めて水口を“見つけた”瞬間なんだよ。アキは自分のナレでもこう言っている。
アキナレ「知らねがった。水口さんが、そこまでおらだちに賭けでたなんて。無表情でわかりづぇえけど、そこそこ、熱い人なんだ」と。

はい!恐いですねぇ。遂にアキに見つけられましたね!水口は。夏ばっぱもユイもヒロシも、そして鈴鹿もアキに“見つけられ”ましたね。そして変容した。寛 解した面もある。しかしアキはいたずら好きの座敷わらしだ。良い事だけをもたらす訳ではない。時にはアキは混乱ももたらす。まさに「見つけてこわそう」な のだ。

後のシーンでアキの恐さが発揮される。



そのシーンに一気に飛んだのではつまらんので、面白いシーンがインサートされる。
劇場の前に停められたヒュンダイのタクシーの中での正宗とアキの会話。

正宗「同窓会の女(大久保佳代子さん)…別れたよ」
アキ「じぇじぇじぇ!」
正宗「フラれたんじゃないぞ。かといって、パパがフッたわけでもない」

いつの間にか後部座席にスッと入ってくる鈴鹿。面白いねぇ!

鈴鹿「いわゆる、フェードアウトってやつ?」
正宗「いや、ちゃんと話をしました。それで別れたんだ」
鈴鹿「同窓会の魔法がとけてしまったんでしょうね」

あははは。面白かった。そしてこれ以降、鈴鹿御用達のタクシーは正宗になるんやな笑。てかまだヒュンダイかよ!



そしてアキの恐さが発揮される重要なシーンキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!。
夜の「まごころ第2女子寮」。アキはミズタクの“俺の部屋”を訪ねる。これ、よく見て欲しい。アキはナンのために“俺の部屋”を訪ねたのか?わからないのだ。

アキはナンの用だったのか?国民投票の不安?それは先に取りあえず解消したハズ。何かの相談?しかし何も相談してなかった。

アキは何しに“俺の部屋”を訪ねたのか?そう。座敷わらしアキは水口に興味を持ったのである。男として…とかじゃないよ笑。
第60回を読み返して欲しい。フワフワとミズタクを取り込もうと、自分の中の能年“空洞”をぱかぁ〜と広げる座敷わらしアキは。恐いよ〜。薄気味悪いよ〜アキ。

そして、この時、既に水口は完全に座敷わらしアキに飲まれているのだ。イベント会場を探しているとか、本音ではクビになりたくないとか、挙げ句に、皆の前では勉さんの弟子ではないと言ったのに「琥珀の勉さん…俺の師匠」とまで言ってしまう。

はい。水口は座敷わらしアキに完全に取り込まれましたね。メガネも取りましたね。まるでラスカルですね。

そしてアキはまた計算でもナンでも無くて、またも神がかり的なご託宣を出す。今まで、このご託宣で「お座敷列車」も「潮騒のメモリーズ」も「海女カフェ」も「海女〜ソニック」も実現した。

そのご託宣とはGMT6のイベントを「路上でやったらどうですか?」と言うもの。

水口は「東京は違うよ〜。怖いよぉ〜。コンクリートジャングルの冷たさ舐めんなよ〜」と言うものの、次のシーンでは、GMT6が路上ライブを準備する画面が映る!思う壺!がはは。

あー今日も面白かった!


あまちゃん(再放送)第86回 2015H27/7/14(火)

GMT6のファンミーティングという名の路上ライブ。小野寺ちゃんの牛の衣装が超可愛い!ずぶん“ツイン・テール最強”の意味がやっとわかったでがんす笑。
入間しおりの掛け声「バイトやめようね!仕送りもらうのやめようね!」にワラタ。
にしてもGMT6は歌もダンスもグチャグチャ。がはは。
ちなみにこのロケ地は東京の人にとってはお馴染み。昌平橋。秋葉原や御茶ノ水の近くやね。

安部ちゃんも手伝ってくれて、GMT6の出身地の名物料理を屋台に並べてくれた。デブが「油で揚げてないもの」を所望するのにはワラタ。ずぶんも揚げ物は苦手でがんす。がはは。



