02 オールJA


 2002/04/28-29

 7、8年振りにオールJAに参加しました。
 昨年から移動運用を始め、コンテスト参加を目的として本格的に移動するのはWW以来。国内コンテストとなると初めて。

 設備面から考え、この時期そこそこ楽しめると思われるX21Mにエントリー。

 装備は昨年のWW(SSB)時と同じ。少し変わったのはzlogのボイスメモリー機能を使うために必要なI/Fが確実に動作するようになったぐらい。

 運用地は愛媛県上浮穴郡柳谷村(美川村)に決める。
 標高1400m、周りは大川嶺牧場とよばれ一面緑の牧草に覆われている。現地へ通じる道はよく整備されており自宅から約1時間30分で行ける。
 道すがら牛舎が見受けられるが、寒い間、牛はふもとの牛舎に移動しているためガラーーーンとしている。
 一人で一夜を過ごすのは心細いものだ。
 緊急時の連絡手段は携帯電話か430。今回、当てにしていた携帯電話は充電が不十分で開始前から不安で身が入らなかった。



04/28 15:30
 前日の飲み会がたたり風邪気味。37度強の発熱のためあまり寝られず、重い体を引きずり車に乗り込む。
 実のところ、28−30日にかけて車検のため愛車をディーラーに出すことになっていた。28日にディーラーへ行き代車の確認をすると軽車しかないという。発電機をはじめ機材を積み込むには荷台が狭く、馬力がないためとても山道は登れそうにない。急遽車検をキャンセルして、2週間後に再予約をした。なんとも手際が悪い。

 天気予報は晴れ時々曇り。設営終了まで天気がよければと期待し山を登りはじめる。
 標高1000mにあるスキー場までは薄日が差し、この分だと後400mも大丈夫だろうと思っていた。が、頂上まで残り200mから先は霧雨と横風。道すがら立ち往生している車が路肩に車を止めている。視界が悪い。
 上浮穴郡美川村と柳谷村の村境に着き、ロケハンを開始する。


04/28 16:00
 約30分ほど道沿いの小高い丘にのぼり、コンパスで方角を確かめながら場所を探す。途中、車を転回中に霧に巻かれ、地面から50cmほど伸びた水道管にきづかず、バンパーが接触。運悪くボディーに傷をつけてしまった。幸い、タイヤで踏みつけずにすみパンクは逃れる。出足の悪いことで・・・。
 ロケハンの結果、車の往来に邪魔にならない柳谷村側の牛舎前の広場にテントとアンテナを設営することにする。敷地の周りに張り巡らされた柵の支柱にマストを固定したかったが径が小さく心もとないためあきらめ、いつもどおりタイヤベースで固定することに。


04/28 17:30
 いつものポカリを飲みながらひと息つく。
 設営開始。まずは3エレの組み立て。エレメントを差込、ネジで止める単純な作業だが、霧雨で体温を持っていかれ、手がかじかみ、思うような作業ができない。30分あれば余裕でくみ上げれると思っていたが、40分以上かかってしまった。
 山の天候を甘くみていた。体調が優れなかったこともあるが、午前中に自宅を出発していれば少しは楽だったのではと悔やまれる。

 横風に吹かれながらテントを設営。テントの中に機材を放り込む。次第に霧が深くなる。次はアンテナのマストへの取り付け。
 アンテナをポールに固定して伸ばそうとするも横風にあおられ伸ばすことができない。何とか3段ほど伸ばし休憩していると「ストーーーン」とポールが縮み、2段目のリングが3段目のゆるみ止めのリングをたたく。このためリングがきつくしまってしまい以後緩めることがきなくなる。
 仕方なく、3段目を伸ばすことをあきらめ、4段目を伸ばしてなんとか5mHまで上げ固定する。お世辞にもこんなんじゃー飛びそうもない。
 BR−200でSWRを計ると21.070付近で1:1.1。気休めにはなるか。


