農業大学校のパワースポット!? ~その3~ 「金龍桜」

 農大が管理する東野園地のなかに、「金龍桜(きんりゅうざくら)」と呼ばれる桜があります。
 金龍桜は、もともとは大阪府にある金龍寺に植えられていましたが、松山藩主・松平定行の弟の桑名城主松平定綱が、桑名松平家菩提寺の照源寺(三重県桑名市)へ分植したそうです。照源寺の桜は昭和9年に国の天然記念物に指定されましたが、昭和34年の伊勢湾台風の被害を受け枯れてしまいました(国の天然記念物の指定は取消)。
 東野園地は、元愛媛県知事久松定武氏邸跡であり、昭和45年に松平家の末裔(まつえい)である久松氏が照源寺の枯れた原木の脇から出ていたひこばえを譲り受けて植えたものだそうです。
 一つの枝に一重と八重の花をつける珍しい桜の品種だとか。じっくり観察したいですね。

2022年08月31日