第3回 『無断転々・・・』
〜自分史を自費出版せる年の老い〜
自費出版のホームページに「第4回自費出版文化賞」の情報が載る。わが「シネマな面々」は最終審査の結果では入賞どまりであった。残念無念、長蛇を逸したのだ。
http://www.xxxxxxx.com/
 このページを目にして魂消た。チッポケな心臓がドッキンと鳴った。つまり、わが著書「シネマな面々」の一部と写真14葉が無断盗用されているのだ。これぞ正しく著作権侵害である。その拠って以って生ぜし根源は何処なるや。
 そこはそれ、逆探知も容易。たちまち浮かぶ元凶と思しき相手に対し即、抗議メール発信。
 「これはまさしく私の出版した『シネマな面々』からの無断転用であり・・・(中略)・・・何らかの回答を寄越されたし」受けた当人の心臓もドキリとしたに相違ない。
 「・・・(中略)上田さまの文献を本屋で発見したときは感動でした。ただ上田さまが必死で書き上げ収集した画像ですから、もし問題があるようであれば『シネマな面々より』などの記述や、写真の削除、または文面の変更などいたしますが、どうしたらよいでしょうか??」
(結局は本と著者名を該当個所に添記することで決着したが)
転用文章の中に淀川長治氏の『あたたかい松山』のエッセーがある。これは「序文」らしからぬため、天下の淀川先生に対して失礼にも”書き直し”願った玉稿だった。その後、同稿は「松山百点」に譲り、更にそののち『シネマな面々』に採録。再々転載という次第である。
上田雅一のシネマなページ