04/28 20:00
 テントの中を整理したり、zlogの設定をしているとあっという間に時が過ぎる。夕飯を食べようとふもとで買ってきた「ちらし寿司」を探し出す。ありゃ、荷物にのられてつぶれてら・・・。食べながら、430でローカルを呼ぶ。するとフルスケールで入感。ほ、ほぅ、あたりは見えないけれどロケはいいんじゃないか(^o^)丿。気を良くして「コンテスト中に呼んでください!」と伝える。


04/28 20:40

 やっと731に火を入れ、バンドをスィープする。ん、ん・・・、静かだ。Scはでていないのかぁ?急いでアンテナを振り回す。
 心なしか南東方向から弱いながらScで1,2エリアが入感。CW・SSBを交互に聞くもCWバンドには誰もいない。SSBで1エリアがQSBを伴って聞こえてくる。
 近距離の3,4エリアはGWで強力に入感し、対岸の山口・広島の局にいたっては59++。こうなるとマルチの数が多い7、8エリアの明朝のオープン如何で得点が大きく変わる。

 アンテナの方向を定めてじっくりと聞く。1エリアのクラブ局はパワーが入っているらしく安定して入感するが、移動局は深いQSBを伴っている。日が変わるまでには何とか1エリア以西のマルチを拾っておきたい。
 始まってしまえばコンディションも変わってくるだろうし、マルチだけは確実に拾っておけば形にはなるだろう。

 コンテスト開始時間が近づくにつれ雨脚、風ともに強くなる。時にはテントが揺り動かされ、雨が吹き込んできて寒さを防ぐ毛布が湿ってくる。

 朝まで持つかなぁ。



04/28 21:00
まずはCWをのぞく。ぐるっとダイヤルを回すがちらほらと聞こえる程度。アンテナは南東方向に振り、予定通りScを狙う。
 1、7エリアが弱いながらも聞こえるが、21時台に交信出来たのは19局中18局が固定局。移動局はCWで1局のみ。マルチバンドでエントリーしている局はローバンドで頑張っているからしかたがない。
 近場を除いて信号が強力だったのはJH7XGN。ペースは遅いものの呼ばれている様子。SSBをのぞくとJA1ZLO、JR1ZTTなど常連の大学クラブが捌いている。しかし、信号はあまり強くないようで何度もコールとナンバーを確認していた。
 いつもだったら苦労する39はJA5HBB:CWを呼んでゲット。アクティビティーが高い36,37はだいじょうぶかなぁ?


04/28 22:00
 カップそばを食べて体を温める。カセットガスコンロを持ち込み湯を沸かすが、標高が高いせいかなかなか沸騰しない。遠い昔、理科の授業で習ったような・・・。
 そばを食べながらSSBを聞く。21時台は1、7エリアが比較的安定して入感していたが、22時15分過ぎると、2,3エリアが入ってくるようになった。ローバンドの運用の合間に、ちょっとのぞいておこうと考えた局が出てきたようだ。
 近場の4エリアはGWで強力。バックビームでマルチを拾っておく。
 しっかし、JH4UYBはつよいなぁー。呼ばれているのが聞こえるだけにうやましい。瀬戸内海を挟むと伝播が大きく違うんだよな。
 22時台も同じく、移動局はJR0UUU/1、JG6MDS/7の2局と少ない。この季節に山へ移動するのは寒さを考えるとちょっと無理がある。
 湿った毛布を体に巻きつけてじっと信号を聞く。


04/28 23:00
 そろそろ3エリアをGWで狙ってみるかとアンテナを東北東にコンパスを見ながらふる。聞こえてきてもよさそうなんだが見つからない。
 とりあえず、聞こえる1、2エリアの局を片っ端から呼ぶ。何度呼んでも「?」すら返らない局もいる。じっと聞いていると弱いながらも呼ばれており、パイルになっていても気づいていない。耳が悪いのか、それとも片パスなのか。
 2,3エリアの信号が浮き沈みする中、やっと、24時近くになってJJ3YBB:SSB(22)、JI3VUB:SSB(24)を見つける。
 24時台は呼べど叫べど飛ばず、半ばあきらめ気分でコーヒーを入れて暖をとる。25時前にJS6PXB:SSB:47ができたのが救い。しかし、5938Mとコピーしてもらったが、「38高知ですね!」と何度も言われ、「38愛媛です!!」と言い直すが・・・。
 次第に寒さと疲れで頭がぼーっとしてきた。明日の朝のオープンに期待して寝るか。

