第20回 『著作権』
 今夏、「歴史文化博物館」で上映予定の拙作フィルムのBGMが「音楽著作権法」に抵触するため、その対応に難渋している。
 場合によってはフィルム磁気帯から音声を削除しなければならぬ。さすれば、全くの先祖返りである、その昔の活動写真に先祖返りである。つまり、「映像で語り掛ける」純粋映画への立ち戻りである。
 拙作「古城再現」の場合、その語りのバックに流れる謡曲羽衣、これとても違法となるのだ。その「語り」とバックに流れる謡曲が重なるため、これとても違法。
 如何なる処理方法があるか、現段階では明確ではないが、上映本数は減少するし、音声は変改され、もとのウブな姿は失なわれるのではあるまいか。その逆であればよいが。
上田雅一のシネマなページ