そんな時、あの、この、そのヒビキ一郎がGMT6を取材するという。ヒビキは今や、第一線のアイドル評論家で「週刊プレイガイ」に人気コーナー『ヒビキ一郎の「俺は認めねえ」』を連載を持っているのだ。がはは。出世したな笑。て言うか「週刊プレイガイ」って「週刊プレイボーイ」のパロディかよ笑。

ヒビキは相変わらずの“おっさんのツンデレ”。アキやしおりんをブス呼ばわり。通常運転なので逆に一安心だな笑。にしても使ってる三脚がショボイぞ!ヒビキ!笑。
入間しおりの「毒蝮三太夫の『ばばあ』みたいな感じで大丈夫?」にもワラタ。



再び、路上ライブ。GMT6の歌とダンスがかなり良くなっている笑。曲は「暦の上ではディセンバー」だ。

小野寺「宮城県がら来ました。小野寺薫子、15歳でがす」←1歳成長したな笑。
ヒビキ「小野寺ちゃん、イェーイ!」
小野寺「宮城と言えば…?」
そこですかさず水口の合いの手がっっっ!
水口「ずんだずんだ〜!」
自分の知らない合いの手にビックリするヒビキ。
小野寺「わだすの名前は…?」
水口「小野寺ちゃ〜ん」
小野寺「え? 呼んだ?」
水口「呼んだ呼んだ〜、イェーイ!」
ヒビキ「(水口に)今の後で教えてよ」

そして握手会。と言ってもたった4人しかいない。そして、さっき居たヒビキがなぜか居ない。今やヒビキ先生は握手会などには参加しないのだな。がはは。

しかもたった4人が全員、小野寺ちゃんの列に並ぶのだ。吹いた!既にGMT6の中でもヒエラルキーが!まぁ前も書いたけど、GMT6の中では確かに小野寺ちゃんがピカイチ(死語)だもんなぁ。そして無念さが露骨に顔に出るしおりん達。ワラタ。



んで、まごころ第2女子寮での反省会。しおりんや他のメンバーのイライラは、小野寺ばかり注目される事…ではなくて、マイクとかCDが揃ってない発注ミスが原因。んで発注ミスが喜屋武ちゃんのせいだとわかって、それはそれで一段落。

にしても、おかしいよねぇ。リアルの世界では、あんなにGMT6の連中が仲がいいわけないよねぇ。同じアイドルを目指す女子同士、もっと妬(ねた)みや、嫉(そね)みや、嫌がらせが炸裂するハズ。特に一人モテ状態の小野寺ちゃんは標的にされそう笑。

しかし、あまちゃんは落語の世界、そしてビューティフル・ドリーマーの世界だ。みんな仲良しなのだ!これでいいのだ!だって朝からヘビーな女子の抗争など見たくないもんね。



ハートフルでは水口の企画したGMT6ファンミーティングが低調だった事に対して太巻が…
太巻「だから言ったじゃん。まだ早いんじゃないかって」そして
太巻「俺だってさあ、鬼じゃないんだからさ、水口ぃ〜。いや、まぁ、鬼なんだけどねぇ。…鬼の業界じゃ、優しい方の鬼っつうか、気さくな鬼だよ?」には吹いた。がはは。

そして太巻は水口に対してアキの事を…
太巻「あの子はなぁ…な〜んか違う。(略)鬼がなんか違うっつってんだから、何か違うんだよ。違うっっっ?」と理屈にならない理屈でアキを否定する。こりゃ太巻、完全に春子と何かあったな…と本放送当時は思いましたねぇ。



無頼鮨でアキは鈴鹿の台本の読み合わせ。しかし連日の疲労でウトウトするアキ。この時の鈴鹿さんは優しくなかったなぁ。あと梅さんの反応が面白くてワラタ。
アキが帰ろうとすると、その台本「新春スペシャル おめでた弁護士 寿蘭子シリーズ 〜別府温泉 一卵性 殺人事件〜」(←ワラタ)に隣人Cとして自分の名前がある事に気付く。種市と喜び合うアキ。