 途中経過。

<時間ごとの累積交信局数>

        21       ALL

 [21]   19        19
 [22]   25        25
 [23]   39        39
 [00]   48        48
 [01]   49        49

<時間ごとの取得マルチプライヤー>

[21 MHz]
 [21] 04 10 14 40 03 09 13 12 15 11 07 02 35 30 06 39 33
 [22] 31 25
 [23] 20 08 18 22 44 24 28
 [00] 27 47

 テントに横になったものの、雨風が強く、雨音がうるさくて寝れたもんじゃない。また、アンテナを上げているポールが横風で揺られて縮み、「ドォーーーン」という音がする。たまらず、ポールを縮めてロープで固定。
 テントを抜け出し車の助手席で寝ることにした。暖房をつけてうとうと。時折、フロントガラスをたたく雨音で目がさめる。


04/29 05:40
 寝れぬまま朝を迎える。あたりは霧が立ち込め視界はゼロ。何も見えない。
 雨もしとしと降っており最悪の天候。

 コーヒーを沸かし、体をあたためながら心を落ち着かせる。


04/29 06:00

 気を取り直して無線機の電源を入れる。昔の記憶では7,8エリアがそろそろ入感してくる時間。アンテナを北東に振ってその瞬間を待つ。
 6エリアの局も同じことを考えているようで、バックScでJF6YGG(40)が聞こえる。また、41:佐賀も聞こえ何度も呼ぶがあちらではコピーできない様子。そのまま消えていった。


04/29 06:45

 突然、JA8CDT(103)がCWで強力に入感。一発でコールバック。急いで8エリアを探す。JH8RHO、JF8NOR、JA8CEAをSSBで見つけるも各局103。スポット的なオープン。残念ながら他の支庁は聞こえず。ほんの10分のオープンで終了。
 あきらめ気分でSSBをもう一度聞くとJD1BIA(48)がCQを出している。パイルになっている雰囲気はなく難なくゲット。まさか48が埋まるとは思ってもみなかった。


04/29 07:00

 CWでじっとダイヤルを回していると8エリアがまた浮かんできた。今度は103ではなく、JK8DCV(105)、JI8XLD(108)、JR8YBD/8(109)、JH8SLS(106)と立て続けに交信成立。このままビッグオープン??かと期待感が湧く。
 悪天候もこのままオープンしてさばいていれば忘れることもできる・・・・。
 JK6SEW(46)、JH4UTP(31)など常連が入感し、パイルをさばき始める。
 そして待望のJA5EWH,JH5OXF(38)が呼んでくれる。今回のコンテストでは5エリアのマルチは38,39のみ。36,37ができなかったのは以外であった。


04/29 08:00

 8エリアがまたもやフェードアウト。7エリアのJA7NPV(03)がローカルなみの信号で入感するも他の7エリアの局は聞こえない。不安定なコンディションが続く。

 だらだらとビッグオープンに出会うことなく、10:00過ぎの8エリアの3度目の短時間オープンでマルチを埋める。
 そして、JI2ZLX/?が呼んできたときに突風が吹き、テントごと飛ばされる。応答もできず、周辺機器が壊れないように必死で支える。幸い壊れはしなかったが、あまりの恐怖にみがすくむ。ラジオで天気予報を聞くとこれから崩れる模様。残念だが今回は途中リタイアを決意。
 11:00過ぎ再び雨脚が強くなる。時間をかけて慎重に撤収作業にはいる。聞こえる局を呼びながら周辺機器を片付けていく。最終交信は11:29。

 撤収は順調にすすみ13:00前に下山を開始する。スキー場あたりではやはり薄日が差し始め、山の天気の違いを思い知らされる。

 <時間ごとの交信局数>

        21       ALL

 [21]   19        19
 [22]    6        25
 [23]   14        39
 [00]    9        48
 [01]    1        49
 [02]    0        49
 [03]    0        49
 [04]    0        49
 [05]    0        49
 [06]   14        63
 [07]   18        81
 [08]    6        87
 [09]   12        99
 [10]    8       107
 [11]    4       111

