第57回 『紙上上映-其の弐- 古城再現 評抜粋』
 去る2003年7月、拙作「古城再現」を早稲田大学理工学部において教材上映した際、提出された回答400枚よりアトランダムに回答(感想)数点、ここに抜粋転載する。(敬称略)
 「四季という時間の経過を花やその季節特有の天候を挿入、城の完成までの時間の経過を示している」(塚野 雄大)
  「この作品の優れている所は、その圧縮(編集の過程で、見る人に時間のながれの不自然な飛躍)を感じさせなかった点にあると思う」
 「そして視覚に心地良く響くのを感じたときはさすがだと思いました。時にタネを全て飛ばし終わった数本のタンポポに囲まれて1本だけ真っ白な帽子をかぶった花を春風に揺らいでいた場面などは頭に焼き付いて離れない」(戸田 龍)
 「普段、日常では見られないであろう天守閣の復元過程という非日常がみられた、さまざまな職人によるその工程はとても興味深いもんだった。小天主はとても美しかった。そのような工程を作者はとてもよく、そしてリアルに撮影していると思った。そこに感動した私にかけているものがそのような情熱や集中力だと思っていたので、これがそのことなのだと考えさせられた。映画つくりも、工学も研究もおなじだと思った。」(赤井 侑史)
8mmフィルムよりプリント
骨格すすむ 作業場
遠く瀬戸内 屋根
服部勝吉氏 屋根工事
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