ローカル局からIC-731を「送信ができないが、直せるならゆずっても」ということで手元に置き、修理を試みることに。
まずは受信部に不具合がないかどうかを調べる。電源を投入し、14Mhz帯を受信をしてみると変なノイズもなく問題なし。
問題の送信をCWモードでおこなう。確かに送信/受信切り替えのリレーは動作しているが、出力はでない。
近くのハムショップに無線機修理用のメンテナンスブックはないかと聞いたが古い無線機のためないとのこと。
無理は承知で、ICOMのサービスマンにお願いして回路図だけでもとコピーをいただく。
ファイナルユニットをあけてみると、プッシュプルTR電力増幅回路のVCC供給用のコイルが溶断。手元にあった銀メッキ線を同じ長さに切り装着。
その他周辺の半田をやり直してテストを行う。
所定電力が出始め、やっと、譲り受ける条件をクリア。
また、fずれが1.2KHZもあるためこれも調整。
次は実際の運用で必要となるCWフィルターの装着。
IC-731の標準オプションはFL-32A。500Hzと帯域が広く、帯域がもう少し狭い新製品はないかなぁ。
定価を他の新しいフィルター:FL-101/102と比較すると高い。
'IC-731'をキーワードに無線関連のHPを検索すると、JQ1UKK、JO3JYE局のHPがヒット。
掲示板に書き込みをし、いろいろとアドバイスをいただく。そこで、International RadioのHPを教えてもらい、適当なものを探す。
同HPで250Hzの物を見つけホクホクしていたが、立ち寄った前出のハムショップで350Hzのものがあるという情報をローカル局からいただく。使用感は非常によく、FL-232にすればとすすめられる。
定価もFL-32Aより安く、店主によれば定価の1割引でかまわないとのこと。
優柔不断な私は、実績があるから大丈夫!と即注文。
「ただし、ピンアサインは同じでも足の位置が若干違うので、自分で加工が必要」とICOM四国の営業マンから電話連絡がある。
そこはアマチュア精神。ミニドリルで穴をあけなおして装着することにする。
IC-731の基盤に開けられた穴と足の位置がわずかに異なりその違いは約1.5mm。4ピンとも開け直した。また、基盤裏のパターンも変わるため、周囲のパターンに影響を与えないように、不必要な個所はカッターで切り取った。
工作時間は約30分。慎重に作業を行えば失敗はありません。
上はSSB用。下が今回装着したCWフィルター。
一度、紙上にフィルターの原寸大を描き、穴の位置をマーキング。
基盤に開いている穴の位置を採寸して同じく紙上にマーキング。
紙から型を切り抜き基板上に置き、改めて位置の確認をする。
あとは、型にしたがってミニドリルで1.0mmφの穴をあけ、基盤裏面の不要なパターンをカット。
フィルターの足に無理な力がかからないように注意して半田付け。
フィルター上面のアップ写真。
型番等がはっきりと写っています。
フィルターの根元に抵抗があり、これがフィルターにあたらないように軽く位置を変えてやる必要があるかもしれません。私の場合、接触しそうだったので変えました。
731の底面写真。
下に見えるのがSSB、CWフィルター。
フィルターを装着した基盤の裏面。
4つの穴をあけた位置は、古いパターンのホットとグランドの中間ある。周囲のパターンを傷つけないようにカッターで処理をする。
大きさは、FL-32Aと同じと見えて、すっぽりと収まります。
後は、基盤にしっかりと半田付けする。
完成です。
使用感はGUD。FILTER ONにするぐっと信号が浮き上がってくる。
コンテスト時にはこれが主戦機。930ともども型は古いが新型はまだいらないかな?