第64回 動から精へ
 ざっと今から40年前、昭和42年のころには考え及ばなかった「物ごと」が平成の御代ともなれば実現する。
 当時、カタカタと撮った8mm映画、あの微小なフィルム画面の「齣」が、拡大静止写真として「複写」「複製」できようとは。
然も、出来は上々でピントも、色調も全く損なわれる事がないのだから有り難い。そこで浮かんだアイデアが次の如きもの。
 稚作「古城再現」の「名画面」を選んで披露公開しよう。
 8mmフィルム原板から、反転、プリント、複写という技法は古いし、好結果は得られない。まず、8mm原板映像をビデオにダブング、ついで「ビデオ・プリンター」にて映像を複写する。斯くすれば、動的な連続画面も要所、勘所を注視することの出来る「分解写真」の作成も可能であろう。
 この「静止分解」という映像技術は、目的、運用如何によっては幾多の活用分野があると思う。
 変わった用い方などあれば、ぜひともご教示をお願いするものである。
上田雅一のシネマなページ