まごころ第2女子寮でアキと水口の会話。水口はアキがドラマに隣人Cとして出る事になったのは「バーター」だと言う。

てか、水口はアキのマネージャーなのに、自分のタレントが、ドラマに出る事を、台本が上がってくるまで知らなかったのか?大丈夫か?ミズタク!がはは。 ハートフルはちゃんと機能しているのか?がはは。それもとドラマ系の出演交渉はミズタクではなく、小さい方の河島が仕切っているのか?だとしても河島から ミズタクに連絡はなかったのか?
これは明らかに脚本の矛盾だけど…気にしない!がはは。いかにもハートフルらしいし、ミズタクらしいや笑。なにより、あまちゃんは落語の世界だもんね。

あと、バーターという限りは、アキと誰が(または何が)バーターしたのだろうか?がはは。まぁこれも言わない約束。



アキはデリカシーが無い事に、まごころ第2女子寮の三人部屋の自室で、夏ばっぱにドラマに出ると電話報告。電話を切った後、
小野寺「今度から、外で電話したほうがいいがも」
アキ「え?」
薫子「ドラマ出たいのは、アキちゃんだけじゃないがら」
しおりんが咳払いする。

そりゃそうだ。さすがは座敷わらしアキである。デリカシーがないぞ笑。にしても、アキがこんな事をすれば、気の強いしおりんも居るし、普通はここで女子同士の激しい“ぶつかり合い=葛藤”があるハズ。なのに例によって、ここでも葛藤は華麗にスルーだ。いいぞ!あまちゃん!

この後もアキは天然でノンキだし、他のメンバーもアキの暴走を大して気にしていない。ここまで仲良しなら、逆にもっとベタベタした女子同士の関係を描いても、それはそれで面白かった気がするよなぁ〜。

「木更津キャッツアイ」などで描かれる、チョイとホモっぽいというか、チョイと仲が良すぎる男子同士の話しは、クドカン先生の得意技。それの女子版を、あまちゃんで描いてみるのも良かったかも。いろんな萌え要素で妄想できそうだもんね笑。

まぁそーいうベタベタした女子同士の関係は実は、アキとユイの関係で描かれたし、今はアキと鈴鹿で描かれてる…と言う事もできるわなぁ。



再び、別の日の握手会。小野寺ちゃん推しだった佐藤王宝さんと宮野薫さんの二人は、アキ推しに転向した模様。がはは。
そんな握手会でうれしそうなアキが少し先の雑踏の中に見たものは・・・・・なななんと!ユイちゃんのお母さん「よしえ」。

よしえが知らない男性と談笑しながら歩いているではないか?北三陸から家出して失踪して出奔したよしえがなぜ?東京に?しかも男と一緒?

アキナレ「うわ〜。えれえもん見ちまった」

よしえを見つけてしまった喜びより、見つけた場所と状況に、混乱しているアキなのでした笑。


あまちゃん(再放送)第87回 2015H27/7/15(水)

握手会を放棄して、急いで、よしえを追いかけるアキ。近くに居た安部ちゃんと一緒に捜すが、安部ちゃんは、よしえの代わりに三又又三さんを見つけてしまう笑。

なんでやねん!がははは。

安部ちゃんは三又又三トリビアとして「岩手県出身、花巻市の医者の息子、コロッケの元付き人、元の芸名がハムエッグ」を披露。いらん情報じゃーーーい!がははは。

んで、ユイママ・よしえを見失いましたとさ!



楽しげなタイトルバックがあけて夜、アキは3人部屋で昼間、よしえを見かけた事を反芻して、またも眠れず、独り言を繰り返す。
遂にリーダーしおりんが切れる「うっるせえな!お前、この野郎!何時だと思ってんだよ!寝ろ!」。しおりん男前!惚れたっwww!



そしてアキはまた“俺の部屋”を訪ねる。これじゃ第74回の時と違って、逆にミズタクの方が身の危険を感じるわなぁ。がはは。アキはミズタクに相談するが、水口は、警察に届けた方がいいけど、ユイちゃんには言うな…とか、まぁ大して解決策は提示できない。

部屋でカップ麺をすするユイのシーンがインサートされるが、カップ麺をこーいうネガな感じに使う事は、民放のドラマではムリポですなぁ。がはは。

それよか、アキはまたも座敷わらしの本領を発揮して(残り物のウニの軍艦巻きを無意識に食ったように)無意識に、ミズタクの意外な本音を引き出す。ガタガタ(((;゜Д゜))ブルブル。アキ、恐いよ〜アキ。

