第15回 『審査評』
 1970年メルボルン発信の手紙が英文ゆえに、読まれないまま今日に至っていた。
このほど翻訳してもらい、33年目にして自作映画に対する評価を知った次第。
 作品名「土の暦」に対して7名の審査員が懇切丁寧に書きつけたジャッジペーパー。
「米の生育に関する素晴らしい洞察がある」
「自然と人間の結び付け方が良い」
「素晴らしい出来ではあるが、残念な欠点がある。この種の映画の場合カメラ移動は、揺れてはいけない。色使いが違っていればもっと良い映画になったであろう。」
「取り上げたテ−マは最も興味深い。すべての人が領主制を理解するとは思えないが、お米の収穫に立ち会ったのだ。素晴らしい出来!」
審査員のひとりは、「私たち夫婦は、昨年美しい日本を訪れました。あなたの映画はその時の思い出をよみがえらせてくれました。」とあり「OMEDETO GOZAIMASU」}と書き添えられてあった。
上田雅一のシネマなページ