| 第11回 『藤田嗣治監督』 |
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| 1966年以前の松山を舞台に藤田嗣治画伯がPR映画「子供の日本」を制作、当時番町小学校生徒たちの出演演技し中の川のロケ風景を望見し、一円カメラで撮った写真が残されている。 |
| 然るに外務省が海外むけに作った観光宣伝映画がその目的をいかに果たし、どのような成果を挙げたかは不明である。当時の報道に寄れば「国辱的な作品を送るべからず」との声もあった、いっぽう海外向けグラビア刷りパンフレットも流布されている。 |
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| 昭和10年 中村町ロケ「こどもの日本」 |
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| 真否も不明であるし、プリントそのものも杳として行方知れずだった。 |
| 撮影現場の目撃者としては、諦めきれず、その後も報道関係者にもしぶとく「世界のどっかに有る筈だから」と頼み続けたのであった。 |
| 3年前、東京美術館フィルムセンター発行のパンフレットに「現代の日本−子供篇」(35mm、白黒、日本語版、字幕なし)とあるではないか。 |
| これぞまさしく60年来尋ね求めていた幻の映画そのものではないか。 |
| 小学2〜3年生だった二神くん、相原くんらが、そして女学生の田村さんも画面に脈動しているに違いない。何としても一日も早く観たい、遠い昔を見つめ直したい。 |