ミズタクはユイの事を言っているつもりなのだが…。
ミズタク「(略)…ひょっとすると、世の中を動かしてるのは一番可愛い子や、一番才能のある人間じゃなくて、二番目なんじゃないかって思うんだ」
アキ「…二番目?」
ミズタク「うん。二番目の人間が、一番の人間に対して、恥ずかしい姿見せたくないって、頑張った時に成功するんじゃないかって」

ほほう。これは夏ばっぱと春子の事であり、春子とアキの事でもあるな。アキと鈴鹿の事でもある。

しかし、実はこれは、クドカン先生自身の事ではないか?クドカン先生の所属する劇団・大人計画のボスは、言うまでもなく、純喫茶「アイドル」の甲斐さんこ と松尾スズキさんだ。松尾さんの才能は言うまでもない。クドカン先生は松尾さんを師匠として下の位置から始めた。そして今の位置に達した。
さて、クドカン先生は一番目なのか?二番目なのか?どっちに捉えても興味深いね。フフフ。

アキは水口相手にドラマのセリフの練習をする。最後の両手を広げる能年梨菜さんと、その指示を出した松田龍平さんとのシーンはアドリブだったそうだ。



段々、忙しくなるGMT。イベントや握手会。
まごころ第2女子寮に戻ると、リーダーしおりんがアキを叱責。アキが握手会の時「島田さん引っ越しました。島田さん引っ越しました」と繰り替えてたと言うのだ。確かに言っていた。がはは。アホの子である。しかもアキは「無意識」だったという。またも無意識かっっっ!

しおりんは「ウチらは後がないんだよ!やる気ないなら辞退してくんないかな。目障りだからっ!」とビリビリヌード…いやムード。

しかし・・・・・そう!いつものパターンである。ここでGMT同士のケンカや葛藤は…起きない!がはは。ここまで徹底していると気持ちいいぞ。あまちゃん!

怒ったしおりんは部屋に戻ってしまうが、アキのミサンガが切れたという事を聞いて、また戻ってきて、さっきまで怒っていたのをもう忘れて…、
しおりん「天下取ろうね、みんな!」と、もう笑っているのだ。

笑ってるヤツは、怒ったり、泣いたりするヤツより強いぞ!←すぶん、いいこと言ったな!

あと宮下アユミに、不安げなフラグが立ったね。微妙な表情と、それを抜いたカメラ。あまちゃんは、朝の忙しい時に、耳だけでも楽しめるけど、じっくり見ても、こーいう発見があるように作られている。(・∀・)イイ!

あと、いつの間にかまごころ第2女子寮に、寮母的な感じで入り込んでいるぞ!安部ちゃん!(・∀・)イイ!

ミズタクは太巻のアキ評「なんか違う!」を気にしていた。しかしこれは後であまり膨らまなかった。がはは。太巻がニューヨークから中継した事も膨らまなかった。それと同じだ。がはは。



いよいよ国民投票が開票が…もう始まった!

てか、GMTさんよ!水口さんよ!なぜ、ネットの力を使わない!北三陸ではネットの力でアキもユイもブレイクしたぞ。小野寺ちゃんもそうだ。ミズタクはネットを見て、ユイをスカウトに来たんじゃないのか!?
それともハートフルは前時代的で、ネットは御法度なのか…まぁ、太巻のキャラからするとそうかもね笑。しかし今の芸能界はネットの力も使っているぞ。

て言うか、前にも書いたけど、ここはクドカン先生、NHKの“テレビ”ドラマに華を持たせた。あえてネット色は排して、テレビや芸能界の…古いけど、みん な耳年増で知っている…旧態依然としたテレビや芸能界の世界観で押した。その世界ではテレビがまだ力を持っており、テレビに出る事がステータスで成功の証 なのだ。アキもテレビドラマに頑張っているしね。

しかし、アメ横のビルの巨大ビジョンに映された「国民投票」が、実はテレビではなくて・・・・・ニコ生だったら…もっと面白かったかもね笑。

とは言うものの、これだけネット漬けのずぶん達が、あまちゃんという“テレビ”ドラマに夢中になったのも事実。当たり前だけど、あまちゃんはテレビ発の事件だった。素晴らしい事だ。

