チューニング(調弦)の仕方2 |
●音叉を使ったチューニング
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一般的な440Hzの音叉で合わせる場合は、5弦の5フレットのハーモニックス(☆)の音と一致させます。 ☆左指を5フレット上に軽く乗せ、右手の弾弦直後に、左指を離して音を出す奏法で高く澄んだ音色が出る。 5弦が合ったら、次の順に合わせていきます。
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最後に確認として各弦のオクターブ音を出して合っているか聴いてみてください。 隣合う弦でチューニングしていくため、誤差がだんだん広がっていってしまう可能性があるからです。 |
●ハーモニックスを使ったチューニング
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まず、5弦の音を、音叉や他の楽器を使って合わせるのは上と同じです。
5弦が合ったら、次の順に合わせていきます。
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●一口メモ ○完全な調弦は存在しない。 皆さんは完全に音合わせができないことを信じられないかと思いますが、実はそうなんです。 これはギターがピアノと同じく平均率と言う調律を使っている為なのです。これに対する調律が純正律と言う 調律でこれはある音程を基準に自然倍音から音階を作っていく方法で一つの調性では完全な調律が 可能ですが、24の調全ての音に対しては使えないのです。ですからどの調性でも美しく響く為には均一 な音の配列が必要となってくるからです。その為オクターブを半音を基準に12等分されたのが平均律の 誕生するきっかけとなった訳です。 そこでギターの調律を考えてみた時、ある音を基準に調弦していくと必ずそこに歪が生まれてくる訳です。 したがってどの様に調弦していくかは一流のピアノ調律師と同じようにそれぞれギタリストによって癖があるもの なのです。僕の場合2弦、3弦を若干低めに合わせるようにしています。 |