第65回 城内上映
 この夏、「遍路宿」で旧作フィルムを映写したが、こんどは「古城の一郭」での上映が計画されている。
 制作者としても有難い晴れの舞台であるが、企画当事者側も映画そのものが「松山城」を主題とした「古城再現」とあれば当然の成り行く「帰着案」であったと納得できる。
 私個人のことに及んで恐縮ながら、三百有余年の昔、わが先祖 鍔屋小右衛門は城内(天守内か?)階段に於て転落、「身体障害」となると共に士分廃嫡、と過去帳にある。
 その末裔たるものが同じ天守に於て「拙作公開」しようとは。(真偽不詳) なんたる深き因縁ぞや。
上田雅一のシネマなページ