ただ、もしかすると、前にも書いたけど、もう、あまちゃんような、面白くて国民的にヒットするテレビドラマはもう出ないかもしれない。なんか、あまちゃんは、テレビ最後の輝きに思えてしまうのだ。



さぁ、いよいよ「新春スペシャル おめでた弁護士 寿蘭子シリーズ 〜別府温泉 一卵性 殺人事件〜」の撮影だ!
「ドライ」という言葉を知らなかったアキに吹いた!そーいや、後に出てくるけど、アキは「ボールド」も知らない感じだったよねえ。ぜひ、鈴鹿さんに「ボールドって洗剤よねぇ。ちゃんちゃらおかしいわ〜。ちゃんリンシャン!」と言って欲しいものである笑。

あと、最初に「おめでた弁護士」って架空のドラマのタイトルを聞いた時「♪三途の川のマーメイド」(潮騒のメモリー)と同じで、なんちゅうふざけたタイトルや…って思ったけど、妊婦の扮装をした鈴鹿ひろ美と、アキを見た時、なんとも言えない気持ちになった。

鈴鹿ひろ美は、アキを妊娠して、そして産もうとしているんやな〜…と。

だって、アキの人相が今までと違うやん!正確には人相ではなくて、髪型なんやけど…ウィッグなのか?アキの髪型が違う。そしてメイクの雰囲気も違う。おで こも出しているし…我々が知っているアキではない!既に鈴鹿のアキになっているのだ。…座敷わらしのくせに笑。いや座敷わらしだからこそ…か。

やはり鈴鹿は東京におけるもう一つの母親なのだよ。鈴鹿は「(アキの)親代わりじゃないです!」と春子との“抗争”では言っていたけど…ね。鈴鹿も鈴鹿で、正宗のマンションに同居までして、アキとの疑似家族、疑似母娘を存分に楽しんでいたのは間違いない。

それと薬師丸ひろ子さんにはお子さんがいらっしゃらない。場合によっては、この脚本に、ご立腹でもおかしくないと思うけど、そこは薬師丸ひろ子さんが凄 かった。「木更津キャッツアイ」でクドカン先生と組んだ強い実績があるにせよ…だ。なんちゅうか、すべてが見事にマリアージュしたのが、あまちゃんなの だ。

…あれ?では父親は誰?・・・・・もしかして太巻!?ずぶんは本放送当時はそう思った。「あさイチ」で、いのっちさんもそう指摘していた。でも太巻は父親 ではなかった。さすがにそこまでの深読みは必要ないんやね笑。そーいうドロドロしたモノのは、葛藤と同様に、あまちゃんの世界では不要なのだ!

て言うか、大事なのはそこではない。アキが鈴鹿の子供になったように、鈴鹿もアキを子供にした。アキがもらたす、何か、補完的なもの。この補完関係が、あまちゃんでは大事なのだ。アキは皆に何かをもたらして、補完していく。

あれ?これって「人類補完計画」か?笑。


あまちゃん(再放送)第88回 2015H27/7/16(木)

いよいよ…って何がいよいよか、わからんが(笑)「国民投票」の当日。劇場前の大型ビジョンの前で盛り上がるファンたち。太巻による順位発表。

そして同じ時刻、アキは「新春スペシャル おめでた弁護士 寿蘭子シリーズ 〜別府温泉 一卵性 殺人事件〜」(長いわっ!)の撮影。監督はベンガルさん。いかにも「カントク」って感じが(・∀・)イイ!。だってベンガルさん「カントク」って書かれたディレクターチェアに座ってたもん笑。

にしてもこの劇中ドラマのために、サスペンス調の専用の劇伴を用意した大友さん、凄い!それとこのセットは、どうやら正宗の世田谷のマンションと同じっぽい。がはは。

ドラマは国民投票の発表と、アキがNG40回出すドラマの撮影の交互のカットバックで進む。

国民投票の方は太巻の…
太巻「これは、公正な投票です。やらせ、組織票、一切ありません」。がはは。太巻のバヤイ、言えば言うほど、怪スィ。てか、まめりんの奈落落ちからして、ヤラセ感…ってか太巻の作戦感、丸出しやん!がはは。
てか、次の回で太巻は、国民投票は録画。自分はNYには居ない、合成だ…と自分で言っていた。どこまでも怪しいね笑。

そして国民投票では、入間しおりとアキが落とされる。すなわち解雇だ。結果ありきの、やらせ感、満載やん笑。てかしおりん推しのずぶんは納得できん!がは は。まぁ実は後で作劇上の仕掛けが用意されていた。そのためには“熱い女”である、しりおんをここで落としておく必要があったのだ。ヒント:「あゆみさ ん、GMTやめるってよ」

アキの解雇は、それはもう太巻の狙いなんだけど、それが逆効果で、鈴鹿魂に火を付けてしまう。これは後のお楽しみ!