Total  111       111

<マルチプライヤーの獲得状況>

        21       ALL

 [21]   17        17
 [22]    2         2
 [23]    7         7
 [00]    2         2
 [01]    -         -
 [02]    -         -
 [03]    -         -
 [04]    -         -
 [05]    -         -
 [06]    4         4
 [07]    9         9
 [08]    1         1
 [09]    2         2
 [10]    1         1
 [11]    -         -

Total   45        45

<時間およびエリアごとの交信局数>

[21 MHz]
         1     2     3     4     5     6     7     8     9     0    合計    累積
 [21]    8     -     -     2     1     1     5     -     1     1     19      19
 [22]    1     -     1     3     -     -     1     -     -     -      6      25
 [23]    5     2     2     -     -     1     2     -     1     1     14      39
 [00]    5     -     1     1     -     1     1     -     -     -      9      48
 [01]    1     -     -     -     -     -     -     -     -     -      1      49
 [06]    3     1     2     1     -     2     -     4     -     1     14      63
 [07]    -     -     3     2     2     2     1     5     1     2     18      81
 [08]    2     1     -     1     -     -     2     -     -     -      6      87
 [09]    -     1     4     3     1     2     -     1     -     -     12      99
 [10]    2     -     -     1     1     -     -     4     -     -      8     107
 [11]    1     1     -     -     -     1     -     -     -     1      4     111

Total   28     6    13    14     5    10    12    14     3     6    111

<時間ごとの取得マルチプライヤー>

[21 MHz]
 [21] 04 10 14 40 03 09 13 12 15 11 07 02 35 30 06 39 33
 [22] 31 25
 [23] 20 08 18 22 44 24 28
 [00] 27 47
 [06] 46 23 103 48
 [07] 105 108 109 106 32 112 42 29 38
 [08] 19
 [09] 43 26
 [10] 104

JS1HIRさんのマルチ集計君を使っての詳細結果。TKS TO HIR。

     <時間,マルチプライヤーごとの交信局数>
     [21MHz]
           11111111111111                                                 
           000000000111110000000011111111112222222222333333333344444444445
           123456789012342345678901234567890123456789012345678901234567890 Total
     [21]  ..............111.11.1121121..............1..1.1...11..........   19
     [22]  ...................1...1.............1.....1...2...............    6
     [23]  ...............1...11.2..3....1.1.1.1...1...............1......   14
     [00]  ...............1......2..1.2...........1...1...............1...    9
     [01]  ...........................1...................................    1
     [02]  ...............................................................    0
     [03]  ...............................................................    0
     [04]  ...............................................................    0
     [05]  ...............................................................    0
     [06]  ..3............1.....1..11......1..1.1.....1........1.....1.1..   14
     [07]  ....11.11..1...1....2................1.2.1.11.....2...1...1....   18
     [08]  ...............1..1...1...1....1.............1.................    6
     [09]  .....1........................1.......13.....1.2..1....11......   12
     [10]  ...1.2.1...............11......................1..1............    8
     [11]  ....................1.1.........1..........................1...    4
     [12]  ...............................................................    0
     [13]  ...............................................................    0
     [14]  ...............................................................    0
     [15]  ...............................................................    0
     [16]  ...............................................................    0
     [17]  ...............................................................    0
     [18]  ...............................................................    0
     [19]  ...............................................................    0
     [20]  ...............................................................    0
     Total ..3114.21..1..161.2342743634..213.111316111413.6..412.112.221..  111
           11111111111111                                                 
           000000000111110000000011111111112222222222333333333344444444445
           123456789012342345678901234567890123456789012345678901234567890
     Mult  ..****.**..*..***.**********..***.************.*..***.***.***..   45
<結果>
参加部門 X21M
 バンド  交信局数  得点  マルチ
   21 MHz      111       111      45
  合 計       111       111 ×   45  =  4995

 更新中・・・・


コンテスト