ドラマ撮影の方はアキがNGを40回も出してしまうが、どうにか終了。鈴鹿はアキに「あなた、女優は無理ね」と言うが、なんせ女優の言う事である。そのま ま信じてはいけない笑。しかも鈴鹿は虚構の世界で生きていく事を決意した女である。ビューティフル・ドリーマーの「夢邪鬼」みたいなモンだ笑。
まぁそれにそもそも「あなた、女優は無理ね」と言われたくらいで、引っ込むようなヤシは女優にはなれんでしょうなぁ!がはは。

て言うか、そもそも「お産」は大変な事業。鈴鹿だって、アキを産むとなったら、それなりにの覚悟が必要。これくらいの難産(NGを40回出す)がある方が 普通だ。逆に言うと、鈴鹿はそこまでしてアキを買っているのである。夏ばっぱが、最初から春子の才能を認めていたのと同様に…。

アキの才能を認めて胎内に入れて産む鈴鹿に対して、太巻はやはり男だ。春子とアキの才能を認めながらも、取り込む事はできなかったし、しなかった。しかし太巻もまた、鈴鹿や夏ばっぱと同様“見る目”はあるのである。当面は作劇上、アキを邪魔するけどね。

その意味では、あまちゃんは昔からあるマンガの方法論そのものだ。例えば「YAWARA」。主人公のYAWARAちゃんは、とてつもない才能に恵まれなが ら、本人にはまったくその自覚がない。やはりあまちゃんは単なる努力の物語ではない。才能がある者達が運とか運命に翻弄される物語だ。

だって、あまちゃんに出てる役者さん達が、そもそも才能があるやん。そしてクドカン先生はその役者さん達に当て書きしている。しかも橋幸夫のように、本人 と役が混濁しているのだ。つまり、あまちゃんの主人公クラスの人達は「世界にひとつだけの花」とか「努力は美しい」世界ではないのだ。

しかし我々は、そーいった高みを見たいではないか?下の方ばかりの世界を見てても仕方ないではないか。

NG40回、太巻の言うように「ある意味才能」だし、すげー「大器」とも言える笑。アキの才能はYAWARAのように盤石だ。だからアキは毀損しない。アキには恐い物がないのだ。だからこそ、あまちゃんは痛快なのだ!



とは言うのの演出的には今日は非常に保守的だったね。悲しい場面は悲しく演出されたし…。メタファー的な膨らましも無かった。あまちゃんの大きな流れから言うと、今日はただの状況説明だったね。

なんせ「国民投票」と「ドラマ撮影」という、大仕掛けな場面が二つも同時進行だっので西村武五郎ディレクター先生は息切れしたのかもしれん?笑。←上から目線でスマン!



さて、最後の最後に、真奈がアキの元にやってきて…
真奈「アユミさんがGMTやめるってよ」

あはは。これは明らかに「霧島、部活やめるってよ」ですな。


あまちゃん(再放送)第89回 2015H27/7/17(金)

「アユミさんがGMTやめるってよ」の理由が明かされる。

その前にアバンだけど、アキのNGシーンの回想。
アキ「島田さん、先週シッコしましたよ」
この「シッコしましたよ」は、実は第87回には出て来ないアキのNGバターンの一つ。
すぶん、このセリフを聞きたくて第87回を見直したけど、出て来なくて、なんで?と思っていたけど、実は今日、出ていたのね。がはは。

さて、本題。小さい方の河島が言うには、ハートフルの事務所に匿名で写真付きメールが送られてきたとのこと。そこには宮下アユミと男が写っていた。
河島と水口は、その男についてアユミを詰める。しかしここであゆみを詰めても仕方ないじゃん。問題を起こさないように予め教育指導し、問題が起これば揉み消すのが、河島らの仕事では?がはは。
まぁここは視聴者のイメージするステレオタイプな芸能界っぽい会話を楽しむシーンだから、野暮は言いっこなし…やね。

ハートフルの「恋愛御法度三大原則」には激しくワラタ!

「撮らない。撮られない。ついていかない」

これ恋愛御法度三大原則じゃなくて「週刊誌対策三大原則」じゃん!がはは。

面白いのは、ほぼ無名で一般人のあゆみとその男の写真を、わざわざ撮って送ってくるのは、内部の犯行?に違いないと河島がし言うシーンだ。河島は言う…
河島「これ撮ったの、内部の人間なんじゃねえ?怖っ!アメ女怖っ!」

あまりにステレオタイプなシーンだけど、次のシークエンスで、しおりんと、あゆみのプチ葛藤を際立たせるためには、作劇上必要なステレオタイプな状況設定やったんやね。

あゆみはたった5秒で“熟考”して「辞めます」と言う。早っ!そして…
あゆみ「いいっすわ。平気で他人の足引っ張る連中と頑張るぐらいなら、彼のために頑張ります」って、をいをい!何を“あまちゃん”な事、言ってまんのや。それがザ・芸能界でしょうが笑。

にしても宮下あゆみは登場からして、不穏な感じがあったし、第87回にはフラグもたった。GMTはこれ以降、ベロニカ以外の新規加入は無し。しかもベロニ カは、GMTのコンセプトである都道府県出身者でもないブラジル人やで笑。新規加入は無いかわりに、脱落者もあゆみのみだった(後にアキも脱落する が…)。

宮下あゆみが投入された理由はなんだったのだろう?そもそもあゆみには上昇志向もなかった気がする。まぁここは単にしおりんの、かませ犬だったのかもしれん。

ナンでこんなに宮下あゆみについて書くのか?と言うと、それはもう伝説の、あまちゃん第157回「2013年の紅白」に宮下あゆみが出ていたからだ。

正直、2013年の紅白にGMTとして宮下あゆみを見た時、声が出た。意外だったし、何より乳飲み子がいるアイドルだ爆。詰まらない事を言うと、スケ ジュール的に山下リオさんの都合がついたせいかもしれないが、それでも2013年の紅白に宮下あゆみが出ていた事は印象深かった。2013年の紅白で救わ れたのはユイちゃんだけではなかったのね。なんか、こーいう細かさって、ほんと(・∀・)イイ!よね。



そしてしおりんと、あゆみのプチ葛藤。あゆみの退社で、しおりが繰り上がり、ハートフル(GMT)残留決定となったのだ。
しおりんは、あゆみが自分に席を譲ったのではないか?と激怒する。あゆみはあゆみで、しおりんにだけ、彼氏がいる事を伝えており、しおりんが、あの写真を撮ったのではないか?と疑っていたといたと言う。

普通なら、この葛藤でご飯6杯(一週間)は引っ張れるのに、またも!クドカン先生は葛藤しない。しおりんと、あゆみの双方の誤解だったとわかり、アッサリ 解決する。しおりんは残留、あゆみは彼氏という果実を双方得て満足。いいなぁ!葛藤はなし。ハッピーな結末!でも視聴者、納得で面白がる。

やはり、ずぶんが指摘しているように、あまちゃん以降、ドラマや映画の作劇方法って変わるよねぇ。

あ、アキは、奈落落ちでフェードアウトしたメンバーがいたので最下位で残留となりました。



そして凄いなっ…って思ったのは、この場に乱入した太巻の言い分。

あゆみの言い分に対して…
太巻「だったら辞めなよガール!辞めちまえ!」

太巻「恋愛御法度は、君たちを縛り付けるためのルールではない。若くて、可能性を秘めた君たちに、考えるきっかけを与えてるんだ。アイドルとして、ストイックに生きるか、彼氏と、ズブズブの恋愛に溺れるか。もっぱらズブズブのほうだろう」
アユミ「はい」
太巻「“はい”って言われちゃった。ハハハ!健康な女子ほど恋がしたい、そんな、わかりやすい感情を抑圧してステージに立つ、それがアイドルだ。選ばれた、ひと握りの人間の業(ごう)だ!…ね?あまちゃん?」
アキ「はい!」
太巻「はいじゃない! 今日現場で、NG40回出したんだって?逆に才能だよ。40通りのNG出すなんて」
アキ「すいません。次は必ず…」
太巻「次なんかないよ。君にはこれからいいことなんて何もない。答えは出た。君を必要とする人間は、ここにはいない。…君たち(GMT)もちゃんと落ち込め!若さに誤魔化されるんじゃないぞ」

恋愛御法度の理由とか、河島や水口と違って、太巻はアイドルってモノをわかってる(気がした笑)。そして最後の「君たちもちゃんと落ち込め!若さに誤魔化 されるんじゃないぞ」は意外に感動した。これは確かにいい言葉だ。がはは。「キリン」って漫画に「若さに復讐されるぞ」てなセリフがあったような、なかっ たような笑。

そして、ここで太巻を登場させて、立て板に水でしゃべらせる。凄いなぁ。こんな手法もあるんだと感心した。しかも太巻語りの前半は明るい劇伴。これはいい演出。

しかし、この流れるような太巻節の中で、引っ掛かる違和感。もちろんそれは次の展開のためだけど、アキに対する叱責が度を過ぎているではないか笑。「君に はこれからいいことなんて何もない。答えは出た。君を必要とする人間は、ここにはいない」はかなりキツいぞ。まぁこの真意は、後のお話しで回収されるの で、お楽しみに。

そして出前なのか?なぜか、この場所に居る種市。目撃者であり、そして、あまちゃんという“潜る物語”に呼応するよう、無頼鮨に“潜り込んだ”種市。種市はスパイとし活躍するのである笑。



2009年のハートフルの大晦日ライブ。てかここは「紅白出場」でしょうが!がはは。

年末の「まごころ第2女子寮」にはアキと喜屋武ちゃんの二人だけが残る事に。喜屋武ちゃんのキャラに癒やされます。ハートフルの大晦日ライブは、なぜかPCで見てる。え?ハートフルの大晦日ライブはテレビ中継ではなくて、ニコ生?がはは。いろいろ想像させますね。

種市が、大将に言われて二人のために寿司をまごころ第2女子寮に届ける。そしてアキは急に里心がついて帰省することに。これは作劇上の都合帰省ですね。


あまちゃん(再放送)第90回 2015H27/7/18(土)

本日は凄まじく箸休め的な回。その代わり、久し振りに北三陸の面々が大露出の大サービスの巻〜っ!である笑。

しかも設定は2010年の「元旦」。北三陸は気ぜわしいのか?のんびりお正月なのか?わけのわからん状態である笑。
アキは次々と北三陸の面々と次々と遭遇。まさにサ〜ビスぅ!サ〜ビスぅ!(byエヴァンゲリオン)状態である。

元旦なので、日中からスナックモードのリアス。“リハビリ中”のユイを見つける喜屋武ちゃん。ユイの見た目はまだヤンキー状態のままである。ワラタ。

にしてもヤンキー・ユイ。後にして思えば、ユイにとっては消したい自分の暗黒史ながら、この「やさぐれ」(死語)状態も、ユイの中では、なんちゅうか「め んどくさいユイ」の中の一部で、ユイなりの抵抗というか、拗(す)ねを見破られないための“演技”にも見えるよなぁ。なかなかユイは興味深い存在ですな。

ユイはスナックをふけて…いや仕事があがったのか?…は不明だが、再び「小太りの愛犬家」とつるんで出て行く。にしても小太りの愛犬家、わざわざ駅舎までユイを迎えに来るとは…。マメやね。

アキはヒロシ、そして海女カフェで、いつもの海女クラブの面々と、後輩の桜庭さん(第54回で「ゴキブリっ!」と叫ぶ子=山谷花純さん)と、ふっくらした子(久野みずきさん)にも会う。久し振りやなぁ!

そして喜屋武ちゃんと天野家に。正月なので陸(おか)に揚がったのか?忠兵衛もいる。そして天野家で宴会。いつもの定番・銘酒「海鳴」そして、焼酎か?「夫婦岩」の瓶もあったぞ。両方、呑みたい!

アキはユイにメールで呼び出される。さぁ!何が起きるのかっっっ!